5000年の歴史に裏付けされた重みのある言葉
ユダヤ人といえば、頭がいい、お金持ちが多い、実直、シビア、そんなイメージがあります。
(漠然とですが)
歴史的な観点から言うと、ユダヤ人の方は迫害と弾圧を乗り越えて生きてきたという、すごく過酷な運命を歩んできた過去があります。
そういった話は、いろんな書籍や動画などで語られているので、僕がここで書くよりも詳しく知ることができます。
記事の最後に「ユダヤ人の教え」が学べる参考書籍を紹介しますので、興味のある方は読んでみて下さい。
今日はその中でも、僕がユダヤの言葉の中で大好きな「金言」を1つご紹介したいと思います。
ユダヤの言葉は、実生活でもすぐに役立つような興味深い言葉が多いので、実生活に役立つと思います。
そして、僕なりの解釈を書いてみますので、参考にしてもらえばいいかと思います。
もちろん、僕の個人的な解釈ですので、正しいか間違っているかということではなく、参考程度に読んでもらえばいいかと。
紹介する金言を自分なりに解釈して実生活に役立ててもらえれば幸いです。
個人的に好きな「ユダヤの金言」
賢人とは誰か?「あらゆる人から学べる人」
強い人とは誰か?「感情を抑えられる人」
豊かな人とは誰か?「今あるもので満ち足りている人」
愛される人とは誰か?「人を褒める人」
この言葉が僕の大好きな金言です。
僕なりの解釈を書いていきますね。
・賢人とは誰か?「あらゆる人から学べる人」
立場が上になる、出世する、年長者になる。
人はどんどん立場が変わっていきます。
そうなると、立場が下の人や全く別世界の人から「学ぶ」ことができなくなってしまいます。
部下、若い新人、異性、年寄り、近所の人、親戚の人、兄弟、親、コンビニの店員。。。
いろんな人が周囲にいるのに、その人から何か学びとろうと思えないのです。
と、いうよりは周囲にいる人に注意を向けていないのです。
そもそも他人に興味を持って「見て」いないと、学ぼうにも学べませんしね。
あらゆる人から学べる人というのは、偏見を持たずにいいものはいいと言える真っ当な思考と、他人を興味深く見つめられる観察眼がある人ということになるかと思います。
・強い人とは誰か?「感情を抑えられる人」
人間は「喜怒哀楽」の感情が表に出やすい生き物です。
そこがまたたまらない魅力でもあるのだとは思いますが。
感情が表に出ない人は「人間味がない」などと言われがちで、どちらかと言うと感情豊かな人の方が愛されるように思う人も多いかと思います。
もちろん、いつも能面のようなポーカーフェイスでいるのは「何を考えているのか分からない」ので、どうかと思います。
でも、ここ一番で感情を抑えられるかどうかはビジネスの現場でも重要です。
相手の理不尽な要求に感情的に怒りを表現するのがいいのか、穏やかにやり過ごすのがいいのか?
相手の負のパワーに負のパワーで対抗するのは、あまり良い結果にはなりません。
穏やかにやり過ごしたのちに、冷静に相手を説得していく。
世の中は、感情をより多く出した方がなぜか反動でマイナス方向に行くことが多いです。
怒りを怒りで返されると、その怒りの正当性を認めた形になるのでしょうか。
怒りを穏やかにかわすと、その怒りを出した方の後味が悪くなる感覚です。
なので、本当に強い人はどんなに怒りを感じてもそれを抑えられる=最終的には自分が優位に立つということではないかと思っています。
負の感情だけではなく、喜びも気をつけなくてはなりません。
喜びを表現している横で、じつは苦々しく思っている人がいるかもしれません。
入試の合格に思わずはしゃぎ回っている横で、不合格になった友人がいたらどう思うでしょうか?
感情をストレートに出すことがどういうことになるのか?を常に気を配る。
これが「強い人」であるのではないかと思います。
・豊かな人とは誰か?「今あるもので満ち足りている人」
豊かさとは「絶対的」なものではなく「相対的」なものであるということですね。
年収300万円の人は年収500万円の人を見ると羨ましくなり、
年収500万円の人は年収800万円の人を見ると羨ましくなり、
年収800万円の人は年収1200万円の人を見ると羨ましくなり、
年収1200万円の人は年収2000万円の人を見ると羨ましくなり、
そして、年収240万円の人は年収300万円の人を見ると羨ましく感じます。
車を既に持っているのに、友人が購入した新車を見て「次のボーナスで買い換えようか…」と思ったり、
十分お腹いっぱいなのに、もっと高級なレストランで食事がしたいと願う。
それは、すべて「相対的」な価値観です。
今、持っているもので「満ち足りている」と思えばこれほど幸せなことはありません。
それは、情報が人間の貧しさを作り出しているのではないかとさえ思えます。
より高級なレストランの情報さえ知らなければ、ひょっとしたら今の生活に満足しているのかもしれません。
いつも、「十分足りてます。ありがとうございます」というだけで、豊かな気分に慣れるのではないでしょうか?
毎日命の危険にさらされることなく生きていけるだけで、十分豊かな生活だということです。
「足るを知る」
この言葉も大好きですが、足るを知ると、不思議なことにどんどん豊かになっていくということですね。
・愛される人とは誰か?「人を褒める人」
人を褒めると言うのは難しいです。
人のあらを探す方が簡単ですものね。
僕は、営業の仕事をした時に当時の上司から「人を褒める練習をしろ」と言われて、同期で入社した新人2人で向き合ってお互いを交互に褒め合うというロープレをしていたことがあります。
これ、相当地獄でした(笑)
褒めるのも、褒められるのも恥ずかしくてたまらなかったです。
それぐらい人を褒めるのって難しい。
でも、人を褒める人って「最強」です。
人を褒める人を誰も攻撃してこないのですよ。
つまり、「攻撃は最大の防御」ではなく、「褒めるは最大の防御」なのです。
攻撃されないということ=愛されている
僕はいつもそう考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ユダヤの金言・格言はもっとたくさんあります。
そのどれもが歴史に裏打ちされた「真理」であるような気がしています。
真理であるがゆえに、またいろんな解釈ができるのかとも思いますが。
もし良ければ、参考までにオススメの書籍を紹介しておきます。
ユダヤの知恵が学べるかと思います。
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