お客様の年齢層が偏っている営業マンはいませんか?
営業をしていると、お客様の年代によって得意・不得意が出来てくるものです。
もし、自分の顧客リストをみて、年代が偏っていたとしたら要注意です。
それは、「その年代の人にしか受け入れられてない」ということなのかも?しれないからです。
例えば、お客様が自分と同年代だといいけど、年配の人は苦手。
年配の人からは好かれるけれど、若い人とは話が合わない。
若い人なら得意だけど、どうも同年代の反応が悪い。
こんな感じで年代ごとに得手不得手が出来てしまうと、営業成績が安定しません。
やはり、営業マンならどんな層にも受け入れられないと成果に結びつきにくくなります。
なぜ年代別にバラツキが起こるのか?
話す内容や、年代ごとの特徴に理由を求めるのが一般的です。
もちろん、それもあります。
ただ、もっとシンプルなことでお客様に受け入れられているかどうかが決まることがあります。
それが、「話すスピード」です。
話すスピードがその年代にマッチしてないと、お客様は聞く耳を持ってくれません。
これは、家族や友人同士の会話でも同じ。
もし、「最近子供たちが話してくれなくなった…」なんて寂しい思いをしている人がいたなら、話すスピードを変えれば、もっと円滑にコミニュケーションが取れる可能性が出てきます。
どのように話すスピードを変えていくのか?
僕が営業を始めた時は、とにかく「ゆっくり話せ」「早口でまくし立てるな」と教え込まれました。
普段のナチュラルスピードで話していたのでは、早すぎると指摘を受けたものでした。
ゆっくり話すというのは、技術的に難しくて、相当練習してマスターしたのを思い出します。
ただ、どのお客様にも同じスピードで話していたらダメだと気づいたのは最近の事。
きっかけはYouTubeでした。
人気があって登録者数の多いユーチューバーは、その多くがとても早口で話しています。
ゆっくり目に話しているユーチューバーでも、ジェットカットで余分な間をガシガシ削っていく動画編集をしていて、テンポは速い印象です。
つまり、今、YouTubeを見ている世代はみんな早口に慣れているのです。
YouTubeをよく見る若い世代に対して、ゆったりとした口調で話すとイライラして聞きたくなくなるのではないか?という仮説が生まれました。
そして、知り合いの営業マンたちを観察して、ゆっくり話す人、早口で話す人、の顧客状況を見てみました。
すると、やはりゆっくり話す人には年配のお客様が多く、早口で話す人には若い世代のお客様が多かったです。
実際に本人たちにも聞いてみると、案の定、
ゆっくり話すタイプは「若い人が苦手」
早口で話すタイプは「年配の人が苦手」
という答えが返ってきました。
ということは、若いお客様には早めのテンポで、年配のお客様にはゆったりとしたテンポで話す方が受け入れられやすいということで間違いないと思います。
とはいえ一本調子はNG
若い人には早く、年配の人にはゆったりと。
これはおそらく間違いないかと思いますが、だからと言って一本調子ではいけません。
ゆったりメインで商品説明する時だけテンポアップするとか、早い口調で話しているけど、相槌を打つときはゆっくり深くうなづくなど、緩急を使っていくことが大切です。
一本調子ではお客様の印象に残らないし、話す緩急をつけた方が楽しく知的な印象になるのです。
まとめ
お客様の年代によって話すスピードを変えていくことが、意外と営業成績につながっている場合があります。
話すスピードを自在に操るのはかなり難易度は高く、そう簡単にできるものではありません。
まずは、完璧でなくてもいいので、年代によって意識的に話すスピードを変えてみることから始めてみることをお勧めします。
その効果に驚くかもしれません。。。
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