時短、リストラ、残業カット。工場勤務の人には厳しい時代
2020年に突然勃発した「コロナショック」
未知の感染症の恐怖が、ここまで僕たちの生活を変えてしまうとは、全く予想ができませんでした。
ここまで経済がストップすると、製造業も作っても売れないし、そもそも作る材料が不足している、などといったことから多くのものづくりの現場では生産がストップ、または大幅に減産体制をしくことで対応しています。
そのため、時短勤務、非正規雇用社員のリストラ、残業カットなど仕事自体の減少に歯止めがかからない状況です。
工場勤務の人の収入は減る一方
そのため、工場勤務の人の収入は減る一方です。
ある自動車部品メーカーの工場勤務の僕の知人は、
「基本給が時短のため3割カット、今まで結構な額をもらっていた残業代と夜勤手当はほぼゼロ」
と言っていました。
彼は30代で昨年の年収が670万円ほどあったのですが、今年はどれだけ下がるか分からないと嘆いています。
工場勤務の人の収入は、残業代や夜勤手当といった変動費的な報酬が大きなウェイトを占めるので業績が悪くなったり、このような社会情勢になるとダイレクトに収入減に跳ね返ってくるという特徴がありますね。
つまり、今後は収入が下がる要素はあっても上がる要素はないということです。
モノづくり日本を支える仕事なのに厳しいですね。
将来的にも悲観的な予測が
工場勤務の仕事自体にも実は、悲観的な予測があります。
今後、AI技術が進歩していくと工場では人間が働くことがなくなるという予測がされています。
今までの歴史でも、農業機械が発達して農業従事者が少なくて済むようになったり、工作機械の発達により熟練工の職人が不要になったりといったことは起こってきてます。
これからの工場にもAIが入り込んでくると、工場勤務の人は不要になる、という予測も納得できてしまいますね。
そもそも、工場の数自体も国内にここまで必要なのか?という声もあります。
生産拠点を海外に移している企業はたくさんありますが、まだまだ日本国内に多くの工場があります。
国内向けだけに製品を供給しているメーカーならメリットがありますが、これから人口が減っていく日本国内でどれだけの数を売ろうとしているのか?という問題もあります。
世界に市場を求めるならば、何も日本国内で工場を稼働させる必要はないというわけです。
つまり、今後はどんどん工場が閉鎖されていく可能性があるということです。
今こそ副業を始めるべき…でもどうすればいいの?
このような状況になってしまった以上、これから先に会社からもらう給料だけで暮らしていくことにはリスクがあります。
では、どうすればいいか?
結論から先に言うと「副業をしましょう」ということになります。
僕が社会人となった平成のヒトケタ時代は、副業などという概念はほとんどなかったです。
副業をしているのは「すごくお金に困っている人」「怪しいビジネスに手を染めている人」といった悪い印象を持たれたものです。(今となっては信じられませんけど…)
令和になった今では、副業は当たり前。
副業禁止規定のある会社は「時代遅れ」というような印象です。
でも、いざ副業をしようと思うと、どうでしょう?
どうやって?
なにを?
すればいいのかわからないですよね。
工場勤務の人に人気の副業を解説
この記事では、工場勤務の人に向いている副業をご紹介します。
もちろん、怪しい話ではありませんよ(笑)
副業で失敗しないために、工場勤務の人がやりやすいと思われる副業を解説していきます。
人には得意・不得意があるので副業選びも得意を活かす
当然ですが、人には得意・不得意があります。
僕にも得意・不得意があるので、工場勤務の人に人気の副業が僕に向いているかと言えばそうではありません。
僕は、サラリーマン時代副業で年間140万円ほど稼ぎました。
業種は、行政書士業務でした。
その後、会社を退職して独立しました。
ハウスメーカーに勤めながら、空いた時間に行政書士業務をこなしてそれだけ稼いだのです。
ただし、これは
- 営業職という比較的ルーズな勤務体系
- どこへでも走り回れるアドバンテージ
- 平日に休みが取れる住宅業界
- 少なからず関連業務だったこと
- 許認可申請などの書類作りに慣れていた
などという僕ならではの状況がありました。
工場勤務の人は、勤務時間も厳密に決まっているし、働くところも決まっています。
なので、工場勤務の人に僕と同じ副業をオススメできるわけではありません。
逆に、工場勤務ならではの「副業の働き方」があるのです。
と、言うよりは、工場勤務の人こそ副業にめっちゃ有利な環境だと思っています。
工場勤務の人が副業に有利な理由
では、なぜ工場勤務の人が副業に有利なのか?理由を3つ挙げます。
勤務時間がキッチリしている
これは、すごく副業をする上で有利です。
僕のような営業職は、仕事の時間が決まっているようで決まってないものです。
暇なときはすごく暇で1日何もすることがないのですが、忙しい時は夜中でも休みの日でも朝早くでも仕事をしている感じです。
休みの日でもお客様からガンガン電話やメールが入ってくることもあります。
そうなると、副業をする時間も不安定になってしまい、締め切りのあるような副業は出来なくなります。
その点、工場勤務は仕事の時間がキッチリ決まっているので副業のスケジュールを組みやすいです。
もちろん残業や休日出勤もあるでしょうが、営業職に比べれば格段にキッチリしていると言えます。
副業も計画的に進められるので、この勤務体系は副業に向いていると言えます。
体を酷使する仕事が減った
昔は、副業といえば、アルバイトを掛け持ちでやるとか、訪問販売のようなことを空いた時間にやるとか、その程度でした。
今ではネット環境も整い、誰でも一人で副業を始めることが出来ます。
体力的にきつい工場勤務の現場でさらに副業も体を使う仕事だと、正直体力が持ちません。
今は、体力を使わなくてもできる副業が増えましたので、現場仕事である工場勤務の人にはまさに追い風の時代だと思います。
また、最近では工場もオートメーション化されて、町工場のような体力仕事も少なくなってきたという側面もあります。
副業で稼ぐ情報が無料でたくさん手に入る
今では副業で稼ぐ情報が、無料でたくさん手に入ります。
Googleで検索すれば副業のノウハウもたくさんヒットしますし、YouTubeでも動画で副業のノウハウを解説しているコンテンツもたくさんあります。
ちょっと前までは、怪しげな情報商材を何十万円もかけて購入して、しかもクソみたいな詐欺まがいのコンテンツだったということが横行していました。
今では、とても優良なコンテンツが無料で誰でも手に入る時代です。
工場勤務の人に限りませんが、特に大きなコストをかけてリスクを負ってまで副業に関する情報を入手する必要は無くなりました。
そういう訳で、工場勤務の人こそ、副業を始めるべきだと思います。
工場勤務の人にオススメの副業
工場勤務の人にオススメの副業の条件
では、そんな工場勤務の人にオススメな副業とはどういうものでしょうか?
工場勤務にオススメな副業の条件は
- 自宅できる仕事
- 1人でできる仕事
- 初期費用がかからない仕事
この3つが大事なポイントです。
僕がやっていた行政書士業務は、役場へ出向いたり、お客様の家に訪問したり、地元自治会長と折衝したりと結構外に出ていくことが多い仕事です。
工場勤務で、夜勤などがあったり、日中外を出歩きにくい仕事の場合は、副業は、自宅で一人で完結する仕事がベストです。
また、初期費用もかからないリスクの少ない仕事が最適です。
工場勤務の人へオススメの副業その① ホームページ制作
副業が盛んになったということは、個人でビジネスを立ち上げている人が多くなったということです。
そのため、個人でもホームページをアップするのは当たり前の時代になりました。
WIXとかjimdoといった無料でも作成できるホームページサービスもありますが、テンプレート通りに作るだけでは、個性が出ないので、オリジナルでホームページを作りたいというニーズはあります。
ホームページ作りのスキルを身につければ、副業として十分に成り立つ収入が見込めます。
今は、クラウドワークスやランサーズといったアウトソーシングサイトで仕事を受けることも可能ですので、チャレンジする価値はあると思います。
「と言われても、ホームページなんか作ったことないし」
という人も多いと思います。
もちろん、最初は誰も作れません。
僕は、自分で「シリウス」というソフトを使って自作でホームページを作りましたが、これもネットの情報と付属のマニュアルを見ながら作った感じです。
ただ、副業にするなら、ある程度はしっかり学んでおかないとダメかとは思いますので、ホームページ作りを学ぶ方法について紹介したいと思います。
ホームページ作成スキルを身につけるための学び方
独学で学ぶ
シンプルですね。
独学で学ぶという方法はなんといってもコストがかからないので最高です。
ただし、挫折しやすかったり、わからないところなどが出てきても質問できなかったりするので、サボっちゃいそうな人には向かないかもしれません。
独学で学ぶなら、本屋さんなどでテキストを購入してきてもいいのですが、いわゆる「教材」を購入して勉強するのが良いと思います。
本屋で売られている書籍よりは詳しいし、動画解説などもついている場合もあるので、オススメですね。
ホームページ作りなどを学べるオススメ教材を紹介します。
楽パソDVD( HTML・CSSホームページ作成編)
1万円以下でホームページ作りが学べる、コスパの良い教材。
HTMLとCSSに特化して学べるので、最短でホームページ作りが学べます。
初心者のためのホームページ作成完全マニュアル
こちらは3千円代で購入可能な教材です。かなりリーズナブルな教材。リンクを貼っておきます。
【動画解説183分】初心者のためのホームページ作成完全マニュアル入門書オンラインスクールで学ぶ
教材などを使って独学で学ぶ自信がない人には、オンラインスクールがオススメです。
独学で学ぶよりは費用はかかりますが、比較的に短期間にスキルが学べて、お値段もそこまで高額ではありません。
カリキュラムもしっかりしてるし、質問なども受け付けているので手っ取り早くスキルを身につけて、副業を始めたい人には最適です。
ホームページづくりを学ぶのオススメオンラインスクール
株式会社 Dーing
コードキャンプ株式会社
スクールに通って学ぶ
文字通り、プログラミングスクールなどに通って学ぶ方法です。
ただ、正直、あまりオススメしません。
学生の人などならガッツリとスクールに通って勉強するのもいいのですが、工場勤務をしながら、さらに時間を使ってスクールまで行って、高額な授業料を払って学ぶのは、ちょっと効率が悪いと思います。
なので、工場勤務の人が副業を始めるためにホームページ制作を学ぶという観点からは、スクールはオススメしません。
工場勤務の人へオススメの副業その② オンラインストア運営
僕は、自営業時代にネットショップを運営していたことがありました。
その時は、ポータルサイトに初期費用を100万円も払って、毎月のシステム使用料も何万円も払ってかつ、売れた時の手数料も負担して運営していました。
それが今は、ヤフオク、メルカリ、ラクマなどのほとんどコストのかからないプラットフォームが整っているので、手軽にネットショップが運営できます。
最近はネットショップというよりは「オンラインストア」と呼ばれたりしますね。
(違いがよく分かりませんが…)
オンラインストアで問題になることが3つあります。
- 仕入れ
- 在庫管理
- 梱包発送
どこで仕入れて、どこに在庫を保管して、誰が梱包と発送をするのか?
これがクリアしないと、ただただ消耗するだけの副業になりかねません。
そこで、オススメなのは、商品仕入れも、在庫管理も、発送も全てやってくれる仕入れサービスに登録するという方法です。
これなら、仕入れ商品を探し回ることも、部屋が商品で溢れ返ることも、梱包や発送作業に追われることもありません。
ただし、ヤフオクやメルカリなどは、無在庫販売がダメな場合もありますので、その辺りは注意しましょう。
その場合は、無料でネットショップ(ECサイト)が運営出来るサービスもあるので、そちらでサイト作って販売するのもありです。
オススメの仕入れサイト
仕入れ卸の専門サイト「ネッシー」
ASJコマース
ニューピア
オススメのネットショップ運営サイト(ECサイト)
無料ネットショップ開業【BASE】
会社にバレずに副業はできるのか?
副業禁止の規定がいまだに存在している会社もあります。
副業禁止など、本当に意味がないし、職業選択の自由をうたっている憲法に反しているような気もするのですが、まぁ、規定ならしょうがないですね。
ただ、今は会社側も副業に関しては柔軟に対応しているところが多いです。
とはいえ、副業をやっていることを会社に知られたくないと思う人もいますよね。
副業は会社にバレてしまうのでしょうか?
結論から先に言うと、2つのことをしっかり行えば、まずバレません。
副業が会社にバレないために行うことその① 確定申告時に住民税を「普通徴収」にする
副業で利益が年間で20万円以上出た場合には、確定申告をします。
その際に、住民税の納付を「普通徴収」にするという申請をしておきます。
これをしておくと、副業分の住民税を自分で納付することが出来ます。
これを申告しないと「特別徴収」といって、会社で徴収している住民税と合算して納付するという形になり、会社側に給与以外の収入があるということがバレてしまいます。
なので、会社に副業がバレたくない人は住民税を「普通徴収」にして確定申告をしましょう。
副業が会社にバレないために行うことその② 副業していることを言いふらさない
副業を始めて収入を得るようになると、つい誰かに言いたくなってしまいます。
「俺、副業で稼いでるだぜ〜」
と自慢したくなってしまう気持ちも分かります。
実は、そのことが噂として駆け巡り、会社に伝わってしまうのです。
気をつけましょう(笑)
まとめ
今回は、「工場勤務の人こそ副業をオススメ」ということについて解説しました。
工場勤務は今後も時短やリストラで収入が上がる気配がありません。
これからは、会社での仕事だけに収入を頼るのはリスクです。
副業は楽に稼げるというものではありませんが、何もしないよりは努力して頑張って、少しでも収入を得られるようにしていきましょう。
工場の勤務時間が短くなった今こそ、副業を始めるのには最適なタイミングだと思います。
コメント