子供たちに迷惑をかけず老後を過ごしたい人に人気の「リバースモーゲージ」の概要をサクッと解説
高齢化社会と言われて久しいですが、定年を迎えたシニア層向けの融資制度
「リバースモーゲージ」が話題です。
とは言え、イマイチどんな仕組みか分かりづらいという声をよく聞きます。
なので、今回は「超カンタン」にサクッと概要を解説します。
おおよそ3分以内に読めて、
「なるほど、そんな感じね」と思ってもらえるように解説します。

カンタンに自己紹介です。
この記事を書いた、井ノ口将久の自己紹介です。

- 元ハウスメーカー店長で、多くの住宅ローンを取り扱ってきた
- 現在は不動産仲介業に従事していて、不動産の売却相談を多く受けている
- 親の残してくれた不動産の処分に苦労した経験あり
- 事業に失敗して自己破産を経験した時に自宅を売却した経験もある
- 誰よりもお金のことで苦労しているので、お金に苦労している人の気持ちはメッチャ分かる
- 「ひとみしりの目立ちたがり屋」という複雑な精神構造を持っている
リバースモーゲージって何?3つのポイントで説明

要するに、リバースモーゲージとはどんなものなのでしょうか?
3つのポイントで解説します。
★ポイント①
自宅などの不動産を担保にお金を借りる仕組みです。
★ポイント②
月々の返済は、借入れた金額の利息のみでOKです。
★ポイント③
元金の返済は、死亡時に担保に入れた不動産の売却によって行います。
リバースモーゲージって何?
と聞かれたら、この3つのポイントを理解していれば、とりあえずOK。
細かい説明は不要です。
リバースモーゲージの3つの長所(メリット)

では、そのリバースモーゲージの長所(メリット)は?
これも3つのメリットを挙げて解説します。
長所(メリット)① 自宅に住んだまま借入が出来る
自宅を売却して資金を捻出することなく、思い出の詰まった自宅で暮らしながらも資金を調達できるのがメリットです。
長所(メリット)② 使い道は自由
リバースモーゲージで借りたお金の使い道は自由です。
自宅をリフォームしても良し、住宅ローンの残債を一括返済して月々の支出を減らすも良し、老人ホームへの入所資金にしてもOKです。
長所(メリット)③ 子供たちに迷惑をかけない
老後、年金だけでは暮らしていけず、子供たちに仕送りしてもらったり、面倒をみてもらったりといった高齢者が増えてきました。
でも、心のどこかでは「子供たちに迷惑をかけたくない」と思っている人が大半ですよね。
リバースモーゲージでは、自宅を担保に借り入れができるので、子供たちに迷惑をかけることなく、余生を過ごせます。

リバースモーゲージの3つの短所(デメリット)

では、逆にリバースモーゲージの短所(デメリット)を解説します。
短所(デメリット)① 不動産を所有してないと利用できない
自宅などの不動産を担保に借り入れを行う仕組みなので、不動産を所有してない人は利用ができません。
持ち家を持ってない人には不向きです。
短所(デメリット)② 長生きすると不利に
長生きは非常に良いことだし、むしろ歓迎なのですが、リバースモーゲージを利用した場合は良いことばかりではありません。
長生きして、借りた金額の極度額を上回ると、そのオーバー分は余分に返済しないといけません。
場合によっては、住んでいる(担保として差し入れている)自宅を早期に売却して元本を返済しなくてはならないケースもあり得ます。
短所(デメリット)③ 担保価値が下がる可能性
担保に差し入れている不動産は、毎年担保価値の見直しが行われます。
リバースモーゲージを実施した時の担保価値のまま行けば計画通りですが、もしも担保価値が極端に下がってしまうと、その差額の返済を迫られる恐れもゼロではありません。
まとめ
どんな人がリバースモーゲージを利用するといい?
リバースモーゲージを利用すると良い人は、
- 自宅を手放さず資金を調達したい(終の棲家を離れたくない)人
- 資産を残すよりも、生きているうちに有意義に使いたい人
- 住宅ローンなどの残債や借り入れの負担が月々キツイ人
借入である以上、リスクもありますが、生きているうちに自分の資産でお金を使うことが出来るという側面もあります。
子や孫へ不動産を残したい人には不向きですが、相続財産を残すよりも老後をエンジョイしたいシニア層にはいい制度だと思います。
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