仕事のプレゼンなどで人前で話す時、緊張してしまって思うように話せなかったという経験ありませんか?テレビで活躍する芸能人も「あがり症」と公言している人もいます。はた目にはあがり症に見えない人でも緊張するのか不思議ですね…。緊張しないで話す方法ってあるのでしょうか?
大勢の人前で話すことって緊張しませんか?
仕事をしていると人前で話す機会というのが少なからずあります。
- クライアント先でのプレゼン
- 社内研修の司会進行
- 営業所会議での事例発表
こんな時。
緊張してしまって、なかなかいつも通りに話せない、という人少なくないですね。
堂々と話したいのに、緊張して声が上ずったり、手足が震えたり、動悸がしたり、とにかく緊張しないで話せる方法はないかと思ったこと、ありませんか?
実は僕も人前で話すのは大の苦手です。
いまだに人前で話す機会があると、緊張して何日も前から憂鬱ですし、出来るだけそういった機会にならないように避けています。
ところが、他人に聞くと、
「井ノ口さんはスピーチ上手いね」
「どうやったらあんなに堂々と話せるのですか?」
といったことをよく言われます。
僕自身は全然そんな感じはないですし、人前で話したくないと思っているのですが、結果としては人からは「上手に人前で話す人」と思われているようです。
よく、思い返してみると、確かに話す前までは緊張して嫌ですが、話し始めると緊張感もさほど感じなくて、時間もあっという間に終わってしまっている印象です。
なので、僕なりに人前で話すときにやっていることが、緊張しないで上手く人前で話すことに役立っているのでは?と思いました。
今回は、あがり症でプレゼンなどをすることが苦痛な人に、少しでも役に立つことではないかと思い、記事にしました。
人はなぜ緊張するのか?
人前で話すときに、そもそも人はなぜ緊張するのでしょうか?
調べてみると、人が緊張する理由は主に3つあるそうです。
人が緊張する理由その① 自意識過剰
人から見られている、自分のスピーチが注目されている、と思い込むと緊張してしまいます。
自分は人前で話すのでそう思うかもしれませんが、意外と他人はあなたのことなど気にも留めてないことが多いです。
自分が思うより他人は注目してないのですが、つい、人から注目されていると感じてしまい、緊張してしまうのです。
人が緊張する理由その② 完璧主義
失敗してしまう自分が許せない、ミスを絶対にしたくないという完璧主義の人も緊張しやすいと言われています。
人前で恥をかきたくない、良いところを見せたい、という見栄っ張りな人もこれにあたります。
ミスが許されないと思えば思うほど、失敗したくないと思えば思うほどガチガチになってしまう典型例です。
人が緊張する理由その③ 逃避思考
嫌なことから逃げてばかりいる「逃避癖」がある人も緊張しやすいです。
嫌でもやるしかない、と腹をくくれればいいのですが、いつも逃げてばかりの人は逃げれないことに追い込まれると、途端に緊張してしまうのです。
何とか避ける方法はないかと頭を巡らしますが、どうにもできません。
人前で話すこと=逃げられないと分かった瞬間に緊張して憂鬱になります。
このような緊張する理由があるということを踏まえて、対策できる人は対策すればいいかと思います。
あがり症の人がプレゼンをする時の緊張しない3つの方法
あがり症である僕が実践している、緊張しないで人前で話す工夫をお伝えします。
その① 詳細にリハーサルする
僕は、人前で話をするとなったら、詳細なリハーサルをします。
まず、台本を書き出して、それの通りに話して時間を図ります。
話してみて、内容を精査した後、台本を書き直し、再度時間を図って練習します。
それを人前で話す1週間前ぐらいから毎日繰り返し練習します。
300人以上のお客様を前にした商品説明の発表会でのプレゼンや、部下の結婚式のスピーチなどもこの方法で詳細に練習を繰り返して臨みました。
話す前は死ぬほど緊張しましたが、始まってみるとスムーズに話すことが出来、成功しました。
とにかく、詳細なリハーサルをすることで、内容が頭に入り、本番では上手くいくようになります。
その② 開き直る
失敗しても、別にどうってことない。
どうせ誰も見てない
少々たどたどしくても許してもらえる
など、開き直って臨んでいます。
ただ、開き直って何となると思い、「何もやらずぶっつけ本番」はダメです。
開き直った上で、その①で書いたように詳細なリハーサルをするのです。
詳細なリハーサルをして一生懸命やるのだけど、それで失敗しても仕方ない、と思えばいいのです。
その③ リハーサルで練習したことを忘れる
これは、一見矛盾しているように思うかもしれませんね。
リハーサルで繰り返し練習したことを「忘れる」というのはどういうことだ?と。
しっかり詳細に、暗記できるぐらいにリハーサルをするのですが、本番の前にはそれを一旦忘れてしまうことが、結構緊張せず、当日の小さなハプニングにも対応できて上手くいくことがあります。
リハーサルはあくまでもリハーサルで、本番はリハーサル通りに進むことは滅多にありません。
急な時間変更、聴衆が想定していたより反応が悪い(逆に良い)、機材が不調、など数え切れません。
そんな時、リハーサル通りでないことに一気に緊張MAXになってしまったりしては上手く話せません。
また、リハーサル通りにやらなくては…という本末転倒な緊張もあり得ます。
なので、練習したことは一旦忘れて本番に臨むのです。
野球選手が、猛烈にバッティング練習した上で、試合ではピッチャーの投げてくる球に柔軟に反応するようなイメージです(笑)
上手に話すこと=良いこととは限らない
人前で話すことを上手くやりたい。
そう思うのは当然です。
ただ、上手に話すこと=良いこととは限りません。
上手に話せなくても、その人の人間性がにじみ出ているような話し方だと、人に伝わります。
要は、上手く話すよりも伝わるように話すことが大事なのです。
話の内容が伝わることが一番大事なので、上手く話す必要はないのです。
僕は、いつもこう考えて「開き直って」話します!
人気ユーチューバーを見ていても、必ずしも「話が上手」な人ばかりではありません。
どちらかというと「個性」があっても話が分かりやすい人の方が、人気があったりします。
まとめ
あがり症の人がプレゼンをする時の緊張しない方法
- 詳細にリハーサルする
- 開き直る
- リハーサルで練習したことを忘れる
この3つを実践してみてください。
僕のようなあがり症でも、人に「伝わる」プレゼンが出来るようになります。
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