なぜ完璧主義者は成功しないのか?その原因と理由についての考察

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完璧主義者は成功しない。もしくは成功を維持できない。

「完璧主義を捨てよう」
自己啓発系の書籍などを読んでいると、よくこのような文言が出て来ます。

完璧主義では仕事もプライベートも上手くいかない。

でも物事は不完全よりも完璧な方が良い感じがしませんか?
では、なぜ完璧主義者は成功しないと言われがちなのでしょう。

今回はこの「なぜ完璧主義者は成功しない」と言われるのかについて、僕が実際に経験したビジネスの体験を元に考察してみたいと思います。

結論から言うと、僕も「完璧主義者は成功しない」という意見に賛成です。
事実、完璧主義者でビジネスでもプライベートでも成功して幸せに暮らしている人をみたことがありません。

この記事を読むと、完璧主義がいかに成功を妨げていて、自分の思い通りの人生を歩むためには完璧主義と決別しないといけなと言うことが分かると思います。

僕もかつてはガチガチの完璧主義者だった

何を隠そう、僕も以前はガチガチの完璧主義者でした。

完璧に物事をこなさないといけないと思っていたし、不完全なものは認めないという姿勢でした。
自分のことだけにとどまらず、他人が行ったことでも完璧でなければ許せないという激しい感じでしたね。

なので、完璧主義の人の気持ちはよく分かります。

完璧に物事を仕上げないと上手くいかない
完璧に物事を仕上げないと人に見せてはいけない
世の中の成功者は皆「完璧」だ

こんな風に思っていたのです。

でも、これがすべて間違っていると言うのは、自分で実際にたくさん不完全なまま突っ走った後の結果を見て初めて理解できたのです。

完璧主義者が陥る4つのダメな考え方

その① 「恥」の意識が強すぎ

完璧主義者に多いのが、この「恥」の感覚だと僕は思ってます。
不完全なものを人前に晒すことが「恥」だと思ってしまう。

恥ずかしいとは、つまり他人の目を気にするということです。

他人が自分をどう見ているかということを考えてしまい、格好わるいものは出せない、上手くいかなかったら恥ずかしいと思ってしまうのですね。

日本人が英語を話せない理由の1つがこの「恥」の感覚だと言われています。
英語を話すからには完璧でないと通じないと思い込んでいるのですね。

この感覚がない国の人は、いくつかの単語を覚えただけで平気でガンガン外国人に話しかけたりします。

他人は自分が思っているほどコチラのことを見ていません。
見られていると思うのは「自意識過剰」なのです。

その② 「謙遜」しすぎ

日本人の国民性に「謙遜」というのがあります。
欧米のような個人主義で自己主張が強い国民性とは真逆の感覚ですね。

個人的には「謙遜」というのは悪いことではないと思いますが、過ぎたるは及ばざるが如しではないですが、過度な謙遜が完璧主義につながっているのだと思います。

実力があるのに
「まだまだ私などは…」
といってアピールしないのはもったいないです。

どこまでいけば胸を張って「出来ます!」と言い切れるのかと思ってしまいます。

謙遜のしすぎは裏を返せば「完璧主義」なのです。
自分の中では「完璧」と思っていていても言葉では「まだまだです」というのもナンセンス。

こんなことを続けていてはずっとその場所から先へ進めません。

できたものはできたとして、さっさと次のチャレンジをするべきなのです。

その③ 「準備」しすぎ

準備することがダメなことなの?

と思ってしまいますよね。もちろん、準備すること自体が悪い訳ではないのです。
ただ、準備を完璧にしてからでないと動けない人が少なからずいます。

そういうひとは得てして成功しません。
準備しているうちにタイミングを逸してしまうのです。

ある程度準備できたら、見切り発車するぐらいのスピード感が必要です。

もちろん準備不足で上手くいかないこともあるかもしれませんが、確率的に言えば絶対に準備はそこそこでも早くスタートを切った人の方が成功する確率がたかいのではないかと思います。

走りながら考えるという言葉もありますが、走りながら準備するぐらいの感じがいいのだと思います。

その④ 「批判」しすぎ

他人のことや世の中のことをネガティブに批判ばかりしている人も「完璧主義」的な考え方だと思います。

物事はトレードオフになっていることがほとんどで、ある面を優先させたら別の面は犠牲になってしまうと言うことがよくありますね。

両立できればいいのですが、そうなればなったで第3のネガティブなことが浮上してきたり。

例えば、2020年のコロナウィルス問題の時に政府は何をやっても批判されるような立場になりました。
命を優先した政策は経済に打撃が、経済を優先した政策は医療関係者を含めた命の対策に打撃が、と言う風に、どちらかを優先させたらどちらかはダメになるような状態ですね。

これを批判ばかりしていても、完璧な案などないですし、誰がやっても誰かから非難されるのです。

批判すること自体が悪い訳ではないのですが、それを行動しない理由にするのはダメです。
批判したなら、その主張にそった行動をしないといけません。

批判のしすぎは「完璧主義」の現れだと思っていいと思います。

完璧主義を捨てて行動するために

完璧主義を捨てて行動するためには、とにかく「行動」にフォーカスすることです。

考える→行動する

この流れは問題ないのですが、行動しない理由を考え始めたら「アウト」だと思っていいと思います。
とにかく行動するために考えて、考えたら間髪入れずにスピーディーに行動する。

まずは、これが完璧主義からの脱却の第一歩です。

トライ&エラーが究極の成功法則

ビジネスで成功したい、自分が望んだような人生を送りたい、と思うならそのように行動しなくてはなりません。
その究極の成功法則が「トライ&エラー」を繰り返すことだと思います。

僕が完璧主義を捨てて「トライ&エラー」をひたすら繰り返したのも、住宅営業の仕事に就いてからでした。
当時は事業に失敗して、自己破産の手続きを進めていた時に拾ってもらった会社で、なりふり構わずに仕事をしていました。

完璧に準備して…などという余裕はなかった(半年間の契約社員だったので結果を出さないとクビだった)ので、とにかく先輩に言われたこと、自分で考えたことなどを片っ端から試していた感じです。

その時に気づいたのは、成功するためにはたくさんの失敗をしながらブラッシュアップしていく以外ない、ということです。

完璧なものが出来上がってから試すという考えでは、永遠に成功しないということでした。

まとめ

今日は「なぜ完璧主義者は成功しないのか?その原因と理由についての考察」というテーマで書いてみました。

完璧主義者はとにかく自意識とプライドが高く、行動を起こすまでのスピードが遅いのが特徴です。

とにかく早く動いた方が成功に近づくと思っていいと思うので、これからは
行動するために考えるということを徹底してみるといいかと思います。

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