独立・起業したら絶対に避けるべき3つの「初期費用」

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少しぐらいはいいだろう…という積み重ねで苦しむ「初期費用」

独立・起業する時に気をつけなくてはいけないのが「初期費用」です。
起業当初はとにかくお金を回すのが大変なので、1円でも無駄な出費は抑えるべきだし、もっといえば必要なお金でさえ究極にケチる必要があると考えます。

独立して仕事を回していくためには「資金」は人間の体でいうところの「血液」のようなもの。

この血液が枯れてしまっては、生きていけません。

特に、創業当初はお金を回すのも簡単ではないので、とにかく初期費用は抑えに抑えた方がいいに決まってます。

「そんなこと、分かってる」

と思われる人も多いかもしれません。

確かに独立起業系の情報を見ると
「創業時の初期費用(イニシャルコスト)は抑えるように」
と書かれていることが多いです。

それぐらい基本中の基本のようなことなのだと思います。

ただし。
誰もが分かっていても、ついコストをかけたくなっちゃうのが「初期費用」の怖いところです。

今日は、独立・起業時に絶対にかけてはいけない3つの初期費用について解説したいと思います。

初期費用はかけてしまうのは仕方ないとしても、これから話す3つについては絶対に費用をかけないで欲しいです。

それほど無駄であると思うし、費用対効果が低いものであるといえますので、参考にしてもらえればと思います。

2回の独立・起業で痛いほど分かった「初期費用」の怖さ

僕は、今までに2度独立起業してます。

そのどちらも店舗ビジネスということもあり、一般的なビジネスより初期費用がかかってしまう業態です。

そういうこともあり、初期費用の怖さは身にしみて分かっているつもりです。

「初期費用の怖さ」と書きましたが、文字通り初期費用は「怖い」存在です。

自分の意志の力でコントロールできないようなパワーがあります。
大袈裟ではなくて、本当に怖いのです。

僕も起業する時には「初期費用」はできるだけ抑えようと心に誓ってビジネスを立ち上げるのですが、気がつくと、自分が思っていたよりもはるかに多くのお金を初期費用としてつぎ込んでいるというパターンを実際に経験してます。

「おいおい、それはお前の起業家としての能力が低いからだろ」

そう言った声は甘んじて受けますが、それでも初期費用は多くの起業家が、想定より多くかかってしまったと答えるようなものではないかと思います。

初期費用が想定以上に膨らんでしまう理由とは?

では、なぜ初期費用が想定より多くかかってしまいがちなのでしょうか?
自分なりに分析すると、大きくは2つの理由があると思われます。

1つ目は、金銭感覚の麻痺です。

独立起業にはそれなりのまとまったお金がかかります。
いくら低コストで独立したとしても数十万円はかかるでしょうし、僕のような店舗ビジネスだと1000万円を超えてくるような創業資金が必要になってきます。

そうすると、数万円といった小さなお金はもちろん、1000万円以上もコストをかけると、数十万円ですら「大したお金ではない」と思ってしまう傾向に陥ります。

ちなみに、家を購入する時にも似たような現象が起こります。
数千万円するマイホームの購入の際には、30万円ほどの家電の購入など躊躇しなくなってしまうというような現象です。
普段なら30万円など大きなお金は簡単に使ってしまいません。下手をすると1ヶ月分のお給料より大きな額です。
でも、数千万円の買い物の前では、金銭感覚が麻痺して、30万円は大した額ではないと思ってしまうのですね。

それと同じ現象が初期費用のコスト管理の時にも起こってしまうのです。

2つ目は起業の時のテンションです。

まぁ、人間というものは、独立起業すると、不安もありますがそれにも増して期待でテンションが上がってしまいます。

そんな時に、上手に販売促進の営業をかけられてしまうと、つい話に乗ってしまいます。

「社長、その若さで独立するなんてスゴいですね」

冷静に読むと、絶対「よいしょ!」だと気づくのですが、実際に面と向かって言われると嬉しくて舞い上がってしまうのです。

人間って単純というか、かわいいですね(笑)

おだてられてテンションが上がってしまうので、つい買わなくてもいいものまで買ってしまうということが普通に起こります。

「いや、自分は大丈夫」
そう思うのもわかりますが、そうならない人がほとんどです。
(もちろん僕もそのような人間ですが…)

独立・起業したら絶対に避けるべき3つの「初期費用」

では、本題の絶対に避けるべき3つの初期費用について解説していきます。
先にも書いたように、創業当時は思わぬ初期費用がかかりがち。
でも、それはもうある程度は仕方ないと思います。

ただ、今から解説する3つに関しては絶対にコストをかけてはダメです。
そこだけ気をつけて欲しいと思います。

①SEO業者(ネット広告業者)

とにかく、このSEO業者は独立した途端にウジャウジャ営業をかけてきます。

「ネットを見た」と言って電話をかけてくる。
メールで直接メッセージを送ってくる
SNSのダイレクトメッセージを使ってくる
直接来店する

あらゆる手を使ってアプローチしてきます。

ホームページの検索順位を上げることができる
リスティング広告を格安で出せる
ヤフーと連動した広告配信ができる
インスタグラムに効果的に広告を配信できる

こんな感じですね。中にはホームページを作り変えるとか言う業者もいるし、
やたら被リンクを貼りまくれると言った明らかにスパムじゃないかというような業者もいます。

ネットの知識がないとこの手の業者にころっと騙されますし、正直いうとお金をかけて検索順位を上げるなど、今の時代にはナンセンスです。

Googleのアルゴリズムだって定期的に変わるし、ましてやスパム行為を行えば永遠にネットの世界から抹殺されかねないことになります。

価格もびっくりするぐらい高額(月々10万円とか)なことを言ってきます。

断言します。
そんなものにお金を使ってもネット集客はできません。
ネット集客は地道な作業と役に立つコンテンツづくりが、遠回りなようで一番の近道です。

なので、簡単に検索順位が上がる、ネット集客ができるという業者には絶対にお金を払わなないことです。

②ノベルティグッズ

このノベルティグッズも曲者です。
何が曲者かというと、価格がそれほど高くないというのが曲者です。

僕はこのノベルティグッズに弱い(泣)
つい、いつもこれにお金を無駄に使ってしまいます。

ノベルティグッズとは、簡単にいうと「会社名が入った粗品」です。

先日も会社名の入った「メモ帳」を大量に作ってしまい、今事務所に山積みになってます。

ノベルティグッズは不要です

僕の父も飲食店を経営してたのですが、開業当初お店の「マッチ」を大量に作って失敗してました。何と1万個も作ってしまい、20年経ってもそのマッチの在庫がなくならないという恐ろしい事態になってしまってました。

メモ帳も、価格自体は数万円だったりするので大したことないと思ってしまいますが、とにかく邪魔になります。

僕も偉そうに言えませんが、ノベルティグッズは正直、不要です。
自分の会社名や店舗名が入っているグッズは出来上がれば嬉しいので作ってしまいがちですが、要りませんのでやめましょう。

③電飾看板

路面店の店舗がその昔よく設置していた「電飾看板」
これは要りません。

でも、いまだに多くの電飾看板が目につくところを見るとまだまだ設置してしまう人が多いのでしょう。

電飾看板イメージ

情報が少なかった昔は、目立たないとお客様が来ないので電飾看板を設置していたという事情はあるかもしれません。

でも、今は、ほとんどがネットで調べてからアクセスしてくる時代です。
電飾看板を設置する意味があるとは思えません。

僕のところにも何度も電飾看板の営業マンが売り込みに来たことがあります。
結構高額ですし、何と言ってもダサいので電飾看板は全て断っていました。

今の時代、電飾看板を設置するより、ホームページのランディングページなどを充実させた方が何倍も効果があると思います。

初期費用はもちろん、固定費も少なく

独立起業したら、初期費用は少なく抑えるのは当然ですが、もう一つ、固定費も少なく抑えることです。

毎月決まった額が出ていくものは極力避けて、利益が出たら少しづつ採用していくことがポイントです。

つい、最初から完璧に揃えたい衝動になるのは分かりますが、固定費は抑えましょう。

固定費の代表的なものと言えば、

  • 家賃
  • 車のリース
  • 複合機などコピー機
  • 人件費
  • 設備費(パソコン、エアコンなど)
  • 顧問費

こういったものはできるだけ抑えていきましょう。
車も会社でリースを組むのではなく、自分が使っている車を流用するとか、中古で安く買い切るようにするとかして、毎月出ていく出費を抑えましょう。

まとめ

起業したら絶対に避けるべき3つの初期費用は、

  1. SEO業者
  2. ノベルティグッズ
  3. 電飾看板

です。これらの3つは絶対にお金をかけないようにしましょう。
とにかく、利益が出たらやろう…と言い聞かせて無駄なお金を使わないようにしましょう。

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