失敗することが怖くて行動できないのは本末転倒
僕が二度目の独立をする時に、多くの方から
「チャレンジャーだね」と言われました。
僕が勤めていた会社がそれなりに大手のハウスメーカーだったので、そこを辞めて自分でビジネスをするという決断に対しての事だったと思います。
確かに、大きな会社に在籍しているということはそれなりにメリットもあります。
会社の看板で仕事をさせてもらっていたことも否定できません。
ただ、僕の中では大きな組織に居続けることのリスクもあるし、そこはどちらの道に進んでもさほど変わらないような気分でした。
今思えば、やっぱり独立の道を選んでよかったと思ってます。
もちろん、僕は会社経営をしていた経験もあったので、ずっと会社勤めをしている人よりは独立開業に対するハードルが低かったというのはあります。
でも、以前会社経営を失敗しているからこそ、独立して失敗した時の大変さを身に染みて分かっているということもあるし、経験しているから独立しやすかったわけではないのですけどね。
かつての同僚に話を聞いていると、失敗するのが怖いという気持ちが強いようですね。
独立して失敗して食っていけなくなったらどうするのか?
という不安が先に立ってしまう。
少なくても会社組織にいれば毎月給料が振り込まれるという考えですね。
確かに、会社に属していれば給料はもらえます。
ただし、会社が存続していれば。
ただし、会社が雇用を続けていれば。
コロナの危機に際して、会社もいつまで社員に給与を払っていけるのか分からない状態です。
そうなった時はどうするのか?
そこまで考えて会社員を続けている人がどれだけいるのでしょうか?
誤解してほしくないのは、僕は会社に属していることを否定しているわけでもないし、独立開業を勧めているわけでもないです。
ただ、リスクをしっかり見据えて仕事をしているのか?
ということを言いたいのです。
失敗が怖いから今のままでいる、というのはその後に大きな失敗がやってくる可能性もあるし、もっと言えば成功する芽を摘んでいるのではないかということです。
会社員でも攻めの姿勢で、いつでもチャレンジできる姿勢でいるべきだと思っています。
会社が打ち出す戦略に沿って仕事をしていくのだけど、与えられたものをこなすだけでは何の成長もありません。
自分の頭で考えて仕事をするということ
とにかく、これからの時代は自分の頭で考えて仕事をしていくことが大事だと思います。
それは、自営業だろうが会社員だろうが同じです。
会社員でも自分の頭で考えて「良い」「悪い」をジャッジしていくべきです。
自分の頭で考えるには、「自分自身のブレない軸」が必要です。
いつも自分の中の判断する基準を持ってないと行き当たりばったりになります。
僕はそれこそ、かつての会社の上司に言われた言葉が今でも頭に残っていて、その言葉をいつも思い出しながら仕事をしています。
「損得ではなく、正しいか正しくないかで判断する」
これなんですね。自分の中で正しくないけど得をする、というような仕事はしないと決めています。
この軸があると、日々のジャッジがすごく楽です。
いちいち迷う必要がありません。
正しいと思う方に舵を切ればいいのです。
自分の頭で考えて、判断して、実行する。
シンプルですが、これに勝るものはありません。
失敗を恐れて行動しないのは最悪
失敗することで、人間は成長していくと思っています。
失敗をしていない人の人生は厚みがない。
失敗を多くこなした数だけ、大きな成功に近づくような気がしています。
行動する→失敗する→改善して行動する→失敗するのループです。
ある日ひょっこり成功する時がくるまで、これを続けていけばいいのです。
失敗を恐れて行動しないのは最悪です。
行動して、失敗して、気付く。
このようなループで仕事をしていくといいと思っています。
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