なぜ多くの人は仕事の実力が上がらず「鳴かず飛ばず」なのか?自分の実力を爆上げするたった1つの考え方

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ほとんどの人は凡庸なまま年老いていく

仕事が出来るという人ってすごく割合的に少ないと思いませんか?
大多数の人は、大して仕事が出来るわけでもなく、いわば「鳴かず飛ばず」「可もなく不可もなく」な仕事しか出来ません。

有名なパレートの法則では「80対20」
日本マクドナルドの創業者の藤田田さんは「78対22」

こんな割合で説明がつきますかね?
つまり仕事が出来る人が20%、その他(凡庸もしくは仕事ができない)が80%ぐらいという比率。

では、なぜ同じ人間なのに仕事ができる人とできない人とに分かれるのでしょう?
そもそもの能力が違う?
才能の問題?

まぁ、それもあるかもしれませんが、多くの場合は後天的なもの、すなわち持って生まれた差ではなくて、後から自分自身で身につけられる能力の差だと思います。

この記事では、多くの人が「鳴かず飛ばず」な凡庸な仕事しか出来ない理由を考察し、それを改善する考え方について解説していきたいと思います。

明日からでも、いや今日からでもすぐに実践できる考え方なので、もっと仕事の実力をあげたい、仕事ができるようになって収入を増やしたい、同期の仲間より先に出世したいという人には参考になると思います。

実力は何歳からでも伸ばすことができる。僕が実感したこと

正直に言います。
僕は40歳を過ぎるまで、自分には能力があると思い込んでいただけの全く実力のない人間でした。

まぁ、いつかは実力が開花するのだろう、ぐらいに考えていたお気楽この上ない人間でした。

当然、仕事は自分が希望していた通りには進まず、大抵は尻切れトンボのようになっていきます。

そんな僕の転機は、事業に失敗して倒産→自己破産した後にお世話になったハウスメーカーの仕事で鍛えてもらった時です。
その時は「仕事ができるようになりたい」というよりは、
「ここで仕事をしないと他では雇ってもらえない」
「何とか家族と生きていかなくてはならない」
「このまま失敗した負け組で終わりたくない」
こんな思いで仕事をしているうちに、実力がついた感じです。

僕が42歳の時にハウスメーカーに入社して、その後自分でも「実力が付いたな」と実感するのは48歳ぐらいになってからなので、
結局、実力をつけるのに年齢は関係ないし、実力はつけたいと思ってつけるよりも、いつの間にかついていた、というのが正しいのではないかと思ってます。

それには、ある考え方が重要なのだということも初めて理解できた感じです。

自分の実力を爆上げする「たった1つの考え方」

その考え方とは、
「自分が限界だと思う基準を無視して行動する」
これに尽きるのです。

人間は知らず知らずのうちに、自分の中に「限界=リミット=枠」を設定しています。
それは仕事に限らず、全てにおいてです。

自分は上手くいってもここまでだろう
私の体力はこれぐらいだ
頭は良くないからおそらく理解できない
お金このことは苦手だ
自分はわがままだから迷惑をかけるかも

これ、全て勝手に自分の限界=リミット=枠を決めてしまっています。

自分が勝手に決めた「限界リミット枠」の中までしかやろうとしないのです。
言い換えると、限界リミット枠を超えそうになると急激にストッパーが働いて止めてしまうのです。

なので、当然自分の実力はそれ以上は伸びません。
その自分で勝手に決めた「限界リミット枠」を無視して、自分の限界を押し上げていくのが実力を上げるということなのです。

つながれた象の話

僕が好きな話の中に、「つながれた象の話」があります。

象を鎖で繋いでおくと、当然その鎖が伸びる範囲までしか象は動けません。
その状態で何日も飼育していると、やがて象はその鎖が伸びきる範囲以上のところへは動こうとしなくなります。
そして、鎖を外して自由に動けるような状態にしても、その鎖が伸びる範囲を出ようとはしなくなる、という話です。

一度は聞いたことがある話かもしれませんね。
でも、まさに人間の実力も同じです。

例えば営業マンでも、年間の売上成績が2000万円をいつもあげている人は、決して4000万円の売上成績を上げることはありません。
対して毎年5000万円売上げているトップセールスは、軽々と5000万円の成績を残していきます。

これは、2000万円の営業成績しか上げられないと思って限界リミット枠を設定しているというのが大きな要因です。
同じ商品を同じ1年365日という時間内で売っているのです。
これだけ差がつくのは、まずは自分で勝手に「それぐらいしか売れない」と思っているからに他なりません。

一度でも5000万円をうる経験をしたら、次からは5000万円の売上を上げるのはさほど難しく感じないと思います。

どうやって「限界リミット枠」を無視して実力をあげていくのか?

限界リミット枠をぶっ壊すのは、想像以上に難しいです。
正直、なかなか崩れません。

なのでやり方は、1つ。
「結果を想像せず、目標も決めず、目の前のことに全力で臨む」
これが唯一の方法ではないかと思っています。

結果を想像する、目標を決める、これはどちらも「限界リミット枠」を決めることに他なりません。
売上目標〇〇!
というようなスローガンを掲げている会社も見かけますが、あれは、まさに限界リミット枠の共有に他ならないのです。

これだけ売ったら、達成なので、もういいや、ということで実力が上がりますか?
どこまで出来るかわからないけど、とにかく最速最善で仕事のサイクルを回し続けていくのです。

  • 今できることにあらゆる力を使う。
  • この業務を誰よりも早く仕上げる。
  • お客様に「そこまでやってくれたの?」と言わせてやる。

こんな風に目の前のことに全力で取り組んでいくことが、実力を爆上げする方法です。

去年経験した「実力の爆上げ」

僕は去年、49歳でハーフマラソンの大会に2つ出場して、2つとも制限時間内に完走しました。

最初の大会は11月にあったのですが、その年の5月、つまり半年前までは全く走れず、というより走ったこともなく、運動すらまともにしたこともない状態でした。

マラソンを趣味にしている同僚がいたので、その同僚にアドバイスをもらいながら練習していったのですが、5月のゴールデンウィーク明けに初めて走った時は、電柱から電柱間の距離を走り通すことが出来ませんでした。
わずか、100m足らずです。

それが、半年後に21kmのハーフマラソンを2時間30分ほどで完走出来たのです。

これも、僕が仕事で学んだ「限界リミット枠」を無視して行動する方法を知っていたからできたのだと思ってます。

普通に考えたら、100mも走りきれない運動不足の中年が、ハーフマラソンを完走するなど絶対に考えられないと思います。

事実、何人かの知り合いからは
「怪我するだけだからやめとけ」
「絶対に無理。ゴルフぐらいにしとけ」
と言われました。
その人たちは、残念ながら仕事はできない人たちです。
限界リミット枠を外せない人だからです。

僕は、自分の限界リミット枠を無視して走っていたので、半年後に21km完走できるようになった、それだけなのです、実力をつける方法は。

まとめ

世の中の人の多くは、仕事の実力を上げることができないです。
それは、自分で自分の「限界リミット枠」を設定しているからです。

もう歳だからできない
自分はルックスが悪いからできない
頭が良くないからできない
運動神経が悪いので無理
生まれつきの才能がないからできない

みんな、嘘です。
誰でもいつからでも、出来ます。

自分で勝手に限界リミット枠を決めなければ、実力は爆上げします。

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