コロナの影響を受けた【行政書士】業界

コラム
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コロナの影響を地味に受けている行政書士業界

このブログではあまり触れてこなかったのですが、僕は「行政書士」です。

特に理由があって触れてこなかった訳でではないのですが、つい、営業やマーケティング系の話が多くなってしまい、行政書士について書く機会がなかっただけですけどね。

僕も2017年に行政書士試験に合格して、その年に開業しました。

業務としては、農地転用、宅建業の登録更新申請、障害福祉事業の指定申請などをメインに行ってます。

人気の国家資格である行政書士になってみて思うこととか、試験勉強のこととか、行政書士の仕事そのものについても今後このブログで書いていこうかとも思っています。

今日は、コロナの影響をかなり受けている行政書士業界について書いてみたいと思います。

コロナで売上激減の事務所も

行政書士のメイン業務と言われるのがいくつかあるのだけど、そのメイン業務の中にモロにコロナショックの影響を受けている業界がいくつかあります。

と、いうより、コロナの影響を受けてない業務の方が少ないのではないかと思います。

行政書士のメイン業務の中でコロナの影響を受けて売り上げ激減したものをあげていきます。

①入管関連業務

近年、行政書士業界の中で注目を浴びている「入管業務」

「国際業務」と呼ぶ人もいますね。

ようするに、日本にやってくる外国人の在留資格の申請や、帰化申請などを行う業務です。

日本で働きたい場合の申請、永住権を取りたい時の申請、帰化したい時の申請などをするのが業務内容です。

とても専門的な分野で、行政書士のまた別枠の資格「申請取次行政書士」という資格が必要(厳密に言うと絶対ではないが、あった方が断然良いという資格)です。

コロナ前までは行政書士の花形業務になりつつあったような印象でしたが、コロナの影響をモロに受けたのもこの業務です。

海外からの留学生などが激減したので、当然在留資格の申請も少なくなります。

入管業務をメイン業務にされていた事務所はかなりの打撃を受けたと聞いています。

②自動車関連業務

自動車業界がコロナの影響を受けています。

法人が営業車を購入しなくなった、レンタカーの回転率が落ちて車両の入れ替えが少なくなった、そもそも車が売れない。

このような状況ですから、自動車関連の業務をメインにしていた事務所は売り上げが落ちてしまいます。

行政書士の自動車関連の業務とは、車庫証明取得、新車登録申請、特殊車両通行許可申請、運送業の許可申請などが挙げられます。

コロナ状況下で自動車関連の申請業務はなかなか受任できないというのも分かります。

③風俗営業許可関連

風俗営業許可というと、性風俗を連想してしまいそうですが、そうではありません。

(性風俗の許可申請を専門にされている行政書士の先生も見えますが…)

小池百合子東京都知事が言うところの「いわゆる夜の街」関連の営業許可申請です。

ナイトクラブ、キャバクラ、クラブ、それにパチンコ店、ゲームセンターなども含まれます。

既存のお店も営業できない状況だったので、新規許可申請など出すお店は激減したことだと思います。

今後も新規オープンの申請は増えていかないかもしれません。

この業務をメインにしている事務所は危機感が半端ないと察します。

④民泊・旅行業関連

実は民泊や旅館営業関連などの許可申請も行政書士の仕事です。

コロナの影響で旅行へ出かけなくなったし、インバウンドもゼロに近くなりました。

これをメインとして行っている事務所は少ないかもしれませんが、一定規模のニーズはあった業界ですので、こちらの申請業務の売上げも期待できない感じです。

⑤旅客業関連

バスやタクシーといった人を乗せて移動する業界関連も行政書士の仕事です。

タクシー業の許認可関連は数は少ないものの、高額案件だったりするので、なくなると痛手です。

コロナの影響でバス会社やタクシー業界はかなり打撃を受けてますので大変です。

アフターコロナと行政書士

上記のような仕事をメイン業務にはしてなかったこともあり、比較的影響はすくないものの、景気が落ち込めば、当然影響は出てきますから危機感はあります。

行政書士業界は「AI」にとって代わるのでは?

ということもささやかれている業界でもあるので、これからの仕事をどう作っていくか、どうやってお客様のお役に立てるかということを考えていかなくてはなりませんね。

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