不動産屋が仕事で使う撮影カメラは何がいいのか?コスパ重視・おススメ10機種+2機種

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まだスマホで物件撮影とかしてません?それでは競合不動産屋に勝てませんよ!

不動産売買にしても、賃貸にしても、今はほぼ100%と言ってもいいぐらいお客様はネットで物件情報を検索します。

昔のように不動産屋の店頭を回って物件を探すなどということは皆無だと言っていいでしょう。

自社のホームページはもちろんのこと、「アットホーム」や「スーモ」などといったいわゆる不動産ポータルサイト経由で物件を探し、良さそうな物件に対して問い合わせをしていくという流れになりますよね。

物件が一般媒介であれば同じ物件が「ズラーっと」サイトに並ぶことになるので、どこの会社へ問い合わせるかはお客様次第になります。

物件が専任媒介であっても、今は明らかに「物件余り」の時代。
同じような価格、同じような賃料の物件との熾烈な競争に勝たないと、お客様からの問い合わせは得られませんよね。

物件が同じ、または似ているような場合、何を基準にお客様は問い合わせる会社を決めるのか?

その大きな要因は「写真」と断言できます。

写真点数が少ないのは論外。
枠いっぱいまで使って写真は多く載せた方がいいのは当たり前。

残念ながらいまだに外観写真と間取り図しかサイトにアップしてない物件もありますが、正直「やる気あるの?」という感じです。

物件写真の量はいっぱい載せるという前提で、あとの差はズバリ
「写真のクオリティの差」
が問い合わせの数を左右していきます。

写真のクオリティを上げる方法とは?

そのためにまずやることは、

「仕事で使うカメラを購入」

することです。

今回は、

不動産屋が仕事で使うべきカメラの解説と、オススメの機種を紹介していきます。
とはいえ、いきなり何十万円もする高級カメラを購入する必要はありません。

予算も1台5万円〜7万円、カメラによってはそれ以下でも十分仕事に使える
「コスパの良い機種」を紹介していきます。

カメラを変えるだけで、物件写真が見違えるほどよくなって、ライバル会社に差をつけらると思いますので、これからガンガン不動産の売り上げを伸ばしていきたい不動産屋さん、同期のライバルに差を付けたい不動産営業マンなどはぜひ、参考にして不動産の仕事に役立てて欲しいと思います。

この記事を書いた人

井ノ口将久

私、井ノ口将久の自己紹介をします。
私は、現在不動産売買仲介の仕事をメインに、時には行政書士として日々仕事をしています。
私の所属する不動産会社では、ほとんど広告を打ちません。
新聞折り込み、地元のフリーペーパー広告、SNS広告、野立て看板、テレビ・ラジオCM、一切行ってません。
やっているのは自社ホームページへの掲載と、不動産ポータルのアットホームとスーモに掲載しているだけです。不動産屋を開業してまだ半年。当然知名度はありませんし、
アットホームは10枠、スーモは5枠しか公開掲載してません。

それでも、月に15件程度の問い合わせがあります。
そして問い合わせの数の約3割は成約になっているのが現状です。

おそらく、このポータル枠数とこの知名度の割には良い反応だし、良い成約率だと思っています。

とにかくこだわっている点は、ネットのコメント欄をしっかり心込めて埋め尽くすことと、写真をキレイに撮ってたくさんアップすること、この2点だけです。

特に、写真は生命線だと思って何度も何度も撮り直したり、何カットもアングルや露出を変えて撮影したりして厳選してサイトに掲載しています。

おかげで、お客様からは同じ物件を扱っている他社の写真と比べて
「同じ物件だとは思えない」
と言われることが多いです。

実は高校生の時からカメラ好き少年

ここまで写真にこだわるのは「僕がカメラ好き」だということも理由の1つです。

僕が最初にカメラを買ったのは高校生の時。
高校入学の時に無理言って「入学祝い」にと買ってもらった
「ニコンFE2」という一眼レフカメラでした。
このカメラに50mmの単焦点レンズをつけて、ガンガン撮影していた思い出があります。
それから大学生、20代、30代とクラシックカメラにハマり、いずれも中古の「ニコンF2」「ゼンザブロニカS2」「キャノン・キャノネットQL17」「オリパンスPEN(ハーフサイズ)」といったフィルムカメラを所有していました。
撮影の腕前は全然大したことないのですが、とにかくシャッターを切る「カシャっ」という音が大好きでした。
30代の時は自宅に暗幕を貼って、モノクロの現像とプリントをしていたこともあります。

自己破産した時に持っていたカメラをすべて処分して、ここ数年はカメラから離れていましたが、ハウスメーカーで店長になったころから「物件写真」を撮るために、カメラを手にする機会が増えて、今では主に「仕事」でカメラを毎日使って過ごしています。

スマホで物件撮影?そのデメリット

今は、スマホでも十分キレイな写真が撮れます。
それは、僕も否定しません。

事実、多くの不動産屋さんはスマホで物件撮影してサイトにアップしてます。

それでもスマホ越しにサイトで見るとそれなりに見えてしまうこともあり、
「物件撮影はスマホで十分」
と思い込んでいる不動産屋が多いのには驚きます。

これが、専用のカメラで撮影すると全く別物だと分かると思います。

写真の写り、アングル、明るさ、全く印象が違って見えます。

スマートフォンでの撮影のデメリットとしては。

  • レンズの画角が狭い
  • 意外とピンアマ(ピントが甘い)やピンボケ(ピントが不鮮明)が多い
  • 微妙に手ブレした写真になっている
  • 競合他社の撮影した写真と同じような写真になりがち
  • 室内撮影では暗い写真になる

といったことが挙げられます。
上記の最後の項目で、写真が暗いなら後から補正(修正)すればいいと思っている人も多いですが、それにも限界はあります。
そもそも逆光の室内を撮影して、どれだけ補正をかけてもカバーしきれません。
ならば、最初から逆光補正をかけて撮影できるカメラで撮影した方がいいのです。

スマホでの撮影は手軽だし、そこそこ良い写真も撮れるので別に問題ないじゃん、という人ならそれでいいですが、少しでも物件への反応率を上げて、成約数を伸ばしたいなら、まずはカメラを変えてください。

不動産屋は時間との勝負。いつも良い条件で撮影できるわけではないからこそ、カメラにはこだわる

不動産屋は時間との勝負です。特に多くの物件を扱う「客付け仲介会社」や「賃貸仲介」の場合は、サイトへアップする物件数も多くて大変です。

物件撮影や、土地杭入れ状況写真など、いつでも良い条件の時に撮影出来るとは限りませんよね。
時には夕暮れが迫る時間だったり、時には大雨が降っている時だったり、曇り空でイマイチ室内が暗かったり、そんな時にも
「また明日撮影に来よう」
とはなかなかならないです。なので、その時の条件で撮影するしかありません。

そんな時に、スマホで「ま、仕方ないよね」とあきらめて撮影するのか、ちゃんとしたカメラで「ビシッ」と撮影できるのかで大きく差がつきます。

不動産屋が仕事で使うカメラは何がいいのか?

では、具体的に不動産屋が使うカメラはどんなカメラがいいのでしょうか?

僕は、何も1台数十万円もするような高級一眼レフじゃなきゃダメだとは思いません。
むしろ、そんなプロやハイアマチュアが使うようなフラッグシップ機は不要です。

僕がオススメするカメラは、2種類です。

1つはミラーレス一眼カメラのエントリーモデル(初級者用入門機

2つ目は、タフネスカメラと呼ばれる防水仕様のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)

この2種類のカメラを、できればそれぞれ1台づつ所有して使って欲しいと思ってます。

価格は、それほど高額でなくて全然十分。
型落ちの機種だったり、機能を絞ったコスパモデルで十分です。

2台合わせて購入しても10万円しないです。
モデルによっては、2台合わせて6万円代でも買えてしまったりします。

ただし、カメラは使う人の使い方によって劣化の度合いが極端に違ってきますので、中古機種はあまりお勧めしません。
できれば新品未使用の品をチョイスして欲しいところ。

もっとも、カメラはどういうわけか中古と未使用品にそれほど大きな価格差がないこともありますので、ここは素直に新品未使用品から選びましょう。

ミラーレス一眼のエントリーモデルをオススメする理由

僕たちは、不動産物件を撮影するということが主目的です。
なにも芸術性の高い作品や、フォトコンテストへ応募して賞を取るのが目的ではありません。

なので、やたら早いシャッタースピードは使わないし、事細かに設定をイジる必要もありません。
画素数だってそこそこでいいし、センサーだってフルサイズ(高精細な写真が表現できる)である必要もありません。

また、レンズも単焦点の明るいレンズ(レンズだけで何十万円もする)は不要で、最初からセットでついてくるズームレンズ+超広角レンズ1本ぐらいで十分です。
(慣れるまではセットレンズだけでOK)

つまり、「暗い室内でも明るく」「スマホよりキレイに」「広く室内が見える」という機能が充実していればいいのです。

つまり、スマホ撮影以上の写真を「カンタンに」撮影できればいいのです。

であれば、メーカーのラインナップで上の方の機種は必要なく「入門機」で十分その目的は達成できます。

むしろ、入門機の方が難しい設定をしなくても「オート」や「シーン別セレクト」など簡単にそれなりに、スマホ写真とは一味違った写真が撮れる機能が揃っています。

安いデジタルカメラ、いわゆる「コンパクトデジカメ」は正直オススメしません。
というのは、これはほとんどスマホと変わりません。

物件撮影で使うなら、一眼レフがオススメです。
これは、明らかに写真の出来が違います。

たとえエントリーモデルの入門機でもスマホとはかなり写真の差がでますよ!

なので、一眼レフのエントリーモデル(入門機)がいいのですが、難点は大きくかさばり、重いことです。

だんだん持って歩くのが面倒になって、結局「スマホ撮影」に逆戻りとなってしまう不動産屋さんも多いと聞きます。

そこで。

オススメするのが「ミラーレス一眼」です。

一眼レフとミラーレス一眼レフとは何が違うのかというと、

一眼レフというのは、レンズ越しの風景をボディ内の鏡(ミラー)に写してカメラ上部のファインダーにその像を見せるという仕組みになってます。
ミラーレス一眼は、そのボディ内のミラーがなくて、背面の液晶モニターのみでレンズからの風景を確認するというような仕組みなってます。
※キャノンのホームページに載っていた解説を引用します。
参照:キャノンカメラ初心者教室

ミラーが無いので、その分カメラのボディをコンパクトにすることが出来るのです。

性能は一眼レフ、サイズはコンパクト。
物件写真を撮るなら、コンパクトで扱いやすく、軽くて性能も良い
ミラーレス一眼のエントリーモデル(入門機)がベストチョイスかと思います。

防水仕様のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)をオススメする理由

不動産の撮影は、何も室内だけに限ったことではありません。

もちろん、外観写真は先にオススメしたミラーレス一眼で撮ればバッチリです。

でも、例えば土地の売買などで地面に埋まっている杭を撮影したり、造成工事の写真を撮影したり、工事風景を取ったり、完成前の物件を撮影したり、と意外とハードな環境で撮影する場面もよくあります。

そんな時に活躍するのが、防水仕様のコンデジです。
これは、工事現場で使われたり、アウトドアを趣味にしている人が海や山で撮影するのに使うようなカメラですが、不動産の現場でも大いに使えます。

落下衝撃性能もあるので、落としても壊れにくいですし、もちろん雨に濡れても平気。

スマホでも、ミラーレス一眼でも、両手で撮影するのが基本。
ところが雨が降っている時に傘をさしながらだとなかなか撮影しづらい。

そんな時に、防水仕様のコンデジは片手でシャッターを押せるし、濡れても問題ないのでとても便利です。

なので、あくまでもサブ機という位置づけですが、防水仕様のコンデジが1台あるとすごく便利なのでオススメです。

不動産屋にオススメのミラーレス一眼 5機種

では、コスパの良い、性能も十分なミラーレス一眼カメラを5つ紹介していきます。
(ここで紹介するのは2020年9月現在の情報です)

基本的にどれも、5万円台〜6万円台のモデルをセレクトしました。
かなりお値段的には「コスパの良い」機種ばかりです。

①キャノン EOS M100

デジカメ市場の雄、キャノンから発売されているEOS M100は超小型・軽量を実現しているモデルです。
後継の「EOS M200」も販売されていますが、不動産物件撮影にはM100の性能で十分すぎます。
いわゆる「型落ち」になりますので、価格もお値打ちでいいですね!
スマートフォンと連携することで、わざわざSDカードを取り出してPCで画像を読み込むといった作業も必要とせず、スマートフォン内のアプリから簡単操作で画像を取り込むことが可能です。
スマートフォンと連携させるためにはWi-Fiなどの通信機能が必要ですが、EOS M100ではWi-Fi/Bluetoothともに搭載しており、スムーズなスマートフォンとの連携を実現しています。
ミラーレス一眼カメラを始める上で最初に戸惑うのが「撮影設定」だと思います。
スマホでしか撮影したことのない人にとっては、難しいですね。
EOS M100では、カメラをはじめて使う方でも自動で適切な設定を行ってくれるオート撮影が充実しています。
なんと言っても、安心の「キャノン」ですし、レンズはじめ周辺機器も豊富に揃ってますので、「迷ったらキャノン」で間違い無いと思います。

②Panasonic LUMIX DC-GF10WA

ミラーレスカメラの利点は、一眼カメラの性能で小型・軽量なことです。
なので、各メーカーは、とにかく最軽量などの数値にこだわっています。しかしDC-GF10のボディは大きすぎず、小さすぎずというか、「ちょうど良い」感じの大きさなのです。
もちろん一眼レフカメラと比較すると小型・軽量を実現していますが、他メーカーには驚くほど小型で軽量のカメラも存在しますので、それと比べれば「ちょっと大柄」です。ただ、あまり小さすぎると手の大きな男性には逆に扱いづらく、ほどほどの大きさのモデルはその点使いやすいと思います。
あまり小さいと予期せぬボタン操作をしたりしてしまいがちでもありますしね。
DC-GF10は、手の小さい女性の方でも手の大きい男性の方でも満足のフィット感を得ることができる程よい大きさを実現しています。余計なボタンやダイヤルを配置しないシンプルな操作性は初心者に優しい設計と言えるでしょう。
しかしボタンやダイヤルが少ない分、1つのボタンが持つ機能は増えるので、使い分けを覚えるまでは少々時間がかかるかもしれません。
個別に細かく撮影設定することなく、オートで撮影することを基本とする際は、余計なボタンやダイヤルがなく、使いやすいカメラだと思います。

③フジフィルム X-A7

現在でも発売中のエントーモデルX-A5の後継モデルとして2019年10月下旬に発売されたのがX-A7。
より初心者への配慮が施されており、ミラーレス一眼カメラ初心者の人にも使いやすいモデルとして人気です。
APS-Cセンサーを採用し、コスパの良いモデルながら高画質で、富士フイルムらしい美しい発色を体感することができます。
また、高感度撮影時の画質も向上し、それぞれの高感度撮影において従来モデルよりもノイズが少なく、実用的な撮影を行うことができます。
超大型ディスプレイの採用と楽な直感操作が特徴で、3.5インチで背面液晶モニターでは、バリアングル液晶が採用され、これにより従来よりもハイアングルやローアングルでの撮影はもちろん、扱いやすい液晶画面から自分撮りにも最適なカメラです。
更に快適な撮影をサポートする「タッチメニュー」を採用し、撮影設定に関する明るさ、ボケ味、フィルムシミュレーションの効果などを画面上にてタッチ操作を行う、直感操作性にも優れています。

④SONY α5100

ソニーが2014年9月5日に発売したミラーレス一眼「α5100」です。
発売がかなり前の「古い」モデルですが、今でもバリバリ販売されています。
(そのおかげで、かなりお値段安めです!)
コンパクトでキビキビとした動作が魅力のモデル。
そつのない描写とともに広くさまざまな人にオススメできるミラーレス一眼になっているという印象。
ソニーは新型が出ても、旧型を併売し続けるメーカーですね。
なので、このα5100も発売当時の価格からすると、約半値で購入することができますので嬉しい限り。
α5100は、高速AFと約180度チルトする3型タッチパネル液晶がウリのミラーレス一眼カメラで、Wi-FiとNFCも搭載されてます。スマホやタブレットとの連携ラクラクです。
この機種のウリは、コンパクトな本体とスピーディー感あふれる操作性です。さらに有効約2430万画素で、キットレンズもなかなかキレイな描写と評判です。ホワイトバランス、色の質感も肉眼に迫る再現性だという人もいます。
プレミアムおまかせオートで気軽に撮影できますし、軽量でありながら手ブレ補正もよく効きますので、室内の物件撮影にはぴったりなモデルです。

⑤OLYMPUS PEN E-PL9

オリンパスは、ミラーレス一眼市場シェアが高いメーカーです。一眼やコンパクトデジカメでは、ほとんど名前を聞かないのですが(笑)ミラーレス一眼部門はシェアが高いのは、「PEN」シリーズがあるからです。
「PEN」はフィルムカメラの時代から定評のあるオリンパスのモデルブランドですが、ミラーレスカメラに「PEN」の名を冠してからは、その使いやすさと写りの良さで「カメラ女子」に人気のモデルになりました。
ボディのボタンやダイヤルの操作で使いにくさの要因となっているのは、あちらこちらに散らばったボタンやダイヤル。
それぞれどのような機能を持つのか、理解するのには慣れが必要で、時間がかかるものです。
OLYMPUS E-PL9では、初心者でもボタンやダイヤルの配置や意味がすぐ分かるように工夫されていて、カメラ上部に並べられたモードダイヤル、シャッターボタン(設定ダイヤル付)、電源ボタンは、右手だけで操作することのできる優しい設計です。
ボタン上には意味が分かるようにイラストや文字が記入され、使いこなすのも非常に簡単なカメラです。

不動産屋にオススメの防水仕様コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)5機種

では、コスパの良い、性能も十分な防水仕様コンデジを5つ紹介していきます。
(ここで紹介するのは2020年9月現在の情報です)

こちらは、1万円台〜4万円台のモデルをセレクトしました。
かなりお値段的には「コスパの良い」機種ばかりです。

①パナソニック「LUMIX(ルミックス)FT7」

水深31mまで利用できる防水設計により、別売りケースなしに本格的なダイビングフォトを撮影できます。2mからの落下テストをクリアする耐衝撃性能、防塵設計、マイナス10度に耐える耐低温性、100kgfまでの重さに耐える耐荷重性と、過酷なシーンに耐えうるタフネス性能も十分です。
搭載センサーは有効2040万画素(最大5184×3888ピクセル)と防水カメラの中では高解像度だと思います。
レンズは35mm判換算で28~128mm相当の約4.6倍ズーム。背面モニターのほか、ファインダー(EVF)を備えているのもポイントです。

②オリンパス「Tough(タフ) TG-6」

オリンパスイメージングの「Tough(タフ) TG-6」は、広角側でF2.0という明るいレンズ(4倍ズーム)を搭載。高感度性能に優れた裏面照射型CMOSイメージセンサー(有効1200万画素、最大4000×3000ピクセル)と組み合わせ、暗い野外での撮影に威力を発揮してくれます。
「夕方の土地の杭位置撮影」といった不動産屋泣かせのシーンでもそれなりにキレイに撮影できると思います。
タフカメラとしては、水深15メートルの防水性能(別売りの専用プロテクターで45メートルまで対応)、高さ2.1メートルからの耐衝撃性能、防塵性能、踏んだりしても壊れにくい100kgfの耐荷重性能、マイナス10度でも動作を保証する耐低温性能を装備。GPS機能や方位センサー、圧力センサー、温度センサー、加速度センサーも搭載しています。
レンズ先端から1センチの距離まで近づける「顕微鏡モード」など、小さなものに迫れるマクロ撮影や水中撮影モードが充実しているのも特徴。別売りの水中撮影用アクセサリとしてフィッシュアイ(魚眼)コンバーターが用意されており、水中でのユニークな表現が可能になっています。
仕事以外でもプライベートでもアクティブに使えそうですね。

③ニコン「COOLPIX(クールピクス)W300」

別売りケースなしに水深30メートルまで耐える防水性能、2.4メートルの落下テストをクリアした耐衝撃性能、防塵性能、マイナス10度の寒冷地対応という高いタフネス性能を誇ります。
仕事で少々荒っぽく使っても平気で使い倒せそうです。
センサーは有効1679万画素(4608×3456ピクセル)。35mm判換算で24~120mm相当の5倍ズームレンズに、光学式手ブレ補正機能も搭載しています。24mm相当の広角で撮影できるなら、物件の室内撮影でも使いたくなりますね。


④フジフイルム「FinePix(ファインピクス)XP140」

比較的安価なモデルながら、水深25メートルの防水性能、1.8メートルの耐衝撃性能、防塵性能、マイナス10度の耐寒性能を備えています。非常にコスパの良いモデルです。
暗いシーンに強い裏面照射型CMOSセンサー(有効1635万画素、最大4608×3456ピクセル)と光学式手ブレ補正機能を搭載。GPS機能や各種センサーなどは省かれていますが、Bluetoothでスマホとワイヤレス接続し、スマホ経由で位置情報を記録したり、写真を転送したりする機能を備えています。レンズは35mm判で28~140mmの5倍ズームです。

⑤ニコン「COOLPIX W150」

ニコン「COOLPIX W150」は、丸っこいデザインが目を引くユニークな防水コンデジ。比較的安価なモデルです。
水深10mまでの防水性能と高さ1.8mからの耐衝撃性能、防塵性能を備え、レジャーなどの用途に十分対応できます。操作メニューは大きな文字で分かりやすく、ご年配の方でも安心して使えそうです。
センサーの有効画素数は1417万画素(最大4160×3120ピクセル)、3倍ズームレンズ(35mm判換算30~90mm相当)とカメラとしての性能は必要十分。GPSは非対応ですが、Wi-FiとBluetoothによるスマートフォンとの連携機能が利用できます。

僕が仕事で使っている2台の愛機を紹介します

僕が不動産の仕事で使っている「ミラーレス一眼」と「防水仕様コンデジ」を紹介します。

【ミラーレス】OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III

デザインは、ひと目でOM-Dとわかる一眼レフライクです。ネットで見たときは「ちょっとダサい?」と思ったけど、実物を見ると結構「カッコいい」しかしグリップがしやすというか、すごく「持ちやすい」カメラです。
小さなボディながら指がグリップにしっかり掛かり、ホールド感は良好です。背面部の親指用グリップも大きく、常に安定して構えられるところが気に入ってます。
すごいのは、ボディ内5軸手ブレ補正を内臓していること。暗い室内でシャッタースピードを遅くして撮影するとちょっとブレ気味になったりするけど、このモデルはキレイに撮れます。動画も4Kに対応ですので、今後物件の動画紹介などで4Kを試してみようかと思ってます。

【防水コンデジ】RICOH WG-60

「RICOH WG-60」は、一眼でそれとわかるリコーのデザイン。
性能は、水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な防水性能、さらに1.6mからの耐落下衝撃性能、ホコリに強い防塵性能、−10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造などを備えていますので、相当荒っぽく使ってもビクともしなさそうです。
2.7型・約23万ドット・16:9のワイドな液晶モニターは、やや小ぶり。ただ、外光の反射を抑えて映り込みを軽減する AR(Anti-Reflection)コートを施すことで、日差しの強い屋外でも明るく見やすいです。
また、使用環境に応じて最も見やすい明るさに簡単に調整できる「アウトドアモニター」機能も採用しているそうです(あまりよく分からないけど…)

まとめ

今回は、「不動産屋が仕事で使う撮影カメラは何がいいのか?コスパ重視・おススメ10機種+2機種」
というテーマで解説してきました。

オススメのミラーレス一眼を5機種
オススメの防水仕様コンデジを5機種
僕が実際に使っているミラーレスと防水コンデジを1台づつ

合計、5機種+5機種+2機種を紹介しました。

不動産屋は写真が命。
「インスタ映え」ではないですが、「物件サイト映え」する写真を撮影して、競合他社に差をつけていきましょう。

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