年上部下の扱い方・3つのポイント

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年上の部下って気を使わないといけないから、大変だなぁ

そうですね。年齢は相手が上だけど役職は下。確かに微妙ですよね。今回は年上部下を上手に扱う3つのポイントをご紹介します!

年上部下の指導で悩まない方法

以前、「年下上司と上手に付き合うための心構え」という記事を書きました。

思ったよりアクセスが多くて、みなさんこういう悩みって多いんだなぁとあらためて実感しました。

※参考記事↓↓↓

年下上司と上手に付き合うための心構え

以前の記事とは逆に、年上部下を持った場合についてお話ししようと思います。

年下上司を持った場合とはまた違った悩みもあるかと思いますが、

この記事では年上部下の上手な操縦法のコツを知っていただき、ストレスを低減できるのではないかと思います。

また、チーム全体の風通しも良くなって業績も上がることを期待できると思います。

年上部下の方が難しい…

僕は、年下上司に仕えたこともありますし、結果を出した後に年上部下も持った経験があります。

両方を比べてみると、正直、年上部下の方がやりにくかったです。

これは、誰もがそうなのではないでしょうか?

気をつかうことで結構パワーを取られていた記憶があります。

基本は素直さ

年下部下の記事でも書きましたが、基本的には「誰がいったのかバイアス」を捨て去り、フラットな意識で業務を遂行していくことが大前提になります。

誰が言ったのかに関わらず、仕事を成就させるために素直な気持ちで対応することが大事です。

とはいえ、それが難しい…という声もよく分かりますが。

年上部下の扱い方・3つのポイント

その① リスペクトを口に出して伝える

年上であったり、社歴が長かったりするので、それまで行ってきた業績に対して敬意を払うことが大事です。

敬意を払うにしても、ちゃんと口だして伝えること、これが重要です。

常日頃からリスペクトしてる、というだけではダメです。

口に出して敬意を伝えるのです。

口に出して言うことが苦手な人が多い印象ですが、ここは頑張って口に出して伝えてください。

相手の態度ややる気が見違えるようになります。

中には大した業績も残してない「窓際社員」的な人もいるかもしれません。

そんな時は、仕事上のリスペクトではなく、人間性、性格、ご家族の事などをリスペクトして伝えればいいです。

年上部下は、年下上司に対して多少なりとも劣等感を抱いていて普通です。

例え劣等感を表に出してなかったとしても、心のどこかでは劣等感を抱いていると思って、その気持ちを和らげてあげましょう。

「おだてるの?」と思う人がいるかもしれません。

確かにそんな一面もあるかもしれません。

無理にあからさまな「おだて」は逆効果ですが、相手を思いやる「承認」の気持ちでリスペクトして、それを口に出すことが大事です。

その② 意識的に仕事を振る

年上部下には意識的に仕事を振りましょう。

仕事を振る時はつい、若い部下に頼んでしまいがちです。

そちらの方がやりやすいのは分かります。年上に仕事を振るのはちょっと遠慮してしまう気持ちですね。

ただ、これは逆効果。

年上部下は自分に仕事を任せてもらえない「疎外感」を感じてしまいます。

年上部下に仕事を任すことがスキル的に不安だった場合は、若手に仕事を振って、そのサポート役の役割をお願いしましょう。

とにかく何かしら仕事を振って「頼りにしてます感」を印象付けるのが重要です。

実際に、年上部下の能力をどう生かすかが組織として強く機能するかどうかの大きなポイントになると思います。

遠慮は禁物。どんどん仕事は振っていきましょう。

その③ 注意・叱責は個別にする

とはいえ、ミスしたり、お客様への対応がよくなかったりしたら、しっかり注意・叱責をするべきです。

これを遠慮してしないと、年上・年下関係なく部下は上司をナメてきます。

そうなると、チームとしては崩壊してしまうので、注意・叱責はしっかり行うべきです。

ただし、ここでポイントがあります。

年上部下を注意・叱責するときは、必ず個別にやらなくてはなりません。

間違ってもメンバーの面前での注意・叱責はやってはなりません。

年上である以上はプライドもあります。

若手の前で叱られるのは当人が一番傷つきます。

なので、個別に呼び出して1対1で注意・叱責をするのです。

叱るにもちょっとした心遣いは必要です。

あえてみんなの前で叱責をして、ミスを共有する!という人もいますが、僕はそれは良くないと思います。

そんなことをして、個人のやる気もチームの士気も下がりこそすれ上がることはないと断言できます。

年上部下の「ネック」あるある

これは、年上部下あるあるだと思いますが…

年上部下は、やはり業績がパッとしないから年下の後輩に役職を抜かれてしまうというケースがほとんどでしょう。

ということは、年上部下は業務レベルは低い傾向があることを否定できません。

業務レベルは低い、つまり「仕事が出来ない」のに、妙にプライドが高かったり、頑固だったりで扱いにくいのも事実です。

なので、

「リスペクトなんて出来ない」

「仕事など任せたらえらい目に合う」

という率直な意見も理解します。

そうは言っても、そういう人材を上手く扱ってこそリーダーとして評価されることなのではないかと考えます。

年上部下を持ったら、マネジメントスキル向上のチャンスだと思って上記の①~③をトライしてみてください。

まとめ

年上部下を持ったら以下の3つのポイントを実践してみてください。

  1. リスペクトを口に出して伝える
  2. 意識的に仕事を振る
  3. 注意・叱責は個別にする

営業の現場では成績によって役職は下克上が当たり前です。

やはり大事なのは「誰が言ったのかバイアス」を払拭して仕事をすることだと思います。

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