部下をその気にさせる3つのポイント

上司と部下のコミニュケーション
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部下はなぜ思い通りに行動してくれないのか?

仕事でリーダーになって、誰しもが悩むのが「部下を動かす」ということ。

かつての連合艦隊司令官だった「山本五十六」の有名な言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」というのがありますが、現代のリーダーの本音としては、

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやっても、人は動かず」

という感覚に近いのではないでしょうか?

部下に何かをさせようとしても徒労に終わる

組織の上からの目標設定、ノルマを達成するために、どうやって部下を鼓舞するか。どうすれば一丸となって業務に邁進できるのか?

リーダー、特に中間管理職と言われる立場にいる30~40代のリーダーたちは日々頭を抱えているのではないでしょうか?

自分が必死になればなるほど、部下たちから煙たがられ、より生産性が落ちてゆく、そんな悩みを抱えていませんか?

今回は、部下はなぜ思い通りに動いてくれないのか?というテーマでお話していきます。

部下がこちらの思い通りに動いてくれない理由、その中からどうやって部下を動かし、チームをまとめていけばいいのか?についてのヒントになれば幸いです。

自分はこういう人間だ、という枠組み

では、どうして部下は思い通りに動いてくれないのか?

それは、部下たちが自分はこういう人間で、こういう価値観で、こういう仕事観で生きていると自分の中で思いこんでいるからです。

なので、人から言われたり指示されたりしても、自分らしくない、自分の好みではない、自分の流儀に合ってない、と感じれば動いてくれないのです。

もちろん、ベテラン世代にもそういった「自分自身の枠」というのはあります。

昭和や平成初期の世代では、そう言っても会社での業務命令ならば、渋々でもそれに沿った行動をしたし、少なくとも業務命令に従ったようなフリをしていたのではないでしょうか。

でも、今どきの若者は、そういった行動はしない。しないでも平気でいられるメンタルに変わってきているようです。

と、いうことを考えると、若い部下をその気にさせて行動を起こしてもらうためには「自分はこの業務を遂行する(できる)人間だ」「目標を達成することが自分らしいことだ」と思ってもらうことが部下を行動に移させるカギになってきます。

部下をその気にさせる方法とは?

では、部下をその気にさせるためには、どうすればよいのでしょうか?

3つのポイントに絞ってお話してみます。

部下をその気にさせる方法 その①「褒める」

え?何そのありきたりな回答、と思われたかもしれませんが、やはり「褒める」ことはモチベーションをあげてもらうためにはすごく有効です。

とはいえ、何も部下に媚びを売れと言っているわけではありません。

部下の良いところを見つけて承認してあげればいいのです。

仕事が出来なくても、だらしない態度であっても、何かしら良いところはあるはず。 例えば「君の声は良い声だね」「服のセンスがいいね」「メール打つのが早いね」など、ちょっとしたことでよいのです。

仕事と直接関係ないことでも、「いいね」「すごいね」と承認してあげることで部下は、上司は自分のことを気にかけてくれているという印象になります。

そもそも、承認はポジティブな言葉で行うものですから、上司がポジティブな言葉を口に出しているだけでも職場の雰囲気は良くなります。

そんな環境で仕事をすることこそ「自分らしいこと」というような思いになってくれたら、行動も変わってくるはずです。

部下をその気にさせる方法 その②「断定する」

どういうことかというと、上司から部下へ「君はこういう人なんだね」と言ってあげることです。

例えば「君は挨拶がきちんとできる人だね」と言葉をかけると自然と「そうだ、私は挨拶できる人間だ」と思うようになり、どんな場面でもしっかり挨拶できるようになります。

人間は他人からの評価でその気になってしまうもの。

なので、どんどん「君は粘り強い人だね」とか「責任感つい良い人だね」とかそういった断定の言葉を言い続けると、部下がそのような行動を自発的に起こしてくれるようになります。

部下をその気にさせる方法 その③「本音をチラ見せ」

上司は部下より上に、という時代ではないです。 部下も高圧的な上司は嫌いです。

上司と部下の節度は大事ですが、その節度も本音と建て前、部下に上司の本音をチラ見せするべきです。

会社の建前論だけでは部下はついてきませんし、ぶっちゃけトークばかりでもナメられて統制が取れなくなってしまいます。

毅然とした態度の中に、人間らしい本音をチラ見せすることで、部下たちは「まぁ、確かにそういう部分もあるかもな」と自分自身に納得感を感じたりします。

それでもすぐには行動しない。。。

とはいえ、部下がすぐに行動を改めるわけではないです。

こういったことを地道に繰り返していくうちに、職場の風土が良くなり、改善されていくのです。

職場環境が悪くなるのは早いですが、よくなるのには時間がかかります。

上司が粘り強く部下たちを「その気」にさせ続けるしかないのです。

まとめ

部下はなぜ思い通りに動いてくれないのか?

それは、自分らしさの枠組みの中か外かで行動を判断しているからです。 その部下をその気にさせる方法としては、

  1. 褒める
  2. 断定する
  3. 本音をチラ見せ

この3つのポイントを粘り強く実践すると、時間はかかるかもしれませんが「仕事ができる組織」に成長していくのだと思います。

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