古くなったPC(パソコン)を「無料で安全」に捨てる方法とは?

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  1. 使わなくなったパソコンってどうやって捨てればいいのだろう?
  2. パソコンをゴミとして捨てることは違法
    1. 資源有効利用促進法
    2. 小型家電リサイクル法
  3. とは言え、メルカリとかで売るのも怖い
  4. 僕も捨てたいパソコンがあって困ってます…
  5. 実はPCは無料で安全に引き取ってもらえます
    1. PCリサイクルマークがあるPCの廃棄依頼手順
      1. もしも回収するメーカーが無い場合は?
    2. ただし、データ消去は自分で責任をもって行わないとダメ
    3. データ消去3つの勘違い~これではデータが復元されてしまう~
      1. データ消去の勘違い① 「ゴミ箱に捨てるコマンド」や「アンインストール」でOKと思っている
      2. データ消去の勘違い② PCを初期化すればOKと思っている
      3. データ消去の勘違い③ 付属のリカバリーCDなどで工場出荷状態に戻せばOKと思っている
    4. すべては見かけ上のデータ消去
      1. データ消去の方法その① 専用のソフトを使って消去
        1. おススメのデータ消去ソフト① 完全ハードディスク抹消
        2. おススメのデータ消去ソフト② ターミネータ10plus
        3. おススメのデータ消去ソフト③ 完璧・HDD消去
      2. データ消去方法その② 物理的にHDDを破壊する
  6. 「PCの無料回収業者」を利用するという手も。
    1. PCリサイクルマークが無いPCや、単純に送る手配が面倒な人にはおススメの方法
    2. 「PC無料回収業者」に頼む時の注意点。悪徳業者にダマされないように
    3. おススメの「PC無料引回収業者」
      1. リネットジャパンリサイクル
      2. ライズマーク
  7. まとめ

使わなくなったパソコンってどうやって捨てればいいのだろう?

古くて使わなくなったパソコンや、壊れて動かなくなったパソコン、どうやって処分すればいいのか、不安になったことありませんか?

買い替える時に下取りで引き取ってくれればいいのだけど、古すぎて下取ってもらえなかったり、新しいPCを下取り制度のないショップで購入したりした時は、困ってしまいますよね。

そうかといって、使わないパソコンほど邪魔なものはありません。

パソコンは簡単に捨てることが出来ません。
なぜなら法律で処分の方法を規定されているからです。

ちゃんとルールを守って処分することを義務づけられているのですね。

とは言え、実は安全にしかも無料でパソコンを捨てる方法があります。

この記事では、使わなくなったパソコンを無料で、しかも安全に捨てる方法について解説していきます。

無料で安全に捨てられますが、じつは持っているパソコンや、使っていた用途によって捨て方の手順が異なりますので、最後まで読んでもらえると確実かと思います。

パソコンをゴミとして捨てることは違法

以外と知らない人も多いのですが、パソコンを普通ゴミや粗大ごみとして捨てることはできません。

パソコンの処分については下記のような法律で規定されているのです。

資源有効利用促進法

パソコンなどを処分する時に、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組みを総合的に推進するための法律です。
特に事業者に対して3Rの取り組みが必要となる業種や製品を政令で指定して、自主的に取り組むべき具体的な内容を省令で定めています。

デスクトップ本体、ノートパソコン、液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイが対象製品となる法律です。

小型家電リサイクル法

デジタルカメラやゲーム機等の使用済小型家電に含まれる貴金属やレアメタル等の資源の有効利用を促進するための法律。
また、有害物質の管理等の廃棄物の適正処理の確保を図ることも合わせて目標とされている法律です。

デスクトップ本体、ノートパソコン、液晶ディスプレイ、スキャナー・プリンター・CDドライブなどの周辺機器、デジカメなど小型家電が対象製品となる法律です。

とは言え、メルカリとかで売るのも怖い

メルカリやヤフオクなどを見ていると、壊れて動かなくなったパソコンを「ジャンク品」とか「部品取り用」などといって販売している人も多く見かけます。

壊れていても、パソコンに詳しい人なら直して使ったり、部品を再利用したりできるので、安く取引されているのでしょう。

パソコンに詳しい人なら大丈夫でしょうが、僕のようにそれほど詳しくない一般的なユーザーは、見知らぬ人に自分が使っていたPCを売ってしまうのはちょっと怖くて不安です。

(あくまでイメージですが…)
ハッカー的な人が古いPCからデータを復元して抜き出して…

みたいなことをされてしまうのではないかと思うと、メルカリやヤフオクで販売するのはちょっと出来ないなぁと思ってしまいます。

僕も捨てたいパソコンがあって困ってます…

僕が以前使っていた東芝のパソコンです。

写真を見ただけでも相当使いこんでいる年代物だと分かると思います(笑)

キーボードの一部は欠けてなくなっているし、ディスプレイのヒンジもガタガタだし、何せ、起動しないです。

でも、これ1年以上捨てられずに困っています。

さすがに、邪魔になってきたので「古いパソコンの捨て方」を調べてみようと思い立って、調べてみたというのが、今回の記事を書いた経緯です。

実はPCは無料で安全に引き取ってもらえます

僕も今まで知らなかったのですが、使わなくなったパソコンはメーカーに無料で安全に引き取ってもらえます。

もしも、使っていたパソコンに「PCリサイクルマーク」が貼ってあったら、メーカーに無料で引き取ってもらえるのです。

PCリサイクルマーク

このマークの「PCリサイクルマーク」の付いたパソコンは、廃棄する際に新たな料金を負担することなく、廃棄することができます。

この「PCリサイクルマーク」は、平成15年(2003年)10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されているもので、PCリサイクルマークのついてないパソコン(平成15年9月までに購入された製品)は、回収再資源化料金を負担しなくてはいけません。

なので、極端に古いパソコンや、事業用として会社が購入したパソコンでない限りは、メーカーに無料で回収・廃棄してもらえるのです。

PCリサイクルマークがあるPCの廃棄依頼手順

PCリサイクルマークが貼付されているパソコンをメーカーに廃棄依頼をする手順をカンタンに解説します。

  1. メーカーへ連絡する
    PCメーカー一覧リンク
  2. メーカーから「エコゆうパック伝票」が送られてくる
  3. 自分自身で梱包して「エコゆうパック伝票」を貼付
  4. 郵便局に持ち込み、発送してもらう

以上が流れとなります。
意外と簡単にできますね。

もしも回収するメーカーが無い場合は?

PCリサイクルマークが貼付されていてもメーカーが分からない場合は、

「一般社団法人 パソコン3R推進協会」が回収をしてくれます。
ただし、有償になりますので注意してください。
↓↓↓
一般社団法人 パソコン3R推進協会

ただし、データ消去は自分で責任をもって行わないとダメ

メーカーが回収してくれるので、安心ですが「データは自分で責任をもって消去」することが前提となっています。

データを消去???

さて、データの消去ってどうやるのでしょう?

データ消去3つの勘違い~これではデータが復元されてしまう~

「データを消去する」ということは、意外と難しいです。

実は僕も今まで大きな勘違いをしていました。

ネットで調べてみると、僕のようにパソコンのデータの消去を間違って認識している人も多くいるようです。

データ消去の勘違い① 「ゴミ箱に捨てるコマンド」や「アンインストール」でOKと思っている

パソコン上でデータを「ゴミ箱に捨てる」や、「ゴミ箱を空にする」を実行すればデータを消去できると思っている人も意外と多いようです。

データ消去の勘違い② PCを初期化すればOKと思っている

Windowsパソコンの設定画面から「初期化」を実行すれば大丈夫だと思っている人もかなりいるということです。

実は、僕もそう思ってました(汗)

データ消去の勘違い③ 付属のリカバリーCDなどで工場出荷状態に戻せばOKと思っている

いやいや、これはさすがに大丈夫でしょ、と思ったんですが。

調べてみるとこれも厳密には完璧なデータ消去ではなさそうです。

すべては見かけ上のデータ消去

これらの勘違いに共通しているのは、データ消去が完全に行われている訳ではなく、単純にOSからのデータの読み込みが出来なくなっているだけで、PCの専門家だったら、復元できてしまうレベルだということです。

まぁ、国家機密的なデータや、会社の企業秘密のようなデータを持っている訳ではないので、よっぽど大丈夫だとは思いますが、やはりデータの消去は完璧に処理しておきたいですね。

では、どうやってデータ消去をすればいいのか?ということになります。

データの消去には2通りの方法があります。

データ消去の方法その① 専用のソフトを使って消去

データ消去用のソフトを使ってデータを抹消する方法です。
パソコン用のデータ消去ソフトはAmazonなどで売られていますので、そういったものを購入して消去する方法ですね。

データ消去ソフトは3000円~5000円程度で販売されていますので多少コストをかけても確実に消去したい場合はこういったソフトを使用するのが安心です。

Amazonで販売されている、おススメのデータ消去ソフトを3つご紹介します。

おススメのデータ消去ソフト① 完全ハードディスク抹消

セキュリティレベルに応じた6種類の抹消方法を選べるソフト。

おススメのデータ消去ソフト② ターミネータ10plus

ちょっと価格は高めですが、こちらは10段階のセキュリティレベルの消去を設定できるソフト

おススメのデータ消去ソフト③ 完璧・HDD消去

コスパの高さが売りのデータ消去ソフト

データ消去方法その② 物理的にHDDを破壊する

最終的には(面倒なら)、HDDを物理的に破壊する方法があります。

電動ドリルなどでHDDに穴をあけて文字通り「破壊」するという方法です。

「PCの無料回収業者」を利用するという手も。

PCリサイクルマークが無いPCや、単純に送る手配が面倒な人にはおススメの方法

先ほど画像でも紹介した、僕の東芝製のパソコンですが「PCリサイクルマーク」が貼られていません。

そこまで古い機種でもないのになぜ???

と思ってよく思い出してみたら、分かりました。

あのパソコンは、法人で使われていたもののリースアップ品を安く購入したPCだったのです。

PCリサイクルマークは「家庭向けPC」用のマークなので、事業用で使われていたPCは対象外なのでしょうね。

なので、僕が東芝に依頼しても無償で回収は難しいということになります。

そういった「PCリサイクルマーク」が無い場合や、単純に回収の手配や郵便局への持ち込みが面倒だという人は、「PC無料回収業者」を利用するという方法もあります。

PC無料回収業者を利用するメリットは、

  • ネットで簡単に依頼が完了
  • 自宅の玄関先まで集荷に来てくれる
  • 無料で回収してくれる
  • データ消去も行ってくれる
  • というところです。

例えば、仕事忙しくてメーカーにリサイクル回収の手続きを依頼して、郵便局まで持ち込んだりするのが面倒だという言う人や、すべてお任せしたいというPCにあまり詳しくない初心者などには便利なサービスですね。

「PC無料回収業者」に頼む時の注意点。悪徳業者にダマされないように

PC無料回収業者と言っても、様々な業者があります。

ただし。

この業者も気を付けて選ばないとリスクがあります。

自宅にチラシがポスティングされてたり、軽トラで回収に回っていたり、そういった業者は出来れば避けた方がいいです。

回収された後にどんなことをされているかが分からないからです。

なので、しっかりとしたデータの機密を約束している、または証明してくれる業者にお願いすべきです。

おススメの「PC無料引回収業者」

おススメのPC無料回収業者を2社紹介します。

リネットジャパンリサイクル

PC無料回収といえば「リネット」というぐらい、ネットでも評判の会社です。

環境省、経済産業省から認定を受けている会社で信頼度はナンバーワンです。また、数多くの地方自治体とも提携しているということなので、さらに安心ですね。

ネットで申込手続きが完了して、あとは段ボールなどに梱包だけしておけば、佐川急便さんが回収の集荷に自宅まで来てくれるそうです。

データ消去も依頼すれば(別途費用は必要?)、データ消去証明書も発行してもらえるので、PC初心者の人でも安心して回収してもらえます。

リネットジャパンリサイクルのリンクを貼っておきますので参考まで
↓↓↓

ライズマーク

正直、リネット一択でもいいのかな…とは思いますが、このライズマークも自宅まで回収に来てくれるし、社内にも監視カメラを配置するなどデータの漏洩対策はちゃんと行っている会社です。

データ消去の証明書などは出ないようなので、自分でしっかりデータを消去できるという人は、リネットと比べて検討するのもアリかも。

ライズマークのリンクも貼っておきますので参考まで
↓↓↓

まとめ

いかがでしたか?

今回は、自分も困っていた「古くなったPC(パソコン)を「無料で安全」に捨てる方法とは?」ということについてご紹介しました。

最後に今回の記事をまとめます

●PCを廃棄する際には、法律で規定されてますのでカンタンにゴミとしては捨てられないです。

●家庭用のPCで「PCリサイクルマーク」がついているものに関してはメーカーが無料で引き取ってくれますが、データの消去は自己責任でやらなければいけません。

●データの消去は専用ソフトを使って消去するか物理的にHDDなどを破壊するかして行いましょう

●PCリサイクルマークがついてないPCや、リサイクルPC回収の手配が面倒な人は、PC無料回収業者を利用する方法もある

パソコンを捨てる際は安全に、しかもお金をできるだけかけずに処分したいですね!

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