「会話」と「対話」ってどう違うのだろう?
ふとそんな疑問を持った。
調べてみると面白い。
会話と対話って、今まで曖昧に使っていたけど全く別物だった。
会話とは、2人以上の人間がしゃべっている状態で、取り止めのない話なども含むし、各々が別々の事をベラベラしゃべりあっていても「会話している」事になるのだそうだ。
それに対して対話とは、双方が向き合って話をする事を指していて、相互理解•お互いの信頼関係を築くためにしっかりコミュニケーションを取る事まで含むそうだ。
僕たち人間は言語を操る。
あたかも言語を発して相手の耳に届けさえすれば、自分の意思は伝わると思い込んでいる。
ところが。
それはただの勘違いだ。
相手に向かっていくら言葉を投げても、それが会話であるならば伝わってない可能性がある。
対話を通じて相手との信頼関係を築き、良好なコミュニケーションを取った上で言葉を発する。
そうする事で初めて「伝わる」が成立する。
いや、すでに言葉など1つのツールでしかない。
言葉が通じない外国の方と意思疎通をする場面を想像すればわかりやすい。
言葉などコミュニケーションの上では1つの選択肢で、身振り手振りであったり、顔の表情であったり、声の強弱であったり、そんな手段で「対話」を進めていく事が出来る。
対話とは、言葉というカテゴリーを超えた「相互理解」の手段なのだ。
仕事でも、家庭でも、友人関係でも、恋愛でも、人が幸せになれないシュチュエーションというのは、他者に理解してもらえなかったり、他者を理解出来なかったりする時だ。
相手に自分の思いを伝えられない、相手の思いが自分に伝わらない。
つまり、対話が不完全なのだ。
ということは、対話が上手く機能すれば、この世の中は幸せで満たされる。
これは、太古の昔から人類が渇望していた「魔法のチカラ」ではないか。
それが分かった時、僕の人生は変わった。
対話力を磨けば、どんな時でも幸せになれるのだ。
対話力。
これこそ、僕たち人間が人間らしくいられるチカラで、幸せの鍵になる事は間違いない。