質問です。普段から質の高いコミュニケーションをしてますか?
いきなりでスイマセン(汗)
冒頭のように聞かれても、答えに困ってしまいますよね。
まず第一に「質の高いコミュニケーション」っていったいなんだろう?
このワードに引っかかってしまいますね。
質の高いコミュニケーションという定義の仕方は多面的で、答えが一つではないとは思います。
「質」といっても、ものの見方次第でいろんな切り口で考えられる。
そもそも、コミュニケーションの質なんて考えて普段生活してない!という人がほとんどでしょう。
僕もコミュニケーションの質を決定づける要因は一つではないと考えています。
ただ、その中でも、最優先に考えたいことはあります。
コミュニケーションの最重要ポイントとは?
それは、コミュニケーションの中で最も重要な部分がクリアに伝わる、伝えられるということです。
これが全てでは無いものの、重要な部分がクリアに伝わらないと、間違って伝わったり、時間を費やした割によくわからないまま終わったりするのではないかと思います。
「重要な部分がクリアに伝わる」ことさえ出来ていれば、コミュニケーションは成立していると言ってもいいのではないかと思っています。
では、重要な部分をクリアに伝える(伝わる)にはどうすればいいのでしょうか?
結論から言うと、「聞きにくいことをはっきり聞く」
という事だと思います。
聞きにくいことをはっきり聞く?
聞きにくいから聞けないことなのに、無茶すぎる!
と思われましたか?
でも、コミュニケーションの質を上げるためには、すごくシンプルかつ効果的なことなのです。
理由は、他者とコミュニケーションをとっていく中で「聞きにくいこと」というのが実は対話の中で一番重要なポイントである場合が多いということです。
聞きにくいことを聞けないままでいるとコミュニケーションそのものがぼんやりしてしまいます。
聞きにくいことを聞くとは?
例えば、友達をスノーボードに誘うというシュチュエーションで考えてみましょう。
今週末スノーボード行かない?
そうだなぁ、行きたいけどなぁ…
都合悪いの?
いつまでに返事すればいい?
この流れ、どうでしょう。
相手方は行きたそうな感じにも見えるし、断りたがっているように見えたりします。
こうなると、相手の気持ちを思って
無理しなくていいよ、また誘うから
と言ってしまう事ってありませんか?
気の置けない間柄なら「そんなん、いいじゃん。行こうぜ」と強引に誘ってしまうかもしれません。
ここで大事なのは、なぜ、相手方ははっきりしないのか、という理由です。
実はこれが一番聞きにくいことであるのですが、実はこの話の中では一番重要なことなのです。
どうしたの?何かあったの?なんか行きたそうな行きたくなさそうな感じだけど、困ったことがあるな話してくれよ
とりあえず、こんな感じで聞きにくいことに切り込んでいけばOKです。
そうすれば、
いや、恥ずかしいけど、ちょっとお金が厳しくてさ。行きたいんだけど、どうしようかと思って。
というような本音がポロリと出てくることもあります。
そうすれば、お金が無いというネックを解消していくことでポイントが絞られます。
お金の問題が解決出来るかどうかは別問題ですが、とりあえず答えを迷っている理由ははっきりするのです。
つまり、これが話の一番重要な部分をクリアに伝える(伝わる)ということだと考えます。
これを聞かないままでいると、なんとなくこちらは
「誘ったのに嫌な顔をされた」
とか思ってしまいがち。お金が無いことを恥ずかしくて伝えられなかっただけなのに、対人関係に亀裂が入る瞬間です(怖)
とはいえ、聞き方には注意が必要
そうはいっても、聞き方には注意が必要です。
無神経に「なんだよ、金がないのか?」とか聞いてはダメ。
ちょっと矛盾するように聞こえてしまうかもしれませんが、聞きにくいことは、相手にとっては聞かれたくないことでもあります。
そこをどう聞くかは、やはり思いやりと気遣いが必要です。
つまり、コミュニケーションの質を常に考えていないと、うまく聞き出せないという事になります。
まとめ
コミュニケーションの質を飛躍的に上げるたった一つのポイントは、最も重要な部分をクリアに伝えること。
そして、それは「聞きにくいことを聞く」ことで質が上がるようになるという事です。
コメント