世の中には2種類の商品があります
世間一般的に、消費行動をする場合に2種類の消費心理が作用する場合があります。
一つはニーズ。
よく「お客様のニーズは何だ?」「ニーズに即した商品」など、ビジネスの世界では一般的ですね。
ニーズとはもちろん「必要とすること」
お客様が必要だと思うものです。
必要だから、買う。
シンプルにいうとそういうことです。
二つ目はウォンツ。
これを一つ目のニーズとごっちゃになって認識している人も多いです。
ウォンツとは「欲しいと思うこと」
お客様が欲しいと思うものです。
う~ん。。。
やっぱりニーズとウォンツの違いがイマイチ分からない。
結局お客様が求めているものなのだから、同じじゃないの???
と思いましたか?
でも、これは大きく違うのです。
このニーズとウォンツの違いをちゃんと分かっていないと、そもそもマーケティング戦略など立てられません。
ニーズとはどうしても必要だと思うもの。
特に欲しいというわけではないけど、無いと困るもの、それが「ニーズ」です
対してウォンツとは、出来れば欲しいもの。
特に無くても困らないけど、手に入れられたらうれしいもの。
こういう違いがあります。
この違いが分かりますか?
そして、商品もそれに合わせて2種類あるのです。
「ニーズ商品」と「ウォンツ商品」です。
今日はこの2つの商品の違いについてお話します。
ニーズ商品
ニーズ商品とは必要に迫られて購入する商品です。
特に心から欲しいと思わなくても、無いと困るというのがこの商品の特徴です。
例えば、トイレットペーパー、歯磨き粉、虫刺されの塗り薬、ゴミ袋など。
主に日用品と呼ばれるものはこの「ニーズ商品」になります。
ニーズ商品は、普段の生活で無いと困るものだったり、苦痛を取り去ってくれたりと、必ず必要になってくる商品です。
必要に迫られて購入する商品ですので、いつも「欲しい」という願望よりは「無いと困る」または、「無いのは考えられない」というものになります。
商品の性格から低額商品で、選ぶ基準もどちらかと言えば価格勝負のところがあります。
ウォンツ商品
ウォンツ商品とは、欲しいと思って購入される商品です。
ただし、無くても特段困らない商品が多いです。
例えば、嗜好品であったり、高級腕時計だったり、高価な輸入車であったりなど。
主に「ぜいたく品」「いつかは欲しい商品」という商品です。
これは所有欲を満たすものや、あこがれの商品などなので、高額商品となります。
ニーズ商品とウォンツ商品の売り方の違い
ニーズ商品とウォンツ商品は販売戦略も全く違ってきます。
真逆のことをしなくてはいけません。
詳しくは、また次のブログ記事で書きますが、結論から言うと、「ニーズ商品はウォンツを喚起する」「ウォンツ商品はニーズを喚起する」ということに尽きます。
(つづく)
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