世の中の価値観が大きく変わってきています。
※今日はコラム的なブログ記事です。
特に「勝ち組」と呼ばれる(古い?)人たちの層が変わってきたと感じます。
僕は高度経済成長期に生まれた、かつて「新人類」とか呼ばれた世代のちょっと後ぐらいのバリバリ昭和世代。
高校3年の時に昭和から平成に変わりました。
ちょうど高校生〜大学生ぐらいのあたりがバブルでしたね。
僕たちが学生の頃は、まだ「高学歴」で「大企業」がエリート、つまり勝ち組でした。
有名大学に入り、大企業に入る、というのが一般的に成功者と呼ばれる人の定義だった時代です。
そこから外れた者はいわゆる「落ちこぼれ」と呼ばれ、社会的には「負け組」という烙印を押されてしまうのが普通でした。
僕もその路線を見ながら(結果的には無理でしたが)学生時代を過ごしていた記憶があります。
バブルが崩壊してからは、少し変化して「高学歴」「大企業」という意識ももちろんあったのですが、「公務員」「資格」というキーワードも出てきて、より安定した仕事に就くことが成功者と言われる時代になったと思います。
この頃は、公務員試験とか、資格勉強とか、留学してMBA取得などが流行りでしたね。
僕はその頃、大学を中退してアルバイト社員みたいな事をしながら暮らしていました。
年収は300万円無かったですね。
その後、広告制作会社に入社したときは、年収が270万円だったと記憶してます。
東京でこの年収は、さすがに当時でもヤバイぐらいの貧乏生活でした。
それは、さておき。
この令和の時代は「成功者」の層が変わってきたと感じています。
今、インフルエンサーと呼ばれる人達を見ていると、昔の「成功者」とは真逆の人達ではないかと見ています。
それこそ、僕の20代の頃なら「落ちこぼれ」「社会生活不適合者」と散々な言われ方をしていたような人な達がのし上がってきている印象です。
例えば、飲み会に行くのは時間のムダと切り捨てる。会社を辞めて起業した方が良い。会社の仕事などサッサと終わらせて副業をする…など、昔ではちょっと異端者扱いされるようなことです。
でも、現代の成功者はこのような考えで仕事を作ってきている人です。
そういう意味では、僕も40歳過ぎて事業に失敗して自己破産しているぐらいですから、昔で言えば「終わった人」今風に言えば「オワコンな人」ですよね(笑)
だけど、運良くなんとか復活出来たのも、この時代に生きているからではないかと感謝してます。
で、今まだ企業にも属していたりするのですが、その中にいるとかなり「ヤバイ」状況になっています。
何がヤバイかというと、企業の中の人はこの時代の変化に全く気づいてないということです。
もっとも、気付いた人から辞めていってるので、ある意味しょうがないのですが、中で働いている人の感覚はそれこそ「平成ヒトケタ代」の時代感覚です。
退職金制度の計算をしたり、給料をどう貯金していくかを気にしたり、そんなことしか考えていない人が実際に多くいます。
今年入った新入社員ですら、そんな感じです。
将来のために自己投資している人もほぼ見当たりません。
飲み会と風俗とパチンコの話しかしない。あとゴルフとか。
全ての人が時代に合わせて頑張る必要はないので、それ自体が悪いことではありません。
怖いのは、そういう事に気付かない環境にいるという事です。
僕のように半分組織人、半分個人事業主のような立場だとまだいいのですが、どっぷり会社に浸かっている人はなかなか難しいのだろうなぁ。
とにかく、時代は変わっているし、そのスピードも早いです。
その中でどうやって生き抜いていくのか、僕はちょっとワクワクしてます。
今日は、取り止めのないコラムでした(^^)
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