伝わる話し方で忘れてはならないたった一つのこと

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話をしていてもイマイチ伝わらないなぁ、と思ったことはありませんか?

逆に何かを尋ねた時に、その答えが要領を得ないなぁと思ったことはありませんか?

伝えるのが下手で、結局自分でも何を言っているのか分からなくなっている人も、珍しくありません。

人は言葉を話しますが、言葉を話すこと=伝わることとは別問題です。

では、なぜ伝えられない、伝わらない人が多いのか?
それは、普段から伝えようとしていないからです。

こういうと身も蓋もないというか、何言ってるの、伝えようとしてるよ!と反論されそうです。

でも、これ本当です。
驚くほど多くの人が伝えることに執着してないのが現実です。

また、受け取り側も真剣に伝えてもらおうとしていない。

つまり、意思の伝達がとても曖昧というか、雑に扱われているのです。

受け手(聞き手)が何となくそんなニュアンスだろう、的な感じで受け取るのでどんどん話の本筋から離れていってしまうのです。

なので、伝える側は受け手に期待してはいけません。
「適当に聞いているな…」ぐらいに考えておいた方がいいです。

では、そんな中でどうやったら自分の伝えたいことをストレートに相手に伝えられるのか?

「伝える上で忘れてはいけないたった一つのこと」があります。

このことさえ忘れずに話せば、きっと相手には伝わります。いや、伝わってしまうというのが正しいかもしれません。

では、その伝えるあえて忘れてはいけないたった1つのこととは、どんな事でしょうか?

結論から先に言うと、何を伝えたいのかを1つだけ絞るという事です。
そしてその絞った伝えたい事以外は、出来る限り削ぎ落として伝えるという事が大切です。

アレもこれも伝えたい…というのは、結局のところ何も伝えたくないというのと同じ、と思っていいです。

本当に伝えたい事を1つピックアップ出来ない人が多いです。
そもそも、そんな事考えて話してない人がほとんどでしょう。

1番伝えたい事を話の「幹」だとすると、その他の事は全て「枝葉(えだは)」となります。

幹さえしっかりしていれば、極端な話、枝葉など一切なくてもいいぐらいです。

そして、もう1つ注意しなくてはならないこととして、その幹をぐっと具体的なところまでブラッシュアップする必要があるということです。

いくら話の幹があっても、その幹が曖昧で抽象的であれば話はその分伝わりづらくなります。話の幹は出来る限り具体的なところまで落とし込むべきです。

例えば、車の営業マンが車の安全性を伝えたいと思った時の事を例に出します。

この場合の伝えたい話の幹は「車の安全性」ではダメです。
車のどんな安全性なのか?までブラッシュアップしていく必要があります。

安全性といっても、ボディ剛性なのか、ブレーキ性能なのか、衝突回避システムなのか、エアバッグの性能なのか…思いつくだけでも様々な切り口があるのです。

例えば、その中で「ブレーキ性能」の安全性を伝えたいというのを、幹にすると決めたら、ブレーキ性能以外の話はすべて枝葉となります。

「この車のブレーキ性能は、従来のモデルより1.5倍の制動力があって、もしもの時にもより短い距離で停止することが出来ます」
という内容だと伝わりやすくなります。

これを、「この車は、ブレーキ性能も1.5倍に向上してますし、エアバッグも全部で7カ所装備されていて、なおかつボディ剛性も高級車並みとなっているため、非常に安全性能が高くなっています」
と伝えてしまうと、なんとなく安全そうという曖昧な伝わり方にしかなりません。

それがどんどん積み重なっていくと、伝えたいことと伝わることが乖離(離れていく)していってしまいます。

まとめ

伝わる話し方で忘れてはならないたった一つのこととは、伝えたい話の幹を決める事。
それ以外の事は出来るだけそぎ落として話す事

これを意識すれば、自分の伝えたいことも明確になるし、相手にも伝わってコミュニケーションの質がぐっと上がることは間違いないです。

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