メールでも感情は伝わってしまう(怖いことに)という話

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話し言葉と書き言葉。
僕が小学生だった頃、よくこの言葉を聞きました。

今ではあまり言わなくなったのでしょうか?

話し言葉と書き言葉、イメージで言う違いは話し言葉は砕けた言い回しで書き言葉はかしこまった言い回しの感じでしょうか?

活字離れと言われている時代ですが、僕が子供の頃であった昭和の時代よりも、令和に生きている人のほうがよっぽど活字に触れる機会が多くなっている印象です。

メールでのやり取りはもちろん、ブログやLINE、SNSなどもテキストベースでのコミニュケーションが主流です。

量的には昭和の時代より明らかに活字(文字)情報に触れる機会は多くなっています。

なぜこんな話題を切り出したのかというと、先日ちょっとある出来事があって「書き言葉と感情」について考えさせられたことがあったからです。

今日はそのエピソードを紹介したいと思います。

このエピソードから書き言葉でも書き手の感情が伝わってしまうということを理解して貰えばいいかと思います。

先日、ヤフオクで中古のノートパソコンを落札しました。
PCはいくつか持っているのですが、出先で気軽に使える軽量のPCが欲しかったのです。

あくまでもサブで使う機種なので中古で十分だと判断しました。

それはさておき。

落札させてもらったPCの売主は、ヤフオクでストア登録している事業者です。
たくさん中古PCを扱っているし、中古でありながら保証もつけてくれるというので安心していました。

落札後の取引メールを引用しますと、

お手元に届いて、もし何かございましたら、お気軽にご連絡を下さい。最後までちゃんと責任を持ってご対応いたしますので、ご安心下さい。アフターサービスの評価の一環だと思いますので、いきなりの悪い評価をご遠慮ください。

という内容です。(これは原文そのままコピペしてます)

で、実際に届いた商品を使ってみると、キーボードの「K」と「N」の反応がよくありませんでした。
押しても入力されたりされなかったりという感じです。

中古なのでそんなものか?とも思いましたが、オークションの説明欄には「キーボード入力問題なし」と記載されてましたし、もしや初期不良(不具合)の可能性もあるかなとも思いました。

そのまま使ってもまぁ、何とかならないわけではないのですが、気になると言えば気なるし、なんと行ってもアフターサービスもしてくれると書かれていたので、メールで状況を報告しました。

しばらくたって、送り返してくれというメールが来たので、着払いで送り返しました。

そしたら、次のようなメールが届きました。

お世話になっております。パソコンは届きまして、早速キーの動作について確認しました。
強く押したりするとちゃんと反応したため、ノートパソコンによく見られる状況です。
埃や酸化による劣化なので、基本的に使ってるうちに改善できます。また、下まで強く押しながら左右に揺らせば簡単に改善できます。初期不良対象ではございません。
修理といってもキーボード掃除だけです。恐れ入りますが、着払いのため送料分を請求させていただきます。

どうでしょうか?
このメール。
言っていることは、正しいですし僕も文句はありません。

初期不良じゃなくてよかったと。
ただ、このメールからは
「うっとおしい客だな。こんなもんで送り返してきやがって」

という感情が読み取れませんか?
「簡単に改善できます」
「修理と言っても」
「請求させていただきます」

こんな言葉の端々から人は相手の感情を読み取ることができるのです。
ある意味、自分の感情を素直に表現していると言えるのかもしれませんが(笑)

相手に自分の感情を悟られないような書き方に変えてみます。

お世話になっております。パソコンは届きまして、早速キー動作について確認しました。
強く押したりするとちゃんと反応したため、中古のノートパソコンによく見られる状況です。
埃や酸化による劣化なので、基本的に使ってるうちに改善できるかと思われます。
もし、反応が悪くなった場合は、下まで強く押しながら左右に揺らせば改善できるケースが多いです。もし他のキーでも反応が悪くなったら一度お試し下さい。今回はわざわざお手間を取って頂き、ご返送いただきましたが初期不良対象ではございませんでしたのでご安心下さい。
なお他の箇所も再度チェックいたしましたが不具合などは見受けられませんでした。
すぐにお手元へご返送いたします。
ただ、たいへん恐れ入りますが今回は初期不良ではなかったので送料だけはご負担頂きたいと思います。
キーボード周りを再度入念にクリーニングしてご返送いたしますので何卒よろしくお願いします。

どうでしょう?
この違いを感じてもらえるでしょうか?

メールという文字面でも、相手に自分の感情が分かってしまうということです。

くれぐれも感情に任せてメールやSNSなどの文章を送ってしまわないように気をつけましょう。

これも立派な対話力です。

…ま、つまり今日は僕が経験した「イラッ」とした愚痴を書いただけ?
のようになったという話です(笑)

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