今、新型コロナウイルスが猛威をふるっていますね。
インフルエンザより軽いのでは?
発症しても致死率低いよね?
コロナなんて風邪と同じでしょ?
なんてちょっと前までは言われてましたが、ヨーロッパなどの犠牲者数を聞くと怖いですね。
日本はなぜか感染スピードも緩く、割と早めに感染者が特定された国であるにもかかわらず、大きなパニックになって無い印象です。
日に日に感染者は増えているし、芸能人やスポーツ選手、政治家もどんどん感染しているようなので、もうひと事では無いです。
外出などは控えるように言われても、なかなか全員が厳しく実行するわけではありません。
このブログは「対話力」がテーマなので、今日は、人に物事をやめさせる対話術について少しだけお話しします。
人に物事をやめさせる、つまり禁止させる方法として、絶対にダメなやり方があります。
それは、命令です。
組織の中での行動なら「命令」もありですが、一般的には命令は逆効果の事が多いです。
人は命令されると反発したくなるもの。
逆に受け入れ難くなってしまいます。
やるべき事は、事実を伝えた後に相手に決めてもらうと言うのが一番いいです。
今回の場合、
「外出しないように。絶対にダメ」
と言う場合と、
「外出すると感染のリスクはあるし、もし自分が保菌者であったら、人にうつしてしまう。そうなると家族や周囲の人が迷惑するかと思うのだけど、最終的には自己判断でいいと思う。僕は迷惑かけたくないので外出しないけど」
と言う場合。
どちらが外出しづらいか?ということです。
外出するとリスクはあるし、人に迷惑をかける可能性があるから自分は外出しない。
(事実)
だけど最終的には自己判断でいいと思う
(相手に委ねる)
これは、クロージングの手法
「バット•ユーアー•フリー」
の手法です。
最終的には決めるのはあなた、受け入れるのも拒否するのも貴方が決めて下さい、というだけのテクニック。
これで成約率は倍になるといいます。
人に禁止行為させる時も、このテクニックを使って伝えるといいです。
なので、日本政府も「緊急事態宣言」を出しながら「でも最終的には自己判断で」と付け加えれば効果的かもしれませんね。
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