思い通りにコミュニケーションをコントロールする「対話の主導権」の考え方

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対話の主導権を意識してますか?

対話とは、相手と信頼関係を築き互いの意思疎通をはかるコミニュケーションです。

相手とのコミュニケーションである以上、その対話にはお互いのパワーバランスがあります。
いわゆる対話上の「主導権」です。

どちらが対話をリードしてるかということです。

コミュニケーションが上手い人は、言い換えればこの「主導権」の扱い方がとても上手。

相手に不快にならないよう、かつ自分の思い通りにコミュニケーション出来るように上手に「主導権」をコントロールします。

この主導権の考え方、上記の書き方を注意深く読んで頂きたいのですが、上記の書き方に重要な鍵があります。

それは主導権を取る、とは言わずに主導権をコントロールする、としたところにあります。

主導権は何でもかんでも自分が奪い取ればいいというものではありません。
状況によって相手に渡したり、自分に引き寄せたり、やり取りをする必要があ?のです。

では、どうやって主導権のやり取りをすればいいのか?

本物の対話巧者になると、対話の主導権を複雑に出し入れするようなテクニックを使って相手を思うがままにコントロールしてきますが(決して悪い意味ではなく)、通常はなかなか難しい。

なので、対話の主導権のコントロール、もっとも基本の型を紹介します。

型と言ってもすごくシンプルです。

最初は相手に主導権を持たせておいて、最後は自分に主導権を移す。

これだけです。

ビジネスの現場の例を話します。

例えば商談で、最初は相手に主導権を渡します。
つまり、このパートが「ヒアリング」と呼ばれるもの。
相手の考え、要望、好み、クセなどを気持ちよく語ってもらうのです。

相手は自分が語っているし、相手も興味深く聞いてくれるので悪い気はしません。
この状態は相手に主導権がある状態です。
その時、適宜質問を挟んだりしながら話を進めていきます。

相手を話しにのめり込ませる感覚です。

そして、それが一段落したら今度は自分から話すのです。
相手から様々な情報を入手しているので、それに対応した話が出来るはず。

相手も自分が話した内容からの発展した話なので興味を持って聞いてくれるはずです。

これが自分に主導権を移すということです。

営業マンの中にはこれが逆になっている人も見かけます。
まず自分の言いたいことを話して(主導権を握る)、それから相手に返事を求める(主導権を渡す)
これでは最終的に相手に主導権を持たれたままコミュニケーションが終わります。

ポイントは、相手に主導権を渡しても最終的に自分に主導権を戻して終わる。

これが大事なのです。

最初から最後まで自分が主導権を持っているのはダメなのか?と思う人もいるかと思います。

僕はそういう対話はオススメしません。

主導権を取られっぱなしのコミュニケーションは、無意識レベルでもストレスがたまります。

ストレスがあるコミュニケーションは良い印象が残りません。

対話は相手との信頼関係を気づくのが目的の1つなので、良い印象が残らないのはそもそもダメですね。

対話の主導権は、相手とやり取りしながら最終的には自分のところに引き寄せて終わる。

これが大事なのです。

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