「対話」というと言葉のテクニックだと思われる節があります。
確かに言葉自体の使い方にはコツもあるし、テクニックとしていくつか身につけたいことはあります。
ただ、対話に置いて言葉の持つ意味は実はさほど大きくなかったりします。
有名なメラビアンの法則もありますが、言葉の内容より見た目とか声のトーンだったりとかそんなものが印象を決めてしまったりするものです。
対話に置いて大切なのは、言葉の内容よりその人の態度なのです。
何を言うかより、どうやって言うか、の方に重きを置いた方が良いと。そういう事なのです。
例えば口では「愛してる」と言いながら平気で他の女の子にアタックしている男の事を女性はどう思いますか?
(男女逆の場合ももちろん同じ)
例えば口では「一生懸命頑張ります」と言いながらパチンコ屋で時間を潰している営業マンの事を上司はどう評価しますか?
例えばポケットに手を突っ込んだままガムをクチャクチャ噛みながら「申し訳ありませんでした」と謝罪にこられたら、許せますか?
逆に。
「お前の事なんかこれっぽっちも気にしてなかった」と言いながら涙を流しながらハグされたら、どう感じますか?
「こわなのあっという間に終わったわ」と言いながら、目を充血させて疲れ切った顔をして仕事を仕上げてきた同僚をどう思いますか?
「別に好きじゃないよ」と言いながら誕生日に花束を持ってくる男性を女性はどう思いますか?
何が言いたいかと言うと、言葉の内容よりも態度が重要だと言うことです。
言葉で相手が動くと思うのは幻想です。
態度があって初めて言葉の意味が生きてきます。
言葉をあれこれいじくり回すより、態度を考えた方がよほど相手に伝わります。
言葉のテクニックよりも自分の態度に注意を向けるべきですね。
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