この本を手に取ったきっかけ
ご存知、堀江貴文さんの本です。
今まで何冊も堀江さんの本は読んできたのだけど、正直言って表現こそ違えど内容はどの本も似たような内容でした。
あ、これは批判しているのではなくて、それだけブレずに同じメッセージを発信し続けられるというのは凄いことだと思ってます。
堀江さんの本が新刊で出たと聞いても、「あ、内容はこの前読んだ本と同じような内容なんだろうな」と思ってしまうのですが、定期的に新刊に目を通さずにはいられないのは何故でしょう?
不思議です。
ただ、内容は似ていると言っても、どの本も面白くて読みやすいので、買って損した気分になったことはないです。
読んだ後に、「いつもとブレてないな」と思ってホッとしている自分がいるぐらいです(笑)
で、この「本音で生きる」という本を購入したのは、タイトルにすごく引っ掛かったからです。
何が引っかかったかというと、堀江さんが「本音で生きている」のは十分理解するけれど、本音で生きているばかりにすごく苦労されているような印象があるのになぁ…という感じで引っかかったのですね。
堀江さんはもっと建前を駆使して本音を前面に出さなければ、
ライブドアを辞めることもなかっただろうし
懲役実刑を食らうこともなかっただろうし
拝金主義者と罵られることもなかっただろうし
しょっちゅうSNSで炎上することもなかった
のではないかと思ったのです。
つまり、堀江さんが本音で生きているからこそ、経験しなくてもいい辛い思いをしているのではないかと思っているのですが、その堀江さんが「本音で生きる」という本の中で何を語っているのかがすごく気なったのです。
このブログの書評はポイントを3つに絞って解説します。
書評と言っても、僕が単純にどう思ったかという感想文に近い内容です。
ただし、明日からのビジネスや人生に役に立つような、行動をすぐに起こせるところまで落とし込んだ記事にしたいと思って書きました。
本当の書評は専門家に任せます。
この記事は僕が読んだ書籍をどう実生活に活かしていくかという内容なので、すごく個人的な考察だったり、時には著者が書きたい内容の本筋から離れていたりすることもあります。
ただ、その本に出会前と出会ってからの生き方が少しでも変わっていくようなアクションにつながっていけばいいと。
その僕の体験が、この記事を読んでくれた人の人生にもプラスになればいいなと。
そう思って書いています。
なので、余計なものは削ぎ落として、3つのポイントに絞ってお話ししたいと思っています。
まずは、本に書いてある内容から僕が気になったフレーズを3つ抜き出してザックリと解説します。
その後で、僕の感想と明日から実践したいアクションプランを書いていきます。
では、早速。
「本音で生きる」3ポイント書評
①トレードオフの覚悟を決める
人生は、トレードオフです。
何もかもは手に入らない。つまり何かを手に入れたければ何かを捨てないといけないです。
例えば、何か資格を取りたかったら勉強しなくてはならないから、帰宅後のゲームは辞めなくてはいけないとか。
健康でいるためには大好きなお酒は控えないといけないとか。
家族サービスを優先したいなら会社での出世をある程度は諦めないといけないとか。
良いか悪いかではなく、現実的にそうなっているということです。
「堀江さんは何でもかんでも手に入れてるじゃん」
と言われそうですが、そうではありません。
堀江さんも、家庭だったり静かな生活だったり、批判されない環境だったりを捨てて、自分のやりたいことに集中しているのです。
その覚悟を決められないまま言い訳をしていてはいけないということです。
「もう少し歳をとったら始めよう」
「もっとお金があれば出来るのに」
「体力をつけてから頑張ろう」
というのは、何かを始めるために、今の生活を捨てられない人が吐くセリフです。
つまりトレードオフの覚悟が決まらない。
何かを始めるならば、何かを辞めなくてはなりません。これがリスクを取ることにもつながって、大きなリターンを得られる可能性が出てくるのです。
②コアバリューに力を注ぐ
コアバリューとは自分の得意なこと、自分でなくてはできないこと、自分の最大の強み、存在意義です。
このコアバリューに全力を注ぐことで、自分のやりたいことが最短最速で実現していくのです。
これは、逆にいうと自分のコアバリュー意外のことは手を出さないということになります。
堀江さんは、家事もしないし、家も持たないホテル暮らし。
経理関係の書類も作りません。
つまり、家事や経理の事務仕事は自分のコアバリューではないと判断しているのです。
僕は、このコアバリュー以外のことに手を出さないということが難しいことだと思っています。
上手に外注しながら自分の強みのみを生かして生きていくという形が一番いいのですが、そのために「やらないことをやらない」ことが最大の難関だと感じました。
③プライドを捨てる
人は他人からどう思われるかを気にして生きています。
というより、他人の評価のみを気にして生きている人が多いのではないでしょうか?
「大学へ行かないと今時バカにされる」
「30歳にもなって派遣仕事は恥ずかしい」
「結婚して子供ができないのは世間体が悪い」
これら全て、プライドです。
正直、大学へ行かなくたってバリバリのし上がって行けますし、派遣仕事でも食って行けますし、子供がいなくても幸せな生活を送っているご夫婦は山ほどいます。
そういったプライドで人生を決めていくと、それは他人の人生になるということです。
なので、プライドは関係なく、自分の好きなことを堂々とやっていくだけのタフさがあるのか?ということになります。
そのタフさがないと、本当の自分の人生は歩めないということになります。
この本を読んでのアクションプラン
この本を要約すると他人の価値観を無視して自分のやりたいようにやるというのが「本音で生きる」ことなのだと分かります。
もちろん、他人に迷惑をかけるのは論外です。
自分のやりたいことをやるためには、他人のやりたいことも邪魔してはいけません。
人の時間を奪う、足を引っ張る、迷惑をかける行為は本音で生きることとは相反した生き方です。
つまり、他人は他人、自分は自分。
それぞれ好きなことをして生きていき、他人の人生も受け入れる。
そういう人生を歩んでいきたいということです。
僕がこれから生きていく上でのアクションプランは…
「自分にとって重要じゃないものをリストアップして、今後はそれを一切やらない」
この書籍を読んで、上記のアクションプランを実行していこうと思った次第です。
それにしても、堀江さんはブレないです。
この本も今まで読んだ本と内容的には同じような内容でした。
でも、読みやすくて面白かったです。
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