起業家がビジネスを育てていく時に意識すべき「3つのステップ」

コラム
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ビジネスは生き物

「会社をやめて独立起業する」 ここを目指して日々勉強したり、人脈を構築したり、副業としてテストしてみたりと頑張っている人も多いと思います。 僕はかつて会社経営者として16年仕事をして、後に倒産させました。 その後会社員として一からやり直し、会社倒産から8年後に二度目の起業を果たしました。 一度目の失敗を糧に二度目の失敗は無いように頑張っているつもりですが、その際に常に意識していることがあります。それは「ビジネスを育てていく」という考え方です。 お金を稼ぐことにだけ目が行かないように、ビジネスその物を成長させて行きたいといつも考えています。 ビジネスを成長させるとはどういうことか? 今日は起業した人が意識するべき「ビジネスを育てる」という考え方を、3つのステップに分けて解説したいと思います。

起業家とビジネスは共に成長していく

起業する前、もしくは起業したばかりのころは、とにかく仕事を取ること稼ぐことに集中しがちです。もちろん、それが一番大切なのですがずーっとそればかりで走り続けられるものではありません。 起業家または経営者として自分が成長していくように、ビジネスそのものも成長していかないと真の「ビジネスの成功」は訪れません。

ビジネスの成功とは?

では、ビジネスの成功とは何でしょうか?これは人によって考え方が違うところではあります。 ●●円稼げるようになったら成功なのか。 投資したお金などを回収出来たら成功なのか。毎月生活できるだけの収入が安定して入ってくるようになれば成功なのか。 何をもって成功とするのかがそれぞれ違います。僕がここで「ビジネスの成功」としているのは、 「ビジネスが勝手に回りだす仕組みが完成したら」成功と考えています。 理由は、ビジネスというのは生き物のようなものだと考えているからです。 ビジネスが生まれたてのころはヨチヨチ歩きの子供で、やがて成長し大人になり、時には病気やケガで調子を落とし、時にはバリバリ活躍し、やがて年老いて活動量が落ち、その生涯を終えていく。 そう考えると、自分はビジネスにとって親のような存在。 親ならばビジネスという子供を育て、自立させてやるのが役目だと考えています。 要するに、ビジネスが勝手に回りだす仕組みを作る=ビジネスを自立させる、というイメージでとらえているのです。 なので、ここでいう「ビジネスの成功」とは、 ビジネスが勝手に回りだす状態になるということになります。 今回は、その成功へ向けての育て方を3つのステップに分けて解説していきます。

ビジネスを育てていく3つのステップ

★ステップ① 個人の知識・技術・スキルを磨くステップ

独立起業したらまず最初にやることは「個人の知識・技術・スキルを磨く」ことです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外とここを適当にやっている人も多いです。 個人の知識・技術・スキルというと業務のスキルアップのように思うかもしれませんが、それだけではありません。 例えば、経理のスキルだったり、税金の知識だったり、人付き合いのスキルだったり、マーケティングの技術だったり…。独立起業したからには経営者となったのですから、日々の業務だけに集中していればいい訳ではありません。 経営者としての実力を磨いていくことをしていかなくてはなりません。 ここは、面倒でも手を抜かないようにすることが大切です。 具体的には一人では仕事が回らないぐらい忙しすぎるようになるまで、続けるべきだと思います。

★ステップ② 外注やシステムを使って効率化するステップ

ステップ①で、経営者として実力がついたら次は外注やシステムを使って業務を効率化していくステップに移ります。 人を雇って会社を大きくしていくという選択もありです。 一人ではどうにも回らないぐらい忙しく収益も上がって来る前に、外注を頼んだり、人を雇ったり、高額なシステムを導入するのはあまりおススメしません。 少々泥臭くても最初は自分一人ですべてをこなして、その業務量が飽和して取れるはずの収益が取りづらく(忙しすぎて)なったら、このステップ②に移るのがいいです。 人によっては、ここで「ビジネスの成功」ととらえる人もいます。確かに他人から見るとここで「ビジネスの成功」だと認識してもらえるレベルかと思います。 ただここまで来ても「ビジネスが勝手に回りだす」状態ではなく、あくまで自分が回している状態。 それでは「ビジネスの自立」にはなっていないということなので、ここまで出来たらステップ③へ移るべきだと思います。

★ステップ③ 自立型のビジネスへ転換するステップ

ステップの3つ目は「自立型のビジネスへ転換する」です。それまでは自分の監視下で回していたビジネスを、完全にオートメーション化していくステップです。 ここに抵抗を感じる人も多いと思います。それまでやってきたビジネスから手を引くという感覚になってしまうからですね。 成功したビジネスの第一線から引いて、自分がいなくても回る仕組みを作り上げるのです。そして、自分は新しいビジネスを始めればいいのです。 人に任せる技術、システムをくみ上げるスキル(またはコスト)、オートマチックに稼ぎ続けられる仕組み。 非常に難易度は高いですが、これが成功したら自分の資産は何倍にも増えていきます。

今の自分は…?

と、ここまで書いてみて、今の自分を振り返ってみると実はまだまだステップ①の途中です。以前自分でビジネスをしている時はステップ②までは何とか達成したのだけど、ステップ③で見事に失敗して、会社を倒産させて自己破産を経験しました。 今の仕事では絶対にステップ③まで達成させたいと考えています。

まとめ

今日は、自分のことは棚に上げつつ、「起業家がビジネスを育てていく時に意識すべき3つのステップ」について解説しました。 ステップ① 個人の知識・技術・スキルを磨く ステップ② 外注やシステムを使って効率化する ステップ③ 自立型のビジネスへ転換する これから独立起業する人は、上記の3つのステップを意識してビジネスを育てて行くといいと思います。

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