コロナウィルスによる「非常事態宣言」が4月7日に出てもう2週間を迎えようとしています。
当初はGW前ぐらいまでには沈静化に向かうのでは?という予測もありましたが、非常事態宣言が全都道府県に拡大し、ますます拡大化していっている印象です。
僕が生活している地方都市でも、都市機能は、ほぼ停止状態。
飲食店は休業もしくは時短で営業、テイクアウトのみという体制も見受けられます。
僕の住んでいるところは人口40万人ほどの中核市で、基本「車」での移動がメインとなっている都市ですが、一番混雑する通勤時間帯でも車の通りはまばらです。
本当に、都市機能がダウンしているという感じです。
昔見たSF映画の、近未来の退廃した世界のようです。
MAD-MAXとか、北斗の拳とか、そんな世界観ですね。
営業の仕事も「こんな時にモノを売るなんて気が引ける」という心理からか、なかなかストレートな営業活動は出来ない人が多いですね。
確かにお客様の購買意欲も下がっているというか、財布のひもを固く結んでしまうのは必然。
こんな先行きが見えない状態なら気持ちは分かりますよね。
僕の私見ですが(と、断っておきます)、コロナの対応についていささか不安があります。
このコロナでの自粛政策は、本当に人のためになっているのだろうか?
ということです。
もちろん、感染して重篤化してしまうケースも多いので、感染予防は当たり前の感覚です。
政府としても行政としても、感染拡大を野放しに出来ないのは理解します。
しかし。
このまま自粛して経済を止めてしまって、その後の生活はどうなるのだろう?
コロナでの死亡リスクが減るのはいいことだけど、経済的に立ち行かなくなって生きていけないというのでは困ります。
生き残ったはいいが、地獄の苦しみを味わうなんて本当に嫌です。
僕は、以前飲食店を経営してました。
経営が立ち行かなくなって廃業しました。
自己破産も経験しました。
一時的に収入が途絶えて2か月だけホームレス状態になった事もあります。
「経済的に死んだ」
経験があるからこそ、言わせてもらうと、経済的な死は本当につらい。
コロナに感染しないようにしてもらって、生き延びれた先が、経済的な死であるのは悲劇です。
たまたま、運よく営業の世界へ入って、いい人とご縁を頂き、今でこそ復活できましたが、もうあのような「経済的な死」は経験したくないです。
世の中、
リモートワークにしたらいいんじゃない?
飲食店もテイクアウトを試したら?
国から補助金やら援助金やらでるでしょ?
などと甘いことを言っている場合ではないと思います。
経済的な死を経験したことがない、もしくは想像できない人がお気楽にそんなことを言っていると思うと、心の底から不安になります。
コロナに感染しないようにするのは大事。
これはその通りです。
ただ、コロナウィルスの感染リスクもある中でどう生き延びていくのか?
そこをもっと考えなくてはいけないと思っています。
生きてさえいれば何とかなる。
ならんよ。そんなもん。
生きてさえいれば何とかなる、のは一部の有能な人だけ。
一般的な凡人は、間違いなく何ともならない。
僕は自分が凡人であるのは自覚しているので、余計に不安になるのです。
もちろん、感染拡大しないように予防はするし、自粛もするけど、経済活動=仕事の手は緩めないですよ。
悲観的な予測はバリバリあります。
僕が身を置いている不動産業界も、これからどうなっていくのか、ネガティブな予測をする人もいます(そちらの方が多い)
それでも、僕は自分の仕事で結果を出します。
昨日、その自信(根拠?)はどこから来るのか?と聞かれました。
それは、経済的な死から蘇った原動力「営業力」があるからです。
営業力があれば、どんな時代でも乗り切れる。
そう確信しています。
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