売れない営業マンがよく口にする「もっともらしい3つの言い訳」
売れない営業マンは言い訳をします。
基本的に売れないのは自分のせいではない、と言いたいからでしょう。
もちろん、売れないのは他ならぬ自分自身が原因なのですが、なかなか素直に自分のせいだとは言えないのです。
言い訳をしているのですが、自分では言い訳をしてると気づいてないケースが多く、それが成績向上のネックになる場合が多いです。
言い訳は主に、他人のせいであったり、商品力のせいであったり、社会的な要因(景気とか)主に自分ではコントロールできない事柄であることがほとんどです。
でも、実際には同じ商品を同じ価格でたくさん売っているトップセールスもいるわけですから、売れない原因が自分以外にあるというのはちょっと虫が良い話ですよね。
自分でコントロールできないことに焦点を当てている限り、改善のしようがありません。
成績が上がらない時は、素直に自分自身が原因であると認めた方が成績も上がっていく可能性が高いです。
そこで、今日は営業マンがよく口する「もっともらしい言い訳」を3つほど紹介しようと思います。
今日の3つの事を言っている営業マンは、一見まともなことを言っているように見えますが、よくよく聞いてみると自分ではない別の要因で売れなかったといっていることに気づきます。
では、さっそく紹介します。
もっともらしい言い訳①自社商品の価格が高い
これは、本当によく耳にします。
しかも、質(たち)が悪いのは本当に他社製品に比べて高額である場合が多いことです。
他社の製品はもっと安くて条件が良い。
だからいくら頑張ってもお客様は他社を選んでしまう。
そういうことなのです。
ただ、お客様が購買を決定するのは何も価格だけではありません。
価格が高いなら高い理由をしっかり説明すべきです。
また、本当に他社が質もよくて価格も安い場合は、商品ではない他の理由でお客様のメリットを語るべきです。
それは、納期の早さなのか、アフターメンテナンスの充実度なのか、オプションンの豊富さなのか、下取り制度があることなのか、営業マンの人柄なのか…。
価格と品質以外にもお客様に買っていただく理由はあるはずです。
単純に価格が安ければ売れるなら、そもそも営業マンなど不要です。
価格.COMで調べて一番安いところで購入すればいいのです。
営業マンの存在意義は、価格や品質といった商品がもつ特性以外のセールスポイントをご理解して頂き、お客様にとって一番満足度の高いお買い物をして頂くことにあります。
自社商品の価格が高かったので売れませんは、売れない営業マンの典型的な言い訳だと思っていいでしょう。
もっともらしい言い訳②お客様が忙しくて時間が取れない
これもよく聞きます。
でも、ちょっと考えてみてください。
本当に必要で欲しいものなら、最優先で時間を確保してもらえるはずです。
お客様から「時間がない」と言われたら、それは断られていると考えていいです。
体よくあしらわれていると。
お客様が時間がないので、来月になります。
お客様が忙しいので、なかなかお会いできません。
見込み客がなくなってしまう恐怖から先延ばしにしているにすぎません。
もっともらしい言い訳③しつこく売り込むと嫌われる
これは、本当に最悪の言い訳です。
もちろん、しつこく売り込むとお客様に嫌われるのは当然です。
これを部下に言われると、何も言い返せない上司も多いです。
でも、これは違います。
そもそも嫌われるような売り込みしかかけられない営業マンが未熟なだけです。
お客様にメリットのない自分都合の売り込みは、しつこくなくても嫌われます。
お客様にメリットのある商談であれば、何度お話に行っても嫌われません。
それどころか、逆にガンガン行かないと「やる気がないのか」と思われたり「自分はお客として見られてないのでは」といったように逆に嫌われる原因にもなりえます。
つまり、しつこく行くと嫌われるというのは、自分の営業力の無さを露呈しつつ公然と仕事をサボるといっているようなものです。
僕は、こういう言い訳をする部下を絶対に許しませんでした。
「嫌われてもいいからクロージングしてこい」とばかりに、お客様のところへ向かわせたことも何度もあります。
それでもなお、お客様に嫌われないようにするためにはどうすればいいのかを考えないといけません。
まとめ
いかがでしたか?
もし、3つのうち1つでも自分に当てはまっていたら要注意です。
言い訳はどんなベテランでも、いや、ベテランだからこそ、してしまうものなのです。
売れない営業マンが「よく口にする言い訳」
①自社商品が高い
②お客様の時間が取れない
③しつこく行くと嫌われる
こんな言い訳をしないように、売れても売れなくても原因は自分にあるということを忘れないようにしましょう。
コメント