【コラム】リモートワーク・テレワークという言葉から思うこと

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昨日、リモートワーク・テレワークのブログ記事を書きました。

最近は新型コロナウィルスの影響で、会社に出社せずに家で仕事をしようという風潮ですね。

そんな世の中において…的な話は今日はしません(笑)

僕がちょっと気になっているのは、物事の「呼び方」です。

冒頭のリモートワークとかテレワークとか、ひょっとしたら以前から業界では普通に使われていた言葉なのかもしれません。

でも、一般的には「にわかに」出てきた言葉のような気がします。

なんか、流行語大賞みたいですねぇ

ちょっと前までは「在宅勤務」とか言ってませんでしたか?

在宅勤務と言われるより、リモートワークと言われた方がカッコいい感じがするのは僕だけでしょうか?

呼び方ってすごく大事だと思うんです。

人のやる気を出したり、失わせたりすることも出来るし、商品の売れ行きも全く違ったものにしてしまう。

これが、ネーミングのなせる技なのかと思います。

例えば下記の言葉を見てください。

・ディンクス
・マニフェスト
・コンプライアンス
・シナジー
・スキーム
・タスク
・ナレッジ
・フィードバック

なじみのある言葉もそうでない言葉も両方あるかと思います。
ここに挙げた言葉は、日本語でそれに相当する言葉があって、以前はその言葉を普通に使っていたような言葉です。

それぞれ、カンタンに意味を書いておきますね。

ディンクス:共働き
マニフェスト:公約
コンプライアンス:法令順守
シナジー:相乗効果
スキーム:やり方、仕組み
タスク:作業
ナレッジ:知識
フィードバック:評価

こんな感じ。
「私たちは共働きです」
というより、
「私たちはディンクスです」

といった方がカッコいい響きではないですか?
なんか時代の先端を歩いているような。

やっていることは「共働き」なのですが。

有名な話ですが、アサヒの缶コーヒーワンダという商品の話があります。

中身は全く変えずにネーミングを「モーニングショット」に変えて、「朝専用缶コーヒー」と謳っただけで、売り上げが爆伸びしたとか。

ネーミング変えただけで売上が伸びるなんてスゴイですよね。
開発コストほぼゼロ円ですよ。

何が言いたいかというと、ネーミングには人を動かす力があるということ。

つまり、言葉の力ってめちゃくちゃパワーを持っているということです。

裏を返せば、言葉の力を悪用すれば、カンタンに人を煽動できちゃうということです。

世の中の成功者は間違いなくこの言葉の力を知り尽くしているし、
世の中の悪い輩もこの言葉の力の使い手なのですよね。

リモートワーク
テレワーク

急にこんな言葉が世間で暴れ始めているのを見ると、誰かが故意にこの言葉を広めようとしているとしか思えないというのは、考えすぎでしょうか?

リモートワーク自体は、個人的には良いことだとは思うのだけど、言葉の広まり方が作為的というか、確信犯的な感じがきになりますね。

それが世に言う「良い人」の行為であればいいな、と願っていますが…

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