頭で理解することと、実際に「できる」ことは別物
僕のもとには、いろんな相談事が舞い込んできます。
中でも多いのが、
「どうやったら売れる営業マンになれるのか教えて下さい」
「将来、独立起業したいと思っているのですがアドバイス下さい」
「宅建士の資格を取りたいのですがおススメの勉強方法を教えてください」
といった相談がベスト3ですかね。
- 売れる営業マンになりたい
- 独立起業して成功したい
- 国家資格を取りたい
どれも、自分のスキルアップをして、収入を増やし、または自分の夢を実現したい、そういう願いなんでしょうね。
でも。
上記の四角枠で囲ったようなことを言ってくる人は、間違いなく希望は叶わないでしょう。
「どうすれば○○になれますか?」
という質問をしてくる人は大きな勘違いをしています。
何かを成し遂げるために、カンタンな裏技的なものがあるのではないか?
それを知れば楽して目標が達成できるのではないか?
そう思っているのでしょう。
そうでなければ、そんなこと聞いてきません。
何かを教えてもらって、カンタンに実現できるようなことなら、世の中の大半の人が思い通りの人生を歩めています。
それがなかなか思い通りにはいかなかったり、希望とは程遠い現実を生きていたりする人がほとんどではないですか?
それは、すべて「なにか方法を聞き出せば成功できる」と思っているからです。
自分が思い通りの成功を手に入れたいと思ったならば、人に聞くより先に
「行動」を起こすべきです。
どうやってやればいいのか?
を聞き出す前に、実際に「おそらくこうやってやってるのではないか?」と適当にアタリをつけて行動してみるのです。
まぁ、まず間違いなく100%上手くいきません。
でも、それでもしつこく何度でも適当にアタリをつけて行動してみるのが大事ですね。
そのうち、だんだん失敗のパターンが分かってきて、改善のアイデアも出てくるようになります。
そうしたら、その改善のアイデアを実際に行動して試してみればいいのです。
つまり。
考えたり、知ろうとする前に「動こう」としないとダメだってことです。
頭で理解することと、実際に出来ることは別物なのです。
遠回りすることが一番近道
「遠回りすることが一番近道」
僕は、この言葉が大好きです。
僕の座右の銘と言ってもいいぐらい。
ちなみに、誰が言った言葉だと思いますか?
この人です↓↓↓
これは、イチローさんがまだ現役だったころ(マーリンズ所属の頃ですね)、引退したばかりの稲葉さんと対談した時の内容です。
この対談は、YouTubeでも見れますが、僕はこの動画を何度も見ました。
スティーブジョブスのスタンフォード大での演説と同じぐらい見てます(笑)
この対談の中でイチローさんは、
苦労しないで効率的に技術を身に着けたとしても、それでは深みが出ない…
という独特の語り口で話しています。
僕は勝手な解釈ですが、カンタンに知ろうとしたこと、分かったような気になった事では何も実力にならないということだと解釈しています。
失敗を重ねて、試行錯誤して、見つけた技術や能力と
人に聞いてやってみてたまたまうまくいった技術や能力と
どちらが真の実力で、どちらが再現性があるのか?
ということなのだと思います。
なので、人に「どうやったら○○出来ますか?」と聞いてくる時点でもうすでに
成功しない確率100%なのですね。
成功する人は、「○○しようと思って、✕✕と考えて実際にやってみても上手くいかないけど、なんででしょう?」
と聞いてきますよ。
実際に自分で仮説をたてて、行動してみてから聞いてきます。
なので、考える前にまずやってみることが大事。
イチローさんと稲葉さんの対談の動画リンク(YouTube)を貼っておきます↓↓↓
すごく良い動画なので、ぜひ見てほしいです
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