趣味と仕事の両立で悩んでいる人っていますよね。。。
仕事と趣味。
昔から割と話題に上るような話ではあります。
近年は「ワークライフバランス」などというワードも定着してきました。
僕が子供の頃の昭和50年代や、高校時代の昭和60年代などは「趣味を仕事にすると不幸になる」と言われてました。
実際に僕の親も、先生も、そう言っていたと記憶しています。
その時は漠然と、
仕事は仕事。
趣味は趣味。
のような思考になっていたと思います。
僕が高校生から大学生の頃は、世の中はバブル経済で右肩上がりの経済成長率(そのように見えていただけかもしれませんが…)だったので、仕事を選ぶのも、いかにガツンと稼ぐことが出来るか、いかに大きな金額を動かすことが出来るかということが仕事選びの最優先事項だったかと思います。
僕は、大学を中退してしまって、なかなかアウトローな生き方を選んでしまったけど、僕の同級生たちはバブル崩壊後の就職戦線で、なかなか内定をもらえずに苦労していたようでした。
先輩たちはバブル崩壊前の就職で、初任給から高待遇だった大企業や、すごいお給料をもらえるようようなベンチャーとか、入ったはいいものの、すぐに会社が無くなったり、半ばリストラのような賃金ダウンがあったりとそれなりに大変そうだったですね。
話が横道に逸れました。
とにかく、お金のことを中心に仕事を決めていたし、仕事は仕事で趣味は仕事以外の時間を有効に使うということが常識でした。
それが、20年以上もたったのに、未だにそんな感じでしょうか?
よく、趣味はなんですか?とか、休みの日は何をしてますか?といった質問を受けることがあります。
僕はいつも答えに困ってしまいます。
なので、自分には趣味などないのだよなぁとずーっと思い込んでいたのですが、どうやらそうではないみたいだということが最近分かってきました。
自分のことながら。
僕は趣味がないのではなくて、趣味と仕事を明確に分けれてないということだったようです。
仕事は仕事、趣味は趣味ではなくて、仕事も趣味も全く同じ「生活」という括りでしか捉えていないということです。
こういうと格好いいですが、別に何も特別なことではありません。
僕という人間は、僕一人しかいないのだし、それが仕事の時と趣味の時とで人格や思考が変わるかといえばそんなことはないのです。
例えば、ゴルフをやっていても、それが趣味かと言われたら趣味なのでしょうけど、ゴルフをやりながら仕事の戦略のことを結びつけて考えていたり、仕事をしながらゴルフの攻略方法と重ね合わせていたり、別に何も変わらない自分がいるのです。
スティーブジョブスだってそう言ってたし
あのスティーブジョブスの有名な「スタンフォード大学でのスピーチ」で、
点と点がある日、繋がって線になる
ということを言ってましたよね。
僕は、あのスピーチが大好きなのですが、点と点が線になるということが、仕事と趣味にも当てはまると考えます。
遊びのようなことでも、ある日突然、人生の何かと繋がっていく瞬間が訪れるという感じ。
ひょっとしたら、繋がらないかもしれないし、むしろ繋がらないことの方が多いのかもしれないけど、繋がる時は繋がるのです。
繋がりそうなことだけを選んで生きていくことなど不可能なので、とにかく自分の興味のあることは仕事だろうが趣味だろうがなんでも手を出してとことんやってみること。
これに尽きるのではないかと思ってます。
村上春樹だって、ホリエモンだってそう言ってるじゃん
僕の大好きな(正確には大好きだった)村上春樹さんの文章の中に
「どんな髭剃りにも哲学はある」
という名文があります。
日頃何気なくやっている髭剃りにさえ、人生の教訓になるような「哲学」が存在するということです。
仕事でも趣味ですらない、日常の習慣からも人生を感じることが出来るのです。
また、ホリエモンさんも
「とにかくハマれ」
と言ってます。つべこべ言わずに好きなものにハマっていけば、いいということです。
下手に稼げそうとか、儲かりそうとかを考えるから、人生楽しくないし成功していかないのでしょうね。
つまり何が言いたいかというと…
仕事だ、趣味だと分けて考える必要はないということです。
今は、どんなことでもビジネスに出来るだけの面白い時代になってます。
僕たちが学生だった昭和末期から平成初頭は、まだまだ学歴社会、大企業信仰、優等生がもてはやされる時代でした。
僕のようなアウトローは受け入れてもらえない、勝ち負けの基準が規定されていたような時代でした。
今は、自分の好きなことを発信して、莫大なマネーを稼げる時代です。
アニメや釣りやゴルフや読書や料理や…そういった情報にお金が降ってくるのです。
誰よりも深くハマった人が勝てる時代。
仕事と趣味の両立が…などと言っている人は、確実に時代遅れとなっている可能性がありますので、ご注意を。
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