仕事をしている以上、社会人であれば必ず何かしらのプロフェッショナルであるかと思います。ではみなさんは自分のことを胸を張って「自分はプロだ」と言い切れますか?もし少しでも躊躇してしまうなら、この機会に「プロ」の定義を考えてみるのもいいかもしれません。
「プロ」とはいったい何をもって「プロ」なのでしょうか?
プロフェッショナルという言葉を調べると、下記のような意味になります。
(知的)職業の、職業上の、専門職にふさわしい、(知的)職業に従事する、専門職の、専門家としての、専門的な、プロ(級)の、くろうとの、本職の
日本では単純にお金をもらうのが「プロ」、お金をもらわないのが「アマ」というような意味で使われたりもします。
でも、単純にお金をもらったら全員がプロなのかということでもなさそうですよね。
最近はフリーランスや副業などが盛んになってきたこともあり、このプロとアマの境目が曖昧になってきているようにも感じます。
その反面、プロに仕事を頼みたいという気持ちも根強く残っているのではないかと思います。
では、プロとして認められるためにはどんなことが必要なのでしょうか?
僕が考える「プロとは?」ということなので、必ずしも正しいとは限りませんし、いろんな側面があることなので、あくまでも「こんな見方もあるね」といった参考にしてもらえばいいかと思ってます。
プロには3つの要素が必要
僕は常々、プロには3つの要素が必要だと思っています。
僕が仕事をしている上でお客様に提供できるものとして、これら3つの事がベースになってくるのだと思っています。
逆に、何か仕事を頼むときやモノを買う時などは、これら3つのことがすべて信頼出来て初めて安心して取引できるような気がしています。
では早速その3つをご紹介していきます。
プロとして認められるための3要素
その① 専門性
自社の商品やモノについての専門的な知識、技術的な理解、歴史的な背景など、詳細な知識や技術があることが大切です。
今やほとんどの知識がネットなどで情報として仕入れられる時代です。
その中で浅い知識だけでは、相手の方が詳しいという状況になってしまうケースも少なくありません。
なので、高い専門性を身につけないとお客様からは信頼されません。
もちろん、その専門性を分かりやすく伝える技術も大事です。
分かりやすく伝えるためには、モノの本質を理解していなければ伝わりません。
ネットでは知りえない専門的な情報を、分かりやすく伝える
これが出来る事がプロとして大切なことです。
その② 網羅性(もうらせい)
網羅性とは、そのモノや商品についてどんなことでも即座に答えられたり、自分の意見を発現出来ることだととらえています。
相手からは様々な質問が飛んできますが、それに対してすぐに的確な回答が出来るほど幅広い知識がプロには必要だと考えます。
①の専門性が垂直方向への知識だとしたら、②の網羅性は水平方向への知識です。
そのモノや商品だけのことではなくて、関連のあるモノや商品、時代背景や国の政策、今後の予測など紐づくあらゆることに精通していることがプロとして信頼されることだと思います。
ちなみに、これはニッチがいけないと言っているのではありません。
ニッチの中で「網羅」することが出来ていれば問題ありません。
その③ 実績
その人がそれまでに何をしてきたか、どんな成果を出してきたか、がプロとしては重要です。
こういうと、新人営業マンなどは実績もなく、無理じゃないかと思われるかもしれませんが、そういう場合は個人の実績以外を上手に利用することをお勧めします。
例えば、会社の実績をきっちり伝えることでもいいですし、先輩や上司の実績を詳細に研究して、それを伝えてもいいです。
つまりは、実績を語ることができればOKだと思ってください。
もちろん、自分の実績があれば一番いいのですが、新人や経験の浅い人が実績を語るなら、他人(会社)の実績を語ることでほぼカバーできます。
ただし、嘘はいけません。
実際に挙げた実績を詳細に研究して、自分の言葉で語ればいいのです。
つまり、相手が安心して聞く耳を持ってくれるのがプロ
専門性と網羅性と実績があれば、相手はあなたの話に耳を傾けてくれます。
プロとは、相手に信頼されてなんぼです。
信頼は安心感につながりますので、よりプロの意見を聞いてくれるようになると思います。
プロとして認められるための3要素
- 専門性
- 網羅性
- 実績
これらを意識して「プロ」として情報を発信していきましょう!
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