営業で実績を上げるとどこからともなく電話がかかってきます
営業で稼げるようになってくると、見知らぬ電話番号から電話がかかってくることがあります。
ぶっちゃけ言うと、すべて詐欺の電話です。
特に高額商品を扱っている営業マンに多いようです。
例えば、不動産営業、車の営業、保険の営業、ハウスメーカーの営業など。
詐欺の種類も様々ですが、そのほとんどはいわゆる投資詐欺です。
投資詐欺にもたくさん種類がありますが、僕にかかってきた電話の種類だけでも、
- マンション投資
- 先物取引
- FX
- 海外不動産
- 高級腕時計
- 美術品(絵画・シルクスクリーン)
- リゾート会員権
- クルーザー めっちゃありますね。
いったいどこから僕の連絡先を入手するのか不思議ですが、年収1000万円を超えてくると毎週何かしらの詐欺勧誘電話がかかってきます。
ポンジスキームの手口
これがすべてとは言いませんが、ほとんどの場合はポンジスキームという詐欺のからくりでだまそうとしてきます。
ポンジスキームとは?
ポンジスキームとは、約100年も前からある投資詐欺の仕組みです。
ポンジスキームという名前の由来は、アメリカ人のチャールズ・ポンジから来ています。
この人が編み出した投資詐欺の仕組みで、今なおその手法が受け継がれているのですから、ある意味すごい仕組みであることには間違いないです。
その仕組みは驚くほどシンプル。
「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。
ポンジスキームを利用した事件の事例
プラストークン事件
・2018年中頃に登場した仮想通貨ポンジスキーム
・ウォレットに仮想通貨を預けるだけで月利10%と謳われていた
・被害額は30億ドル(約3290億円)
・被害者は1000万人以上
・運営者6人(全員ではない)は2019年に逮捕されている
Bitclub事件
・2014年4月から運営されていた詐欺マイニングプール
・ビットコインマイニングするためにBitClubへ出資すると、配当がもらえると謳われていた
・被害額は約7億2200万ドル(約800億円)
・2019年12月に運営者3人が逮捕
・現在調査進行中
ナスダック事件
・ナスダック元会長のマドフ氏が行ったポンジスキーム
・富裕層が主なターゲット
・被害額は650億ドル(約6兆円)
・スティーブン・スピルバーグなどの著名人や、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、野村証券などの企業も被害にあった
・犯行は約25年間続き、マドフ氏は2008年に逮捕(懲役150年)
参考サイト:ポンジスキームとは?3つの事例を紹介
簡単に言うと、
- 少額の出資金を出させる
- 高利のリターンを約束
- 実際に配当を渡す
- さらに高額な出資をさせる
- 音信不通になる
このパターンですね。
簡単に儲かる話などない
結論から言いますと、簡単に楽して儲かる話などこの世にはありません。
楽して儲かる、簡単に収入が増える、高額な配当を約束という言葉は、全部「詐欺」です。
そもそも儲かるなら人には教えない
そもそも、そんなに簡単に儲かる話なら、人には教えずに自分で投資をしますよね。
それを人からお金を出させようとする時点で、絶対に出資する人に還元はありません。
マンション投資に引っかかった知人
僕の知人で2人ほと、ワンルームマンション詐欺に引っかかった人がいます。
もっとも、詐欺と言い切れるほど、法に触れてはないのがミソです。
つまり、違法ではないのです。
僕は地方に住んでいるのですが、購入したのは東京のワンルームマンションです。
サブリース契約をして家賃保証もついてる、節税になる(何の節税かは分かってなかった)、将来の資産になると言われて2ルーム、7000万円ほどの出資でした。
しかも、そのマンションの現物を一度も見てないのに。
でも、なぜか、管理費やら固定資産税やらの差し引きがあって、毎月1万円ほど持ち出しになってました。
そもそも毎月マイナスになる時点で投資としては意味をなしてないですし、入居者が変わるたびに修繕費をいくらか引き落とされているという、何をしているのだか分からない状態に。
さすがに、おかしいと気づいて処分しようとしましたが、当然、購入した価格で売却も出来ず、いまだに損を垂れ流している状態です。
まとめ
営業で成功したら、詐欺集団が寄ってくる。
気をつけましょう!
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