資格取得を考えるなら「業務独占のある国家資格」を狙う理由

資格取得・社会人の勉強
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世の中には「取っていい資格」と「取ってもムダな資格」の2種類がある

自分の仕事のキャリアアップに、就職活動をより有利に進めるために、資格取得をして独立したい…
資格取得を考える方にもいろんな考えがあると思います。

資格取得は無意味だ、ということを言う人もいますが、僕はそうは思いません。
資格取得が無意味かどうかは取得する資格によります。

世に中には「取っていい資格」と「取っても無駄な資格」の2種類があります。

その、取っていい資格を取得すれば、自分のキャリアのプラスにもなるし、就職活動もスムーズにいくし、資格によっては独立する足がかりになる可能性が大いにあります。

ぶっちゃけ言うと、

取っていい資格は
「業務独占のある国家資格」です。

取ってもムダな資格は
「それ以外の資格」です。

これには、賛否両論あるかと思いますが、僕が実際に取得して感じたことをベースに言うと、やはり「業務独占のある国家資格」が取ってよかった資格でした。

僕が資格取得にこだわる理由

僕がなぜ資格取得のメリットをいつも主張しているのか?というと、僕自身が資格取得で人生が変わったからです。
もっと的確に言うと、資格取得で救われたところが大きいと思ってます。

僕は、以前飲食店を経営してた時は、特に資格のことは考えていませんでした。
調理師の免許だけは持ってましたが、お店の経営には全く関係がない資格でした。

自己破産をする時に、自宅を売却したのですが、その時にみた宅建士(当時は取引主任者)、司法書士などの有資格者の仕事に衝撃を受けたのです。

自分が苦労して売り上げる数日分のお金を、たかが(ごめんなさい、その時はそう思ったので)書類に印鑑を押すだけでガサっともって行く姿をみてショックだったのです。

自分はなにかとんでもない間違いをして生きてきたのではないかと実感したのです。

それから、住宅営業の仕事を初めて、ある程度仕事を覚えてから、宅地建物取引士の資格を取得しました。
その翌年にはFP2級を取り、その2年後に行政書士資格を取得しました。

すべて国家資格ですが、FP2級だけは業務独占のない資格です。
宅建士と行政書士は業務独占のある国家資格です。

FPの資格を取った時はそうでもなかったのですが、宅建士と行政書士の資格を取得したからこそ、その後会社をやめて2度目の独立ができた大きな要因になりました。

FPだけの資格では独立は考えられなかったですが、宅建士と行政書士は独立をする上ですごく役立った資格です。

なので、僕は、資格取得をオススメするし、取得する資格によっては無意味な資格もあると言っているのです。

業務独占のある国家資格とは?

では、業務独占のある国家資格とはどんな資格でしょうか?

国家資格と民間資格の違い

これは、読んで字のごとく、国から認められたライセンスかそうでないかという違いです。

国家資格は国からもらえる資格なので、資格を与えるところは国の機関です。
ちなみに、行政書士は総務大臣から免許をもらっています。
(合格通知は、総務大臣と居住地域の知事との連名で送られてきます)

民間資格は、民間が設立した各種団体が認定する資格です。
社団法人などを作って資格制度を作り上げるのが一般的でしょうか。

〇〇協会、〇〇振興会などといった団体ですね。

なので、いってしまえば誰でも資格制度を創設できます。
国から認定される資格なのか、民間が勝手に(?)認定する資格なのかで、やはり信頼性も変わってくるように思います。

業務独占があるかないかの違い

業務独占とは、その資格がないとその業務を行なってはならないとすることを言います。

例えば、税理士は業務独占のある国家資格ですが、税務申告を業として行うのは税理士の資格がないとできないことになってます。

このように、その資格がないと仕事として実施することを禁止されていることを「業務独占」といいます。

もちろん、民間資格では業務独占が認められないのですが、
国家資格でも、この業務独占がない「名称独占」と呼ばれる資格も多く存在します。

名称独占とは、その名前を名乗れるのはその資格を持っている者だけということです。

例えば、僕が持っている「調理師」は業務独占がなく、名称独占のみとなります。
なので、調理師資格を持ってなくても、調理をしてお客様に提供することは出来ますが、「私は調理師です」とは名乗れないというだけの資格なんですね。

この名称独占・業務独占の話でいつも出てくる資格に「中小企業診断士」という国家資格があります。

この資格は、かなり難易度の高い難関資格なのですが、残念ながら業務独占がありません。
なので、この資格を持ってなくても企業のコンサル業務は可能なんですね。

業務独占のある国家資格を狙うべき

こう考えると、やはり「業務独占のある国家資格」の取得が今後の仕事に活かせそうな気がします。

国家資格だろうが、民間資格だろうが資格を取るのは大変です。
せっかく頑張って資格を取るなら仕事に役立つ資格の方がいいと思います。

業務独占のある国家資格を取得する3つのメリット

その① 特定の業務ができる

これは、当然なのですがその資格を持ってないとできない仕事に就けます。

例えば、土地の境界杭を入れて登記できるのは「土地家屋調査士」だけですし、人に医療を施せるのは「医師」のみです。
訴訟の代理人になれるのは弁護士のみです(一部の訴訟は司法書士や行政書士にも認められてます)

このように、その仕事につくためには特定の資格が必要なのが、業務独占のある国家資格です。

その② 就職や転職に有利

業務独占のある国家資格は、就職や転職に有利です。
僕がかつて勤めていたハウスメーカーでは、新卒の採用や中途入社の採用を検討する際に、「宅建士」の資格を持っているひとは優遇されていました。

それだけ、資格というのは一定の評価をされます。
これは、良いか悪いかではなく、事実としてそうなのです。

その③ 権威性を認めてもらえる

これは、結構重要です。

資格を持ってるだけで、同じことを言っても信用されたりします。
不動産の話を聞く時に、宅建士の資格を持っている人と持っていない人の話、どちらが信用されやすいでしょうか?

同じ内容の話でも、やはり資格を持っている人の方が信用されやすいです。
これを「権威性」といいます。

なので、話の信憑性を高めるために、自己紹介やプロフィールに必ずと言っていいほど「取得資格」の一覧があるのです。

この権威性を甘くみてはいけません。
それだけでビジネスが有利になるのなら、絶対に良いことだと思います。

業務独占のある国家資格一覧

業務独占のある資格は、たくさんあります。

参考URLとして「資格の取り方」というサイトをご紹介しますので、一度参考にしてみてください。

まとめ

資格取得はメリットが多いですが、取ってもあまり役立たない資格もあります。
せっかくなら、業務独占のある国家資格の取得を目指す方がよいと思います!

ちなみに、以前僕が書いた記事で「宅建試験を5ヶ月の独学で一発合格した私の勉強法」というのがありますので、宅建試験(業務独占のある国家資格です)に興味のある人は参考にしてみてください。

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