資格を取っても食えない?士業はオワコンなのか?
「士業」って言葉、かなり定着してきましたね。
最後に「士」が付く資格を持った人の仕事です。
弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士…
こういった、独占業務のある国家資格を持ってする仕事が「士業」ですね。
士業の資格を取るには、どれも簡単には取得できません。
どの士業でも「難関資格」以上の難しい試験になります。
昭和や平成初期の頃までなら、その資格を取ったらある程度の収入が見込めるような時代がありました(あったそうです)
でも、今や弁護士という最難関資格を持っていても仕事がなく、食えない弁護士先生がかなり存在するそうです。
税理士や司法書士といった比較的お世話になる機会の多い士業であっても、廃業していく先生が多くいるようです。
では、士業はオワコンなのか?
もはや必要のない資格なのでしょうか?
結論から言うと、僕はそうは思いません。
ただ、淘汰されて、本当に実力のある人が仕事を取れて、力の無い人は全く稼げないという二極化すると思います。
以前のように、資格を取っただけでは仕事は取れない時代であることは否定しません。
でも、それ以外に、士業には隠れたメリットがあるのをご存じでしょうか?
今回は、士業の隠れたメリットについて解説していきます。
士業の「ネームバリュー」に気づいてますか?
士業の隠れたメリットとは、ズバリ「ネームバリュー」です。
その資格を持っているということに対する人からの評価、イメージなどのことです。
僕は行政書士と宅地建物取引士という2つの「士業」で生計を立ててますが、
その資格を持っているということ自体で得られる利益は結構あります。
特に、行政書士の資格に関してはそうです。
行政書士を取り巻く環境は、オンライン申請や脱ハンコなどどちらかというと「行政書士不要論」が多くささやかれるものです。
事実、行政書士に頼まなくても、自分で書類の申請などは行えてしまうほど、情報が溢れています。
なので、実務で純粋に「行政書士」だけで利益を上げていくのは、不可能ではないにしろ、相当ハードです。
なので、僕がいつも思うのは、行政書士の肩書で信頼を得て、その信頼をベースにビジネスを展開していくという感覚です。
行政書士の有資格者だと言えば、申請関係に詳しい、法律に詳しい、しっかりしているなどのイメージを持ってもらえます。
(事実、ほとんどの先生はそのイメージ通りだと思います)
同じことを言っても、無資格者が言うのと、有資格者が言うのとでは、信頼の度合いが違ってきます。
士業のネームバリューをビジネスに活かす
士業としてのネームバリューを活かしつつ、自分のビジネスに活かす方法を考えていくのが、これからの「士業」としての仕事のあり方なのでは?と思います。
自分の商品を作って、集客して、セールスしていく。
このビジネスの流れの中に「士業」としてのネームバリューをはめ込んでいく感じです。
士業はますます先細りが起き、淘汰されていきますが、新しい仕事のスタイルで活かす方法はまだまだあります。
士業の先生もビジネスを真剣に学ぶ時代になったということですね。
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