【注文住宅】大手ハウスメーカーで「出来ない」3つのこと

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大手ハウスメーカーは安心。でも意外と不自由?

家を購入する選択肢は様々です。

分譲住宅(いわゆる建売り)を購入する、マンションを買う、中古戸建てを探す、中古マンションを検討する。

その中でも、一番自分の理想の家に近づけるのが「注文住宅」を建てるです。

注文住宅ですから、間取りから仕様からすべて自分の好きなようにオーダーできる
まさに「オーダーメイド」なお家ですね。

注文住宅はその分、予算が多くかかると言われていますが、現代ではかなりリーズナブルに注文住宅を提供している「工務店」や「ビルダー」と呼ばれる会社が多くあります。
いわゆる「ローコスト住宅」メーカーです。

ほとんど建売りに近い金額で「注文住宅」が建てられるのでうれしい限りです。

ただし、近年「ローコスト住宅」を建てる工務店やビルダーの
手抜き工事が問題になったり、
資金ショートしてあっさり倒産したり、

安心して建築を任せられない、不安があるという声もチラホラ耳にします。

その点、「大手ハウスメーカー」と呼ばれる会社は、大手資本で会社の倒産リスクも少ないし、補償も充実、クオリティも高い水準以上の上質な「注文住宅」を建てることが出来ます。

とは言え、価格は高額です。
安心安全を提供してもらえる代わりに、それ相当の資金計画になります。
とはいえ、今は低金利時代ですので大手ハウスメーカーの注文住宅も一般のサラリーマンでも無理なく建てられる可能性が大きくなってます。

一生に一度の住宅購入。
思い切って「大手ハウスメーカー」で注文住宅を!

と、決め込む前に、知っておいてほしいことがあります。

今回は、

「安心の大手ハウスメーカーで出来ない3つのこと」を解説します。
大きな買い物、特に高額になる大手ハウスメーカーの注文住宅で、これを知らずに契約してしまうと後で後悔することになってしまいます。

「こんなはずでは…」
とならないために、大手ハウスメーカーと契約する前にこれだけは知っておいてほしいことを紹介します。

この記事を読んで、大手ハウスメーカーの良いところだけでなく、デメリットも認識したうえで家づくりを検討してほしいと思います。

この記事は元・大手ハウスメーカー店長が書きました!

井ノ口将久です!

私(井ノ口将久)は、元・大手ハウスメーカーの店長職でした。
多くのお客様の注文住宅のお手伝いをしてきましたので、大手ハウスメーカーについては、内情も含めて長所・短所共によく知っています。

私がご契約する際は、見積もりも出来るだけ後から跳ね上がらないように詳細に作って、なおかつ「出来ること」と「出来ないこと」をしっかりご説明してから契約を頂いてました。

なので、幸いにも私のお客様から、後から「思っていたのと違う!」という苦情を頂いたことは一度もありません。

ただし、営業マンによっては良いことばかり言って契約を迫ったり、そもそもデメリットに気づいてない(感覚がマヒしている)営業マンも驚くほどたくさん存在しています。

多くの営業マンは悪気の無い善良な営業マンですが、そこまで説明しない場合もあり得ます。

なので、今回の記事を少しでも参考にしてもらえたらと思います。

【注文住宅】大手ハウスメーカーで「出来ない」3つのこと

その① 特殊な施工は敬遠されがち

注文住宅で建てる以上は、理想の間取りや設備にしたいですよね。
それがオーダーメードで建てる醍醐味です。

凝った内装や、オリジナルの設備、海外製の調度品など、家族のこだわりをすべて反映したいとところです。

ただし。

大手ハウスメーカーの場合は、特殊な施工や難しい設備などは敬遠されがち。
メーカーによっては
「指定のモノの中から選ぶ以外禁止」
というルールを設けているところもあります。

理由は、補償と施工方法によるところが大きいです。

ハウスメーカーは手厚い保証とアフターサービスが「ウリ」になってます。
なので、イレギュラーな施工や設備を導入して、それが保証できるのかどうかハッキリしないというリスクを抱えることを嫌うのです。

また、どの建物もクオリティーを一定に近づけるため、施工方法や手順、使う部材を揃えているという事情もあります。
なので、特殊な施工や設備導入は、メーカーの基準施工方法に適合しない場合が多く、非常に嫌がる傾向にあります。

なので、特殊な施工などは敬遠され、メーカー推奨の施工や設備でまとめられるケースが多いです。

その② 工事日程を自由に選べない

注文住宅は打合せ~工事~引き渡しまで、時間がかかります。
早いところで6ヶ月、時間のかかる所で1年ほど。

なので、おおよその工事日程は契約時に決まりますが、細かい日程はお客側から指定できないことが多いです。

例えば、日柄(大安とか仏滅とか)を気にする人も配慮はしてくれますが、ピンポイントで
「この日に着工して」
という希望が通るとは限りません。

理由は、大手ハウスメーカーの生産体制にあります。
大手ハウスメーカーは、全国規模で建築を行っている会社ですので、資材の配送や施工技術者(大工や内装業者・職人など)をシステムで管理してます。
その順序を乱すようなスケジューリングが難しいため、大まかな日程の希望は通せても、細かな日程の希望は通らないことが多いです。

建築は順番が大事なところもあるので、例えば、電気工事の入るタイミングがズレると、そのあとのクロス工事の時期もズレていき、そうすると他の現場のタイミングも…と連鎖的に工期が乱れるので、個人個人の希望を細かく合わせることが難しいのです。

さらに、企業体である以上、効率を求められるところはあるので、最短で効率的に多くの建築をこなす必要があるのです。
そのため、工事日程はある程度ハウスメーカー任せになる可能性が高いです。

その③ 完全分業制で責任の所在が曖昧になりがち

大手ハウスメーカーは、完全分業制を引いているところもあります。

営業は契約まで。
契約後は設計担当が。
打合せ終了後は工事監督に。
引き渡し後はメンテナンス担当を。

という具合に、次々に担当者が入れ替わっていく場合があります。

そうなると、
「営業さんに言っておいたのに、工事監督は知らないと言っている」
「設計さんに変更依頼したのに、実際には変更前のまま施工されている」
「営業さんが言っていたことと、設計さんが言っていることがまるで違う」

というようなことが起こりがちです。
しかも、責任の所在が曖昧になってしまい、満足な対応をしてもらえないケースもあります。

大手ハウスメーカーの「完全分業制」の弊害ですね。

まとめ

【注文住宅】大手ハウスメーカーで「出来ない」3つのこと

  1. 特殊な施工は敬遠されがち
  2. 工事日程を自由に選べない
  3. 完全分業制で責任の所在が曖昧になりがち

大手ハウスメーカーは、大手ならではの「質の高さ」「クオリティの一定感」「保証の手厚さ」「アフターサービスの充実」といった他ではマネのできないメリットもあります。

そのメリットを得られる代わりに、今回挙げた3つのことは、ある程度受け入れることが出来れば、大手ハウスメーカーで注文住宅を建てることに満足されると思います。

いきなりモデルハウスへ行くのは非効率。まずは下調べをしっかりと。

ハウスメーカーはモデルハウスがあり、実際の建物を見ながら営業マンに説明をしてもらえます。

とはいえ、いきなりモデルハウスへ出向くのは非効率です。
ハウスメーカーは多く存在しますし、営業マンのレベルも高いので、自分にピッタリのメーカーでなくても、「何となく雰囲気で」
「このメーカーいいな」
と思いがちです。

なので、モデルハウスへ出向く前にしっかりと下調べをして、自分のイメージや予算に合うハウスメーカーを厳選してから、実際にモデルハウスへ行きましょう。

今は、ネットで調べられる時代ですので、十分調べたうえで出向いた方が間違いのないハウスメーカーを選ぶことが出来ます。

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もっと効率的にハウスメーカーの下調べをするなら、複数のハウスメーカーの資料を一括で請求できるサイトを利用するのもいいですね。

僕がおススメするなら、
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まずは、こういったサイトで複数の資料を集めて、厳選してから実際にモデルルームへ出向くことをおススメします。

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