部下とのコミニュケーションって難しいなぁ。良かれと思って話るんだけど…
部下は上司の事を想像以上に注視してますよね。自分も若手の時には上司の細かい態度が気になりませんでしたか?
部下がついてこない…と悩んでいませんか?
部下のマネジメントって一筋縄ではいきませんよね。
良かれと思ってやったことでへそを曲げられたりすることも、しばしばあります。
部下は上司の事を細かいところまで気にして見てます。
上司が部下を評価することよりも、部下が上司を評価している機会の方が断然多いということです。
常に品行方正である必要はありませんが、仕事に向かう一貫性はないとダメですね。
そんな中で、部下から見放されてしまう、見限られてしまう3つのことを書きたいと思います。
こんな人に読んでもらいたい
部下が自分についてこない、上手く指示が伝わらない、報告も上がってこない、チームの業績が悪いと悩んでいる管理職の人。
大きなスキルは不要なので、今日からすぐに実践できます。
実はちょっとしたことを部下は見逃さない
何も超優秀な上司である必要はありません。
部下はそういうところではなくて、日々のちょっとした言動に対して厳しい目を向けているのです。
このちょっとした言動に気を付けるだけで、部下からは一定の敬意を払ってもらえますし、上司からの指示も素直に受け取ってくれるはずです。
僕が住宅営業をしていた時の上司が、本当に今日あげる3つのポイントをしっかり行っていて、僕自身、いつも安心して「報告・相談・連絡」を行うことが出来ました。
このいわゆる「ホウレンソウ」が頻繁に行われると、組織としては活性化して良い方向へ向かいます。
なので、チーム全体の成果を出すためには、上司の態度が重要になってくるということです。
部下から見限られる3つの態度
では、順に3つのやってはいけない態度を書いていきます。
どれも本当にちょっとしたことです。
その① 部下から話しかけられたときに手を止めない
無意識にやってる人、多いと思います。
パソコンで何か入力しながら部下の話を聞いていたり、資料に目を通しながら話を聞いていたり。
自分では作業しながらちゃんと聞いているつもりかもしれませんが、部下からするとそういう印象は持ちません。
上司からすると、話しかけられる内容自体が取るに足らないような小さな事だったりすると、ついぞんざいに聞き流してしまいがち。
どんな小さなことでも部下から話があった時は、手を止めて相手の方に顔を向けて話を聞いてください。
確かに、面倒で非効率かもしれません。
部下は部下で勝手にやればいいと思う人には不要かもしれませんが、チーム全体を円滑にコントロールしたければ大事なことです。
電話も同じ。
忙しい時に電話をかけて相談を持ち掛ける部下もいます。
僕も電話は嫌いなので「イラっと」しますが、そこは抑えて、しっかり話を聞くようにしています。
住宅営業時代の僕の上司だった人は、これが徹底してました。
僕が相談に行くと、いつも自分の手を止めて目を見て話を聞いてくれました。
ちゃんと聞いてくれることが分かっているので、上司が忙しそうな時は遠慮もするようになりましたし、その上司からの指示やアドバイスは素直に聞き入れられるようになりました。
なので、部下から話かけられたときは仕事の手を止めて相手を見て話を聞く。
これって小さなことかもしれないけど、大事なことです。
その② 命令と指示をごっちゃにしている
部下が相談に来た時に、上司は何かしらのアドバイスをしてあげるものです。
その時に命令と指示をごっちゃにしている人を見かけますが、これが要注意です。
ちなみに、命令と指示の違いについて「ビズ式」さんのサイトから引用します。
命令とは?
「命令」の意味・使い方
「命令」の意味は「上位の者が下位の者に対して、あることを行うように言いつけること」です。
意味にもあるとおり、「命令」は上下関係が存在する関係において成立する言葉です。
たとえばビジネスシーンでは「業務命令」や「指揮命令」「社長命令」といった使い方をしますよね。
なお、「指図」は人に対して使いますが、「命令」は対象が人に限らず、団体や企業に対しても使います。ちなみに「指示」よりも強制力が強いですが、「指図」のように「命令」という言葉だけでネガティブな意味合いは含みません。
指示とは?
「指示」の意味・使い方
「指示」の意味は「物事をそれと指し示すこと。指図すること。命令」です。
「指示」は仕事の方法や物事のやり方を指し示すことを表す語です。
「指示」の「指」の漢字には「ものさし」、「示」には「しめす」という意味があるとおり、文字の成り立ちからもそのニュアンスが伝わりますね。
なお、強制的な印象や威圧的なニュアンスはそれほど強くなく、事務的な事柄に関して使われます。
ビジネスシーンでは「上司の指示を仰ぐ」「指示を受ける」「的確な指示を与える」といった使い方をします。
部下からの相談に対して「命令」で答えるのは、部下としては面白くないのです。
部下には部下なりの考えや希望があって、それを聞いてあげなければいけません。
命令は、そういった部下の気持ちを考慮せず「こうしろ」と文字通り命令することになります。
これを繰り返していると、部下はやる気をなくすばかりか、上司に相談することさえしなくなります。
「どうせ、○○と言われて終わりだ」
のような捨て鉢な考えに変わっていきます。
対して「指示」は、部下の話を聞いて、それを尊重した上で正しい成果が出るように指示すことです。
「○○をやりなさい」ではなく、「○○をするべきではないか?」というような話になります。
本当に微妙かもしれません。
ひょっとしたら命令してるつもりなど無いのかもしれません。
なので、自分は「命令になってないか?」と常に確認することが必要です。
部下も自分の話を聞いたうえでより正しい選択肢を投げてもらえる上司を頼りにするようになります。
その③ さらに上の上司をいつも気にしてる
主任であれば係長を。
係長であれば課長を。
課長であれば部長を。
部長であれば取締役を。
上司のさらに上の上司をいつも気にしているのは、部下にとっては残念なポイントです。
組織ですから、仕方ないのですが、常に上司の事ばかり頭にある上司には相談してもむなしいものです。
「俺はいいけど、課長がOKしないかも」
「部長の考えにフィットしてるね」
など、上司の顔色を窺ってばかりの人には話す気がうせますよね。
せめて「課長には俺からも掛け合ってみるよ」ぐらい言ってほしいものです。
さらに上の上司の意向は確かに重要ですが、それをあまりストレートに出さない事。
これが部下を引き付けるポイントになります。
まとめ
部下に対する態度をここまで気を使わなくてイケナイの?
と思いましたか?
確かに、なぜそこまで…という気持ちも分かります。
上司は部下に対してマウンティングする役職ではありません。
部下が正しく独り立ちして、なおかつチームの成果を上げるようにコントロールするのが上司の仕事。
今日挙げたちょっとしたことを気を付けるだけで成果が変わってきます。
部下から見限られる3つの態度
- 部下から話しかけられたときに手を止めない
- 命令と指示をごっちゃにしている
- さらに上の上司をいつも気にしてる
今日から出来ることばかりですので、一度実践してみてほしいです。
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