ビジネスの強みと弱み【弱みは強みの種】

マーケティング・スキル
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ビジネスの強みが無い…と悩んでませんか?

ビジネスは、競合相手が持っていない自分の強みを活かして勝負していくものです。

それは、対企業であっても、対個人であっても変わりません。
企業同士なら競合に打ち勝つ「強み」を。
個人であれば同期の仲間に打ち勝つ「強み」を。

「それは分かってるけど、自分には強みと呼べるものがないんだよ」

そう嘆く人が意外に多い印象です。

戦う相手は強みを活かして業績を上げているけど、こちらはそこまでの強みがなくて、ズルズルと勝てない状況が続いているという人、いませんか?

確かに自分の強みを見つけるのは、難しいです。
相手の強みの分析なら比較的簡単に出来るのに、自分の事となったら途端に分からなくなってしまいますね。

相手の強みの土俵で戦ってはダメ

相手が実績を上げていると、つい、その方法が正しいと思ってしまいがちですね。

ただ、相手が実績を上げているのは、相手自身の強みで戦っている場合がほとんどです。
その方法を真似てみたところで、勝つ確率は高くありません。

仕事や勉強の格言に「学は真似ぶ」という言葉があります。
他者の良いところを真似てマスターする事でスキルを上げていくという事です。

もちろん、スキルアップする事に関しては、できる人の真似をすることは悪いことではありません。

まずは、真似から始めて基本をマスターしたらオリジナルにアレンジしていく。

これはある意味僕も正しいことだとは思います。

ただ、強みと弱みを意識した戦略レベルでは、真似ることのリスクを考えなくてはなりません。

相手のスキルを真似るのはいいけれど、相手の強みの土俵で戦略的な真似をしても成果は出にくいと思います。

自分の強みは、オリジナルで作り出してアピールしていかないとダメです。

では、どうやって「自分の強み」を作っていくのか?ということを解説していきます。

自分の弱みが「強みの種」

実は、自分の「弱み」こそ「強み」に変換できる可能性が高いのです。

弱みが強みの種?

なんかピンときませんかね(笑)

弱みを上手に強みに変換できれば、競合は手を出せない土俵で勝負ができます。

どんな事でも表裏一体

僕は、常々、どんな事でも表裏一体だと思っています。
良いところがあれば、裏を返せば悪い事になるし、
悪いことがあっても、裏を返せば良い事になる。

世の中の物事は全て表と裏があって、どちらの角度からそれを見るかによって捉え方が変わるのだと思います。

例えば、
「几帳面」という良い面がある人も裏を返せば「神経質」だったり。
「大雑把」という悪い面がある人も裏を返せば「おおらか」だったり。
「迅速」という良い面がある人も裏を返せば「せっかち」だったり。
「遅速」という悪い面がある人も裏を返せば「丁寧」だったり。

物事は全て表裏一体なのです。
と、いうことは、自分が弱みだと思い込んでいることも、裏を返せば「強み」に変換できる可能性があるということです。

もしも、自分の弱みは相手にとっての強みでもあるわけですから、自分の弱みを強みにしてしまえば、相手は手出しできなるという事になります。

弱みを強みに変換するコツ

弱みを強みに変換するコツは、自分の弱みをよく把握する事です。
なぜ自分はそれが弱みなのかを分析してください。

なぜ弱みを分析するのかというと、弱みの原因が自分の個性である場合がほとんどだからです。

例えば僕自身のことを言うと、僕はかなりの「飽き性」です。
なんでもすぐに飽きてしまい、長続きしません。

これを分析すると、僕はとにかく好奇心が異常に強いということが分かりました。好奇心が強いので、何かに興味を持つとそれに集中してしまい、興味のある事にすぐ手を出してしまう。
そうしているうちに、また別のことに興味が移ってしまい、今度はそちらに手を出していく。
これが僕の「飽き性」という弱みの分析です。

では、これを強みに変換するならどうするか?

好奇心があってすぐに手を出してしまうというのは、情報を集めてすぐに行動に移せる行動力もあるという強みに変換できます。

なので、一つのことをじっくり練り上げていく作業には向きませんが、何か面白そうなことを見つけて、人に紹介して提案していく「企画屋」のような仕事には向いているのかもしれません。

まぁ、僕が本当に「企画屋」に向いているのかどうかは置いておいて、考え方としては、このような考え方のコツとしてはこんな感じです。

弱みを強みに変える事例

弱みを強みに変える事例をもう少し考えます。

例えば、工期が長くかかってしまう建築屋さんは、他の会社よりも引き渡しまで時間がかかってしまいます。
早く住み始めたいお客様に対しては工期の長さは弱みになってしまいます。

そこで、時間はかかるが丁寧な仕事、職人気質の仕事をするという強みに変えるとどうでしょう?
早く雑に作られるより、そっちの方がいいと思うお客様には強みになります。
また、工期の早い建築屋さんにとっては実に「嫌な」競合相手になります。

例えば、ベテランの美容師しかいない美容院はどうでしょう?
今流行りのヘアスタイルなどは若い美容師さんとは勝負にならない。
ならば、いっそのこと「中高年専門美容院」として売り出せばニーズはあるはずです。
年配の方特有の髪の悩みや、ウィッグの相談、来店時にも気兼ねなくゆったりして頂く空間。これなら「年配美容師」としての強みを活かせます。
これは、若い美容師さんが経営している美容院には出せない強みです。

まとめ

ビジネスで戦っていくためには自分の強みを押し出していかなければなりません。

ただ、自分の強みを見つけるのは結構難しいです。

その時は、自分の弱みを分析して、その弱みを強みに変換できないか?を考えるといいです。

自分の弱みが強みの種

そう思って、ライバルが嫌がる「強み」を策定していきましょう。

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