転職や独立、定年退職など、職場を去る時はできるだけ円満に終わらせたいですよね。
そんな時に分からないのは、退職の挨拶回りはどこまで、何をしなくてはならないのか?ということです。
辞めた後から「非常識」と思われるのも嫌だし、そうかと言ってあまり過度にやりすぎるのも…
この記事では、退職時の挨拶回りの常識とマナーについて解説します。
この記事を読んで、退職時の作法をスマートに行って下さい。
他部署の上司?社長?かつて所属した部署の先輩? どこまで挨拶に行けばいいの?
一番頭を悩ませるのが、社内のどこまで挨拶回りをすればいいのか?ということです。
会社の規模によっても違いますが、社員が50名ほどの会社であれば、社内全員にご挨拶に回ってもいいと思います。
ただ、それ以上の人数が働いている会社だったり、営業所同士が遠方だったりする場合はそうもいきません。
では、どこまで挨拶回りをすればいいのでしょうか?
部署内の上司
これは、直属の上司ですので、あいさつしないという選択はありません。
必ずあいさつに行きましょう。
例え嫌いな上司であっても、そこは大人の対応として「お世話になりました」の気持ちを込めてご挨拶するべきです。
他部署の上司
これは、自分とどれだけかかわりがあったかにもよります。
さほど親しくなくても業務上連携しているような部署の上司には挨拶をしておくべきでしょう。
カンタンなごあいさつ程度でもいいので、挨拶回りしておくべきです。
社長
退職願い(退職届)は、社長宛に提出するのが一般的ですので、本来なら真っ先に挨拶をしに行くべきです。
ただ、会社の規模によっては、社長と会ったこともない…というような場合もありますし、社長自体が多忙で社内にほとんど居ないというケースも多いので、現実的には挨拶をしない(出来ない)ことが多いです。
かつてお世話になった先輩
所属部署に関わらず、お世話になった先輩には挨拶に行くべきです。
部署が違うから…という理由で遠慮する必要はありません。
好きではない先輩には行かなくてもいいと個人的には思ってます(笑)
挨拶状はメールでもOK?
直接の挨拶とは別に、退職日の当日に挨拶状を届けるのがマナーです。
ただし、現在では、メールで済ます人も多く、メールで退職の挨拶を残すのも失礼にはあたりません。
直接ご挨拶した人も含めて、広い範囲に挨拶メールを送ってもいいと思います。
社内への退職挨拶メールのひな形を掲載しておきます。
件名:退職のご挨拶(名前)
本文:
○○部○○課の皆様、お疲れ様です。
私事で恐縮ですが、このたび、一身上の都合により○月末で退社することになり、本日が最終出社日となりました。
本来であれば直接ご挨拶をすべきところ、メールでのご挨拶にて失礼いたします。これまで皆様には大変お世話になり、心よりお礼申し上げます。
業務を通して数多くの方から様々なことを学ばせていただきました。
この会社で培った経験を、今後も活かしていきたいと思っています。なお、今後の連絡先は下記となります。何かございましたらこちらへご連絡をいただけると幸いです。
メール:xxx@xxxx
携帯:xxx-xxx-xxxx最後になりましたが、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今まで、本当にありがとうございました。(署名)
社外の取引先やお客様への挨拶状は必要?
社外の取引先や、お世話になったお客様への挨拶状は、それまでの会社の習慣などによるところが大きいです。
特に、お客様への挨拶状は、控えるようにしている会社も多く、その辺りは上司と相談して決めてもいいでしょう。
社外の取引先などに対しては、退職時に丁寧にご挨拶していても悪い印象はありません。
なぜなら今後も新しい担当者でお付き合いを継続していくので、退職者がきっちりとご挨拶をして引き継ぐ形にしておくのは良いことだと思います。
社外の人への挨拶状は、さすがにメールではなく、文書をお送りすることが望ましいと思います。
本来なら会社の経費で印刷・発送してほしいところですし、それでOKなら問題ないです。
ただ、個人的には、最後の挨拶文はあくまでも自分個人の感謝の気持ちを表すという意味を込めて贈るのが大切だと思うので、あえて、ここは「自腹」で挨拶文を印刷・発送することをおススメします。
その際には、ネットで安く早く印刷できる「ビジネス挨拶状専門のネット印刷」サービスがあるので、参考までにリンクを貼っておきます。
「ビジネス挨拶状専門ネット印刷サービス」
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退職時にお菓子を配るのはマスト???
退職時に部署ごとに菓子折りを配る習慣がある会社、多いですよね。
これって、絶対必要なの???
と思われる方もいると思います。
結論から言うと、特に決まりはありません。
実際に、会社として食べ物を配ることを禁じているところもありますし、雇用形態によっては、そこまでやらなくても…というような雰囲気なるケースも正直あります。
(例えば、短期アルバイトの退職の時とか)
これも、感謝の意思表示ですので、日ごろからお世話になった同僚たちへお菓子のギフトを残していくのは、僕個人としては良いことだと思ってます。
頂く方にしてみても、絶対に悪い気はしないはずなので。
お菓子はどんなものをチョイスすればいいのか?
では、実際にお菓子を配るとしたら、どんなものがいいのかポイントを3つ解説します。
退職時に贈るお菓子のポイント① 個別包装のお菓子がベスト
社内で食べてもらうことを考えると、個別包装であることがベストです。
ホールケーキのような切り分けないとダメなものは絶対ダメ(笑)
また、個別包装と言っても、プリンや水ようかんといったスプーンですくって食べるようようなお菓子も食べにくいのでNG。
できれば気軽に食べられる個別包装のお菓子にしましょう。
退職時に贈るお菓子のポイント② 価格は1人あたり200円~300円
価格は、あまりに安いものではダメですがそこまで高額でない方がいいです。
あまり高いと恐縮してしまうし、安いとちょっと失礼っぽいですね。
目安は1人あたり200円~300円程度でいいとは思います。
(それでも、それなりにしますね…)
退職時の年齢や役職によっては500円程度まで上げても問題ありません。
退職時に贈るお菓子のポイント③ 常温保存のモノを選ぶ
職場に冷蔵庫があるような環境ならまだいいかもしれませんが、基本は常温保存が出来るお菓子がいいです。
冷蔵や、アイスクリームのような冷凍のお菓子は避けましょう。
シンプルに食べにくいし、保管もめんどくさいし、手を伸ばしにくいです。
退職時に贈るお菓子 おススメの品
退職時に贈るお菓子は、普通に近くの洋菓子屋とか和菓子屋で購入してOKです。
ただ、近くのお店では社員の人も「いつも食べてるものだな…」と思ってしまうかもしれませんので、最後ぐらい、少しセンスの違いをチラ見させて締めくくるのも悪くありません(笑)
そんな、こだわりの人向けに評判のいいギフト用お菓子のサイトを3つ紹介します。
シーキューブ
ネット通販でも人気の洋菓子店。
焼きティラミスや、サクッチ・ホロッチなどが話題のお店です。
サニーアソートなどの、焼き菓子の詰め合わせも種類が多く、ギフト発送対応なのでおススメです。
下にリンクを貼っておきますので、参考まで。
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KSFG ONLINE SHOP
和菓子と洋菓子を融合させたようなお菓子で有名なショップです。
「グラッ茶」「たまごプリンマドレーヌ」「大阪チーズイカスミ煎餅」など、ぱっと聞くだけでは「?」なネーミングのお菓子がおおいですね。
ただし、サイトを見ると分かりますが、どれも職人が本気で仕上げた美味しそうで上品なお菓子ばかりです。
下にリンクを貼っておきますので、参考まで。
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森半
森半は「宇治抹茶」のスイーツですね。京都の老舗感と抹茶スイーツのオシャレさがたまらない感じです。シンプルに「お茶」も販売してますので、本格抹茶スイーツが期待できます。
下にリンクを貼っておきますので、参考まで。
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まとめ ~今後のキャリアのためにも円満に~
今回は、退職時の挨拶回りのことを解説しました。
ただ、これも絶対という決まりはありません。
要するに、退職する側の気持ちの表れなので、しっかり感謝の意が伝わるように退職をすることが一番です。
退職後も末永く関係を保っていくことに損はありません。
退職したらそれっきり…というのはもったいない話です。
なので、出来る限り退職は円満にして、その後のキャリアにもプラスになるようにしたいものです。
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